雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

星も見えないのに、「本日の撮影プラン」作成をエクセルで効率化

2025年01月18日 | 天体写真よろず話
雲予報ではこの先一週間も星の撮影はできそうにありません。
日本海側の冬は毎年こうなので慣れっこなのですが、
モチベーションの維持のため何かやれることはないか・・ と考えたのが
記事タイトルにあるエクセルを使った「本日の撮影プラン」作成の効率化ツール
具体的に言うと
雲予報で近々撮影できそうな日がわかった場合に、
エクセルを使って即座にその夜の撮影対象の南中時刻を表示するというもの。

これまでは 過去に作成した撮影プランの手書きの記録や、
作成済みの『天体導入Map』から撮影対象を選定し、
ステラナビでその夜の南中時刻を調べて「撮影プラン」を作成していました。
デジ一眼カメラの頃は長時間露光だったことから
せいぜい一夜で3タイトルくらいしか撮れずそれでよかったのですが、
昨年から仲間入りした大口径のシュミットカセグレンC11鏡筒では
その集光力を生かして一夜で6タイトル以上の撮影も可能。
更に撮影対象により小さな視直径の銀河も加わり『天体導入Map』の対象も増えました。
そこで
作成済みの『天体導入Map』の全対象の南中時刻を一気に表示できる
エクセルのツールを作成しました。
現時点でこのツールに登録済の撮影対象は以下の通りです。
散開星団 16
散光星雲 38
暗黒星雲 2
惑星状星雲 10
超新星残骸 5
球状星団 8

系外銀河 164
衝突銀河 3
コンパクト銀河群 1
銀河団 3
-----------------------
合 計 240


ツールの紹介と使用方法エクセルを使用)

本ツールの上部の主要部分です。
*今月の新月の日(2025/ 1/29) の例で作成してあります)
図の下部右側は私の撮影機材の選択に活用する部分で、必要により各自で変更・または無視 願います

■「その日の南中時刻の基準 (by ステラナビ)について
大半がメモにあたる記載ですが、「基準 天体名」「赤経 α」については
下段の「撮影対象」の中から選んでコピーして投入してください。
尚、選んだ天体の「南中時刻」については撮影地域ごとに違いますので、
ステラナビなどで調べて直接投入してください。

■「撮影する写野中心座標(事前に登録)」については、このツールの主要部分(共通データ)であり
一番手間のかかる部分ですが、一度投入してしまえばあとは必要により追加するだけです。
(注 1). 各対象天体の赤経値でも良いのですが、私の「導入Map]では構図を考えて撮影鏡筒により
写野の中心を決めていますので そちらを使っています。
そのまま投入しても撮影プランとして使う分には問題ないと思います。(数分の誤差)

(注 2). 赤緯 δ については参考値なので記入は省略できます。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

● このツールで唯一 数式を使っている南中時刻白抜き表示セルについて
上の表示サンプルではすでに南中時刻が表示されていますが、
事前にそれらの各セルには以下の数式を記載しておきます。
基準天体の南中時刻”のセル位置 + ( ”写野中心部の赤経α”のセル位置  ”基準天体の赤経 α”のセル位置 )
上のサンプルの「かもめ星雲」での数式は以下の様になります。↓
=H11+(D16-D11)
注意)基準天体の南中時刻・赤経 αのセル位置は共通ですが、撮影対象を追加する際に
コピー&”コピーしたセルの挿入”を行うとセル位置が自動的に変わりますので注意ねがいます
追伸先ほど上記の注意事項を防ぐ方法として、
当ブログにコメントを寄せていただいているさすけさんより
"絶対参照を使うのはどうかな?とのメールをいただきました。
試してみたらうまくいきましたのでお知らせします。
上記の数式を以下の様に変えることで絶対参照に変わり、セル位置の自動変更が防げました。
=$H$11+(D16-$D$11)


という訳で、今回のツールで皆さんにも価値がありそうだと思われる
各撮影対象の赤経・赤緯のデータを画面コピーしたものを掲載します。

皆様の何かのお役に立つと嬉しいのですが。


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今朝起きたら薄っすらと積雪が。
その後 日も差して夕方には晴天の空に。
あわてて雲予報を見たところ0時頃までは雲が無く
このあと西から雲がかかるという予報
下弦の月までまだ日がある事で油断していました。
やっと記事を一本書き終えたところなので、今回はパスということで。
こんなんじゃ、ファーストショットは何時になるやら?

