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雲の上には宇宙(そら)
雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!
いつもデリケートなマルカリアンチェーン南西部(おとめ座)
2018年04月28日
|
天体写真(系外銀河)
20日夜、月が沈むころから撮り始めたおとめ座のマルカリアンチェーンの南西部分です。
この夜の2タイトル目になります。
マルカリアンチェーン
南西部
(おとめ座)
( 画像クリックで 元画像の30%まで拡大表示できます ほぼノートリミング )
(
上
が
北
になります )
撮影DATA
: 2018/ 4/20 22:41’~ Vixen
VC200L+
レデューサーHD
(合成f=1,386mm F7.9 )
露出
20
分 ×
7
枚
5
分 ×
4
枚
ISO
3200
LPS-D2 FIL
Cooled 60D (冷却 CCD温度 約-4℃)
タカハシ EM-200 Temma2M マイクロガイドスコープ 60 ToupCam
ステラショット
ステライメージ7
露光時間もそれなりにかけて、ディザリングの実施 にカメラの冷却までかけてこの写り。
数夜の撮影でもっと総露光時間を稼ぐしかないのかな。
(3年前に同じ構図で撮っていたのを見つけたのですが、星が流れていたのでコンポジットは断念しました)
画像内の主だった銀河にメシエ、NGC No.を付記してみました。↓
”マルカリアンの鎖”は 約1,500個の銀河で構成されるおとめ座銀河団でも見どころ。
R200SSで撮った画像の方が 鎖
(くさり )
っぽく見えます。
撮影開始して20分後(23時頃)くらいの撮影中の様子です。
月は沈んだのですが、左側(南側)が明るいのは敷地内の防犯灯(LED)と 市街地の灯火
次回はこの夜の最後のタイトル、春の銀河が西に傾いてしまったので
苦し紛れに撮った りゅう座の銀河トリオ の予定です。
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今夜は晴れるので満月前でも動画モザイクの検証を行う予定でした。
ところが午後から草取りにはげみ過ぎて腰がイタタ ・・
やめることにしました。
草取りの最中に今年初めてお目にかかったアマガエルくん
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しし座NGC2903 (やっぱり月は最大の光害?)
2018年04月25日
|
天体写真(系外銀河)
満月期ですが20日に撮った画像ストックが三つほどあるので一週間はしのげます。
この日の月齢は4.0
(正午時)
とまだ細かったのですが、23時ころにならないと沈んでくれません。
この夜は朝まで晴れる予報でしたので、薄明が終わると同時に撮影開始。
月明かりの中 最初に撮ったのは
NGC 2903
銀河 付近
(しし座)
( 画像クリックで 元画像の30%まで拡大表示できます ほぼノートリミング )
(
上
が
北
になります ) 左端の銀河は
NGC 2916
撮影DATA
: 2018/ 4/20 20:19’~ Vixen
VC200L+
レデューサーHD
(合成f=1,386mm F7.9 )
露出
20
分 ×
5
枚
5
分 ×
4
枚
ISO
3200
LPS-D2 FIL
Cooled 60D (冷却 CCD温度 約-3℃)
タカハシ EM-200 Temma2M マイクロガイドスコープ 60 ToupCam
ステラショット
ステライメージ7
撮影が終了するまでの間 ずうっと月が出ていたのですが、まだ細いからなんとかなると ・・
撮影終盤の空の状態です。 ↓
この時点での月の高度は約10度、まだ西空が明るい事がわかります
画像処理を始めてからやっと月明りのダメージが大きいことがわかりました。
今回はディザリングに加えてカメラの冷却もオンにしたにもかかわらず
背景が荒れて 暗くしてごまかすしかありませんでした。
NGC2903銀河部分のトリミング画像です。 ↓
この銀河は2年前の3月にもやはり月明かりの中で撮っていました。 ↓
( 撮影データは画像クリックで参照できます )
共通するのは ”
月明り
” ですが、レデューサー、フィルターが 変更になっています。
次回はこのあと月明りの影響が無くなったころから撮り始めた
マルカリアンチェーン中心部
の予定です。
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昨日は月の動画モザイク用のツールを作っていました。
うまくいけばシーィング次第で
これまでとはちがった月の写真をお見せできるのではと。
今日は小雨の中で陽が差すという変な天気、庭のさつきが咲き始めました
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部屋撮りなら、月もまた楽し。
2018年04月23日
|
天体写真(月・惑星・彗星)
先日20日夜に撮った系外銀河の画像もまだお見せしていないのですが
この先 天気は下り坂で満月に向かう月も見れないようです。
そこで昨夜は月を撮りましたのでこちらを先にお見せします。
日ごろは仕方なく撮っている月ですが、この夜はちょっと試してみたい事が。
月の撮影も室内からできるのではないか?
