人と知り合うということが楽しくて、なるべく既存の人間関係の延長にありながら、今まで行ったことのないところへ出かけるように心がけている。昨日は町内会長の紹介で知り合ったFINDのオーナーの岩崎さんを訪ね、個展の打ち合わせをさせていただいた。今日は菅野さんのAERO CONCEPTの新たな取り扱い店であるアスプルンドへ出かけて、初対面の店員さんと話をしてきた。
EBIS i-Mark Gateという駒沢通りに面した商業ビルの2階にその店はあるのだが、このビルは営業店舗があるのが2階だけで、他のフロアは空き店舗だ。通常、新しいビルは竣工時にテナントが埋まっている状態であるものなのだが、不景気とは言いながら、恵比寿・代官山地区の幹線道路沿いでこの状態というのは衝撃的だ。恵比寿駅からこのビルに至る途中で建設中のビルがあり、これもどのような状態で竣工するのか興味がある。
店のほうは個性豊かなインテリア類が並ぶ雰囲気の良い空間だ。AERO CONCEPTは入口すぐの店舗内の一等地に置かれている。売り物の新品よりも装飾として使われている菅野さんの私物の大型スーツケースのほうが存在感がある。新品を使い込むとどのような姿になるのかというイメージを表現するには上手い展示だと思う。ただ、使い方によって年季の入り方は違うので要注意だ。年季の入り方は生き方を反映する、というと大袈裟だろうか。しかし、モノが使い手の生活を、その背後にある生活観や哲学を反映するのは確かだろう。作り手の側からすれば、その製品にふさわしい使われ方をして欲しいと思うのは当然で、開店からしばらくは菅野さんが毎日のように店を訪れていたそうだ。
アスプルンドを後にして、大学の勉強で使う製図用具を調達するため新宿の世界堂へ行く。必要なものを一遍に揃えてしまうつもりで行ったのだが、製図板がそれなりの大きさで、「軽量」と謳いながらも3kgほどもあるので、今回は製図板以外のものを買い揃え、製図板は日を改めて買いに来ることにした。製図用の筆記具や製図器一式などを買い、ついでに先日、橙灯でお目にかかったカモ井加工紙の人が語っていた「mt」ブランドのマスキングテープを発見したので、試しに1つ買ってみた。いざ、支払を済ませようとすると、レジの前には長蛇の列。平日の午後だというのに、一体みんな何を買っているのだろうと不思議に思う。製図用品がある2階は紙や板などの品揃えも豊富で、私が木工で作った陶器の収納箱に使ったアクリル板もここで購入した。レジの列に並んで、レジから離れていく客を眺めていると、若い女性が巨大な平面物を抱えて行ったりする。あの板だか紙だかで何が出来上がるのだろうか、と好奇心が湧き上がる。しかし、ここで列を離れるわけにはいかない。平日の都心の大型店舗は年配客がやたらに多いのだが、この店に限っては若い人が多い。しかもこの混雑である。レジの行列は、並ぶ立場からすれば短いほうがありがたいが、眺める立場からすると長いほうが面白い。時間が許せば、店内の他のフロアも眺めてみたかったが、出勤時間になってしまったので店を後にした。
新宿三丁目から都営新宿線に乗り、神保町で三田線に乗り換えて大手町へ行く。今日は電話会議が予定されていたのだが、上司に別の会議の予定が入ってしまって、電話会議のほうは来週に延期となった。仕事は繁忙期を過ぎたのだが、今日は金曜日ということもあって、繁忙期の名残が感じられた。それでも定時で退社して深夜の山手線で住処へ戻る。金曜の夜の電車は他の曜日に比べると賑やかだ。わずかの違いだろうが、少し深夜の客が増えたような気がする。少なくとも酔客は増えている。金曜の深夜、駅のホームを歩くときは普段にも増して足元に気をつけないと嘔吐物を踏んづけてしまう。嘔吐物を見て思うのだが、食事をするときはよく噛んだほうがいい。そしてなによりも、自分の限度というものをわきまえて酒を飲んだほうがよい。せっかく腹に収めても、消化する前に吐き出してしまうのはもったいない。