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うっかりで、写真展全面差し替え2日がかり「星のふるさと館写真展」

2024年09月06日 | 天体写真よろず話
この4月から「上越清里 星のふるさと館」で、わたしの天体写真展
雲の上には宇宙(そら)副題として 裏庭で撮った大宇宙
春・夏 編」が開催されていました。

星のふるさと館のスタッフで 同じ「上越天体写真友の会(J-APA)」のお仲間に頼まれて
4月から11月末まで、初めての(そしてこれが最後の?)個展となるのですが、
会場に貼った「作者紹介(プロフィール)」で、
9月からは「秋・冬 編」に差し替える ” と書いてしまいました。
( 実際に退職後 撮りだめたメジャーな天体の写真はそれなりに数が合って、
より(枚数)」で勝負するには、狭い2階の展示会場では2回に分けるしかないと考えました )

9月まであと2週間くらいになっても猛暑は続き、覚悟を決めてディスクトップPCを仏間に移動して差し替えの準備を始めました。
もっとも時間がかかるのが、手持ちのパネルを総動員してのレイアウト検討。(一部パネルはふるさと館から借用)
わずか1回の展示のためにパネル購入などもってのほか!
おおよそ25枚近くにもなる写真のプリントも、最終のレイアウトが決まるまで厳禁。( みるみる減っていく高価なインク代もすべて自腹です!! )

レイアウト検討には「春・夏 編」で作った、展示レイアウト・キットを今回も活用。

何度も見直して、最終的に決まった「秋・冬 編」のレイアウトです。 ↓
パネル種類だけで6種類プリントサイズはA2(A3x2張り合わせ)・A3ノビ・A3・A4の4種類 あります

一番大事なのは展示写真の選定なのですが、レイアウト検討と並行して行いました。
選定した写真は基本的にはすべて画像処理をやり直したものをプリント。
特に撮影鏡筒カメラもこの十余年で変わっており、同じ対象を撮ったものは以前にブログ記事に書いた
異なる鏡筒・カメラの画像をコンポジット」の処理を行っています。


展示日当日の4日、今回も手伝ってくれる家内とふるさと館に出向いてパネル展示作業開始。
しばらくして 「ここの展示パネルがないんだけど ・・」との声が。

調べたら、「秋・冬 版」の展示パネルのうち、
メインの「アンドロメダ銀河」「オリオン大星雲」などのA2パネルがありません。
A2パネルは風呂敷につつんであったはずですが、家に忘れてきました。
悪いことに展示予定日にはふるさと館の手配で、地元紙「上越タイムス」の取材が。
家に取りに戻っても片道40分かかるので間に合いません。

結局メインの写真パネルが歯抜けになったまま取材を受けました。
記事の写真は歯抜けがわからないような位置で撮ってもらうという情けないことに。

翌日、一人で忘れた写真パネルを持って再び「星のふるさと館」に出かけてやっと展示が完了。
展示完了後に撮ったものです。 ↓
「アンドロメダ銀河」を中心に秋物の写真パネル

「オリオン大星雲」を中心とした冬物の写真パネル

このほかに、右側面には日食・流星群・彗星の写真パネルを展示してあります。

大小の写真合わせて「秋・冬 編」27枚、「春・夏 編」合わせると計53枚の、まさに「より」の展示です。


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言い訳になりますが、今回メインの写真パネルを忘れたのには訳があります。
先立つて1日にパネル回収を行って、写真の差し替えはその日のうちに終え、
展示日まで余裕があったので、それぞれ荷造りしてクローゼットにしまっておきました。。
展示日当日の4日になって、たまたまSCW雲予報をみたところ
その夜は薄雲があるものの久しぶりに撮影できそうなことがわかり、
あわてて4カ月ぶりに撮影計画を立て始めました。
気が付いたら出かける予定の時刻となっており、あわてて車に積み込んで出発。
クローゼットの一番奥にあった黒い風呂敷に包んであった
メインのA2パネル4枚に気づかなかったという、言い訳でした。


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酷暑の趣味部屋スルー作戦!(未だ検証撮影できず)

2024年08月12日 | 天体写真よろず話
毎日SCW天気予報はチエックしているのですが、まもなく上弦の月となり
8月の新月期も ずっと雲まみれの夜空で終わりそうです。
問題は 晴れれば晴れたで、リモート撮影を行う趣味部屋は夜になっても30℃前後の超熱帯夜で近寄れないこと。
これまでの”庭撮り”は、設営機材と隣接した趣味部屋のPCを窓のすきまから2本のUSBコードで接続
3畳ほどの趣味部屋にはエアコンが無く、夏場は夜間も30℃前後でPCの熱暴走も心配

夏の夜は雲が多くて滅多に星空は撮れないとは言え、
まれに雲がない夜に 趣味部屋が熱くて”庭撮り”ができないというのは、あまりに悔(くや)しい。

そこで色々悪あがきしてみたのですが・・・
Ⅰ. 隣接する寝室(エアコンあり)から 趣味部屋に冷風を送り込む
(結果)天井付近に空いた通気穴が小さく、サーキュレーターで送風しても1℃程度しか下がらず

