熊本熊的日常

日常生活についての雑記

汗だく

2010年11月09日 | Weblog
陶芸で、そろそろ装飾技法もいろいろ試してみたほうがよいのではないか、と先生からの助言があり、さっそく成形したばかりの皿と鉢に化粧を施す。茶碗のように垂直方向に造形されたものは内外両側に化粧を施すことができるが、皿のように水平方向に造形したものは形状が不安定なので、内側だけに施すのだそうだ。外側にも化粧をすると、化粧の水分で形状が保持できなくなってしまったり、割れてしまったりするのだという。化粧は、まだ紐作りで作っていた頃に、一度だけコーヒーカップに施し、掻き落としで鯉を描いたことがある。今回は単純に化粧水をかけるだけにする。この後、素焼きをして、さらに施釉をすることになる。久しぶりの化粧だったので、皿のほうは先生にかけて頂く。それを参考に鉢は自分でかける。手に汗、というと大袈裟だが、慣れないことに挑むのは、どのようなことであれ、緊張を伴うものだ。

陶芸の後、無印に寄って、注文しておいた浄水器の内容器を受領する。飲料水や料理に使う水は溜め置き式の浄水器の水を使っている。無印良品製で、この春にカートリッジの仕様が変更になった。カートリッジを据え付ける内容器が変更前後で互換性がない。旧カートリッジの買い置きがなくなりそうになってきたので、こうして内容器を準備することになった。製品開発には旧製品との互換性も考慮して欲しいものだが、コストを抑えようとすれば互換性を犠牲にしなければならない事情も理解できる。内容器の交換で新旧継続させるというのが妥協策ということなのだろう。ちなみに内容器は税込み500円で、カートリッジは新型が1,200円で旧型よりも700円安くなった。新旧とも日本製だが、旧型のほうは製造者の表示が無い。新型は三菱レイヨン・クリンスイ株式会社とある。

無印を出て、東急ハンズへ向かう。今度、木工では茶碗類を収納する箱膳のようなものを杉板で作るつもりでいる。その杉板を買うのである。木材料は郊外のホームセンターに行けばハンズや都心型のホームセンターよりは安く入手できるのかもしれないが、郊外店舗は車がないと行きにくい。木を調達するためだけにレンタカーを使うのもおかしなことだし、今回のところは木とサンドペーパー以外に買うものがないので、多少割高でもハンズを利用するのが現実的だ。品質もハンズのほうがホームセンターよりは心持ち良い気がする。

ちなみに、今日購入したサンドペーパーは1500番と2000番の耐水ペーパー。底に皹が走っている陶器を金継で補修しようとしているのだが、はみ出した漆を落とすのに、こうした目の微細なサンドペーパーを使うのである。

さすがに都心店舗では大きなサイズの杉板は置いてないので、幅15センチのものを継いで使うことになる。それでも、なかなかきれいな木目の板が手に入った。これを梱包してもらって、抱えて住処へ戻る。今日は少し気温が高めだったので、汗だくになる。JRの駅のほうは人通りが多いので、大きな荷物を抱えての通行は避け、都電に乗って帰ることにする。平日昼間でも空いてはいない。庚申塚で下車し、駅に面している甘味屋で御萩でも食べてから帰ろうかと思ったが、店内が混雑していたのでそのまま帰る。

杉板は梱包を解かず、このまま明日、木工に持参する。シャワーを浴びて汗を流し、一服してから出勤する。