EBIS i-Mark Gateという駒沢通りに面した商業ビルの2階にその店はあるのだが、このビルは営業店舗があるのが2階だけで、他のフロアは空き店舗だ。通常、新しいビルは竣工時にテナントが埋まっている状態であるものなのだが、不景気とは言いながら、恵比寿・代官山地区の幹線道路沿いでこの状態というのは衝撃的だ。恵比寿駅からこのビルに至る途中で建設中のビルがあり、これもどのような状態で竣工するのか興味がある。
店のほうは個性豊かなインテリア類が並ぶ雰囲気の良い空間だ。AERO CONCEPTは入口すぐの店舗内の一等地に置かれている。売り物の新品よりも装飾として使われている菅野さんの私物の大型スーツケースのほうが存在感がある。新品を使い込むとどのような姿になるのかというイメージを表現するには上手い展示だと思う。ただ、使い方によって年季の入り方は違うので要注意だ。年季の入り方は生き方を反映する、というと大袈裟だろうか。しかし、モノが使い手の生活を、その背後にある生活観や哲学を反映するのは確かだろう。作り手の側からすれば、その製品にふさわしい使われ方をして欲しいと思うのは当然で、開店からしばらくは菅野さんが毎日のように店を訪れていたそうだ。
アスプルンドを後にして、大学の勉強で使う製図用具を調達するため新宿の世界堂へ行く。必要なものを一遍に揃えてしまうつもりで行ったのだが、製図板がそれなりの大きさで、「軽量」と謳いながらも3kgほどもあるので、今回は製図板以外のものを買い揃え、製図板は日を改めて買いに来ることにした。製図用の筆記具や製図器一式などを買い、ついでに先日、橙灯でお目にかかったカモ井加工紙の人が語っていた「mt」ブランドのマスキングテープを発見したので、試しに1つ買ってみた。いざ、支払を済ませようとすると、レジの前には長蛇の列。平日の午後だというのに、一体みんな何を買っているのだろうと不思議に思う。製図用品がある2階は紙や板などの品揃えも豊富で、私が木工で作った陶器の収納箱に使ったアクリル板もここで購入した。レジの列に並んで、レジから離れていく客を眺めていると、若い女性が巨大な平面物を抱えて行ったりする。あの板だか紙だかで何が出来上がるのだろうか、と好奇心が湧き上がる。しかし、ここで列を離れるわけにはいかない。平日の都心の大型店舗は年配客がやたらに多いのだが、この店に限っては若い人が多い。しかもこの混雑である。レジの行列は、並ぶ立場からすれば短いほうがありがたいが、眺める立場からすると長いほうが面白い。時間が許せば、店内の他のフロアも眺めてみたかったが、出勤時間になってしまったので店を後にした。
新宿三丁目から都営新宿線に乗り、神保町で三田線に乗り換えて大手町へ行く。今日は電話会議が予定されていたのだが、上司に別の会議の予定が入ってしまって、電話会議のほうは来週に延期となった。仕事は繁忙期を過ぎたのだが、今日は金曜日ということもあって、繁忙期の名残が感じられた。それでも定時で退社して深夜の山手線で住処へ戻る。金曜の夜の電車は他の曜日に比べると賑やかだ。わずかの違いだろうが、少し深夜の客が増えたような気がする。少なくとも酔客は増えている。金曜の深夜、駅のホームを歩くときは普段にも増して足元に気をつけないと嘔吐物を踏んづけてしまう。嘔吐物を見て思うのだが、食事をするときはよく噛んだほうがいい。そしてなによりも、自分の限度というものをわきまえて酒を飲んだほうがよい。せっかく腹に収めても、消化する前に吐き出してしまうのはもったいない。