雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

アンテナより、”触角”銀河の方がピタッとくる世代です

2024年05月04日 | 天体写真(系外銀河)
まだ4月の黄砂襲来の中で撮った春の系外銀河の画像が残っていました。

今回は三夜連続で撮った三夜目(4月14日夜)に撮った南天低めの銀河です。
三夜連続で撮れるというのはこちらではかなり珍しい事なので、
それなら普段撮らないような対象も撮ってやろうか
という気持ちの余裕も生まれてきます。
そこで選んだのが、かなり淡い上に南天からす座触角銀河という難物。
どう難物かは処理済みの画像をご覧ください。

 触角銀河(NGC4038・4039) (からす座) 
( 元画像の 50%に縮小 ほとんどノートリミング )
( 下が4038 上が4039になります 上 が 北の方向 )
撮影DATA : 2024/ 4/14 22:35’~ Vixen VC200L(レデユーサーHD) (合成fl=1386㎜)
露出 6分 ×21枚 (総露光時間126分)Gain150  Offset1 LPS-D1フィルター ASI533MC Pro(冷却-10℃)
 タカハシ EM-200 Temma2M  ステラショット3(導入・オートガイド・撮影) ステライメージ9(画像処理)
ダーク・フラット処理はまじめに行っています

南中時に敷地内にある電柱と電線群を通過するため、追跡しながら撮影開始のタイミングを探りました。
その結果2時間余の総露光時間を得たのですが、やはり淡すぎて
これ以上コントラストを上げると細い触角に当たる部分が背景に埋もれてしまいます。
最近では2つ合わせて”アンテナ”銀河と呼ばれることが多いのですが、私は”触角”の方がなじみがあります。
アンドロメダ大星雲の世代ですから)
「庭撮り」の環境で”触角”を浮かび上がらせるには、もっと総露光時間を増やすしか・・


撮影時の空の状態もわかる恒例の「只今撮影中ショット」になります。 ↓
( 鏡筒の向いた方角に見える小さなが今回の撮影範囲です )
2024年 4月14日 23時24分~ Tamron Zoom(fl17mm F2.8)30秒×6枚 ISO1600 
ソフトフィルター使用 kiss DX(SEO-SP2) 三脚固定撮影
南の方向には電柱・電線群に加えて市街地の光害もあります

次回はこの後に撮った どちらかといえば南天のため普段は撮る機会の少ない銀河です。


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世の中はゴールデンウィーク後半に入っているのですが、
私は孫たち家族同様”安・近・短”でのんびり過ごしています。
一昨日・昨日2夜連続の撮影で寝不足ではありますが・・
越後川口の親戚から山で撮ってきた新鮮な”タケノコ”が届きました
そこで昨晩は我が家で孫たち家族と一緒に、タケノコ汁と山菜の天ぷらと手巻き寿司で豪華な夕食になりました


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コメント (4)
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