赤道儀の極軸設定も省略して、ファインダーで月を導入。
↑
ステラショット
を立ち上げてライブビュー画像を表示。
↑
壁に写った不気味な影は近くの公園の防犯灯による私の影です
唯一の問題、「ピント合わせ」 の時だけモニターを窓際に移動します。
↑
こうやって室内から撮影したこの夜の月。
月齢 5.3
(3モザイク)
画像クリックで元画像の25%まで拡大表示します
( この画像は見た目通り 上 が 北 になっています )
撮影DATA
: 2018/ 4/ 22 20:02’~ Vixen
VC200L+canon2.0x(合成f=3,600mm F18 )
露出
1/50秒 x24枚 x3モザイク
ISO
800
kissX2 タカハシ EM-200 Temma2M
AviStack
でコンポジット
月面の移動はステラショットの『 導入 』メニューの「 微動 」で可能でした。
でも実際にやりたかった事は
静止画
では無く、
動画
の室内撮影でした。
動画撮影はガイド用に使っているTOUPTEKのカメラを使うのですが
添付されてきた動画撮影用の
ToupSky
は当然ステラショットでは制御できません。
おまけにカメラをつなぎ直すと、なぜかステラショットの『
導入
』が[
停止
]状態になってしまいます。
要は赤道儀の微動ができればいいわけで・・
( 月の画像はToupSkyのビデオ撮影画面 )
ステラナビゲーター
を立ち上げて赤道儀に接続するだけで 微動用パッドが使える事がわかりました。
ディスクトップPCで動画撮影ができるとモザイク撮影がやりやすくなります。
月は恒星時運転の赤道儀ではどんどんずれていくのですが、
前に撮影したビデオ画像との比較ができれば適切な重複エリアを含めた構図が決めやすくなります。
今回は適当にやった結果が出てしまいました。
2分程度の動画(約600フレーム)6カットをRegiStaxで処理
今回の動画モザイクエリアです。
↓
(注) 最初の静止画像とは逆に上が南になっています
次に撮るときは机に座りながら、きちっとモザイクした動画撮影を目指します。
室内から
惑星
の撮影も検証してみたくなりました。
===================================================
当分晴れそうにありませんが満月期に入るので心穏やか。
昨日は地元 春日神社のお祭りでした。
今年の祭日は日曜日だったのですが、年々担ぎ手が減っているような・・
朝から晩まで神輿を担いで各町内を練り歩くハードなお祭りです。
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コメント (9)
マイナーな銀河たち(NGC5371付近 りょうけん座)
2018年04月20日
|
天体写真(系外銀河)
(お詫び)
当初の記事タイトルには NGC
3571
とありましたが、 NGC
5371
の誤りでしたので修正いたしました
(2020/03/31)
無駄な出費はあったのですが
ステラショット
を使って室内のディスクトップから
遠隔操作で撮影する準備が整いました。
あとはこの新月期に晴れてくれるだけだったのですが・・それがなかなか。
しびれを切らして昨夜、23時まで雲量100%、0時には0%というGPV予報を信じて設営しました。
結果的には予報は当たったのですが2時ころから薄雲が出るという予報まで当たって。
結局 透明度2
(5段階評価)
という今回もパッとしない空で朝まで頑張りました。
1時過ぎの撮影となり、春のメジャーな銀河が早くも西に傾くようになってしまいました。
そこで苦し紛れで撮ったのが初ショットになるマイナーな領域。
(
訂正
初ショットでは無く 2016/ 5/13am にも撮影していました )
NGC 5371
銀河 付近
(りょうけん座)
( 画像クリックで 元画像の30%まで拡大表示できます ほぼノートリミング )
(
上
が
北
になります )
撮影DATA
: 2018/ 4/20 1:06’~ Vixen
VC200L+
レデューサーHD
(合成f=1,386mm F7.9 )
露出
20
分 ×
7
枚
5
分 ×
3
枚
ISO
3200
LPS-D2 FIL
Cooled 60D (冷却 CCD温度 約-3℃)
タカハシ EM-200 Temma2M マイクロガイドスコープ 60 ToupCam
ステラショット
ステライメージ7
ディザリングを実施
写っている NGCNo.を持つ銀河は以下の通り
↓
今回は今年初めて
Cooed60D
の冷却をオンにしました。
他にも朝まで1タイトルだけにして総露光時間を稼いでやっとこの画像です。
他にもステラショットによるディザリングなど、やれることはすべてやっています。
それでも泣く子と透明度の悪い空にはかないません。
撮影時のおりおんショットです。
↓
30秒固定撮影×6枚コンポジット TamronZoom(f17mm F2.8) ISO1600 ソフトフィルター kissDX(SEO-SP2)
肉眼(老眼)では北斗七星がかろうじて見える空でした。
こんな空でも撮る気になったのは
ステラショット
のおかげです。
外に出るのは設営時と撤収時、それとカメラのCCD温度計を記録する時だけ。
あっ、おりおんショットの撮影もありましたね。
ステラショットに合わせて『導入用Map』も少し変更しました。
ステラショットでは 写野の中心座標値でも導入が可能になりました。
===================================================
今夜も室内から撮影中です。
もともと今夜晴れることは知っていたのですが、
予報が外れた時のショックが大きいため無理をしました。
明日も晴れれば三連荘になるのですが、
月が太くなる前にまともな空で撮ってみたいものです。
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コメント (2)
「天体アルバム2018」 1・2・3月撮影分
2018年04月17日
|
天体アルバム2018
この新月期 手ぐすねひいて待っているのですが ・・、晴れません。
なんとか上弦の月となる23日頃までに撮影できるといいのですが。
そんな訳でお見せするものが無いので今年に入って1月~3月に撮影したものの中から
なんとか画になりそうなものを 「
天体アルバム2018
」 としてピックアップしてみました。
アルバム化にあたり画像処理をやり直しています。
特に3月以降の系外銀河の撮影については
VC200L用に 新
レデューサーHD
と 新
LPS-D2
フィルター を使用しています。
更に撮影時にディザリングもおこなっています。
再処理にあたっては、LPS-D2を装着して撮り直したフラット画像を使っています。
また今回から背景をより暗く処理するようにしました。
1 月
雪国では絶望的な冬ですが 一夜だけ星が顔を出しました。
昼間除雪してなんとか撮れたのですが、アルバム化の対象からは除外しました。
2 月
今年は雪が多く2月も一夜だけ、それも太くなった月が撮れただけでした。
2018/ 2/26
↑
薄雲があったのですが大気の揺らぎは少な目でした。撮り終わったころに雲の中に
3 月
月の中ごろから連続して晴れ、4夜ほど撮影できました。
いずれも透明度3以下
(5段階評価)
だったのですが、新レデューサーと新フィルターの検証ができました。
2018/3/10・11am
↑
新レデューサーHD と 新LPS-D2フィルターでの初ショットになりました
↑
ぱっとしない画像ですが、これでも今まででは一番ましだったのでアルバム化
2018/3/12
↑
もう何度も撮っていますが、”かに” ではなく心臓に見えて仕方ありません
2018/3/13・14am
↑
超新星は発見されてから11日が経っていたのですが 発見時より増光していました
↑
このトリオ銀河はひどい空でも結構写ってくれるのですが、良い空の時でも細部がそんなには見えてこない気が ・・
↑
もう少し総露光時間を増やしたかったのですが 薄明が始まってしまいました
月の画像は等倍、他の画像は元画像の30%まで拡大表示できます
===================================================
ステラショットがディスクトップでも使えそうです。
赤道儀とつなぐUSB-シリアル変換ケーブルのドライバが
windowsXP用のものでつながることがわかりました。
つまりこれまで使っていたケーブルでも良かったわけですが・・
Windows10対応というケーブル買ってしまいました。
どこでまちがってしまったのか?
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