Ⅱ. 隣の寝室のクローゼットにPCを設置、趣味部屋経由でUSB延長コードを追加して接続
(結果)家内から、手元照明や寝室への出入りが気になって眠れなくなると猛反対される
そこで
Ⅲ. 廊下を横切った先のリビングにPCを設置、趣味部屋経由でUSB延長コードを追加して接続
なんとか、リビングルーム内まで届きそう

ただし この案には事前の検証を行う必要がありました。
それは、赤道儀およびガイドカメラ接続用のUSB2コードに手持ちの延長コード(5m)を追加するのですが、
合計10m越えになっても制御が正常に行われるかどうか?
(注)CMOSカメラ接続用のUSB3ケーブルは、もともと10m長をトグロ巻きで使っていたので、使用実績から問題なしと判断

そこで、昼間涼しい室内に撮影機材を設営し、デスクトップPCにステラショット3を立ち上げて検証したところ・・
( 室内での検証の様子 )
ステラショット3で赤道儀・カメラ・ガイドカメラはすべて接続できました。
加えて赤道儀が手動で操作ができる事までは確認したのですが、
撮影やオートガイドが同時進行した場合でも大丈夫かどうか、は実際に撮影してみないとわかりません。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

さらに 赤道儀設置場所からかなり離れた部屋からリモート撮影することになったため、
鏡筒のピント調整をしながらリアルタイムでPC画面を見る事が困難になる ことに気付きました。
(注)これまで趣味部屋からのリモート撮影時は、必要によりPCモニターを窓際の棚に移動させて
屋外からモニタ画面をみながらピント調整などをおこなっていました
「ちょっと調整しては室内のモニタを見に行く・・」を繰り返すのでは、多くの時間と体力を費やしてしまいます。
調整を行う屋外の機材付近でPC画面をリアルタイムで見る方策が必要です。

最初に頭に浮かんだのは
防犯カメラなどでPC画面をリアルタイムで撮影し、それを屋外のスマホで見ながらピント調整などを行う
というもの。
我が家にWIFI環境はあるし 防犯カメラは娘の家から使っていないのを借りられるということで、
アプリのインストールの手前まで行ったのですが、やめました。
やめた理由は、「防犯カメラ」特有の各種設定が面倒そうだったためと、
撮影するのではなく、モニタ画面を共有する画面ミラーリングができるアプリを見つけたから。

LetsView というアプリで、無料コースもあったため、
さっそくデスクトップPCとスマホにインストールして体験。
簡単な操作で、デスクトップのステラショット3の画面をスマホ画面でリアルタイムで見ることができました。
カメラも不要で画像もスマホ側で自由に拡大可能、これは使えそう!

あとは雲の無い夜に実際に撮影して検証するだけなのですが・・


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わたしの予想では「酷暑の趣味部屋スルー作戦!」の実戦検証ができる頃には
すでに秋風が吹き始めているのでは・・
それでもLetsViewでモニターの移動が不要となれば 一応成果ありです。


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熱帯夜の早朝にパチリ!(〇ヶ月ぶりの星空撮影)

2024年08月05日 | 天体写真よろず話
連日の熱帯夜とそろった孫たちのお相手で、しばらくは星の撮影はお休みする予定だったのですが、
一昨日の早朝 手洗いに起きたときに習慣で窓から空を覗いたところ
西に傾いた夏の大三角形が明るく見えていました。
この夜の雲予報では雲量”0”の時間帯は無く、いつもの薄雲まみれの空のはずだったのですが・・
起きた時間帯の SCW 天気予報

たまたま雲が薄い時間帯だったようで、急いでカメラ三脚での固定撮影で何カットか撮影しました。
うす雲はあったようですが、30秒露光で撮影した一部になります。

西に傾いた夏の大三角形
2024年 8月4日 2時57分~ Tamron Zoom(fl17mm F2.8)30秒×5枚 ISO1600 
ソフトフィルター使用 kiss DX(SEO-SP2) 三脚固定撮影
ふだんは暗くて写真にすら写ってくれないミラ型変光星xCygが先月極大を迎えており、明るく写っています。

上って来る スバル・おうし座 と二惑星
( 画像クリックすると星座名、惑星名が表示されます)
2024年 8月4日 3時15分~ Tamron Zoom(fl17mm F2.8)30秒×6枚 ISO1600 
ほかの撮影データは上と同じので省略
家の玄関付近(東側)で撮影、市街地の光害で天体写真には不向きな方角。
早朝にオリオン大星雲が見えるのはもう少し先のようです。

秋の大四辺形とアンドロメダ座
( 画像クリックすると星座名が表示されます)
2024年 8月4日 3時37分~ Tamron Zoom(fl17mm F2.8)30秒×6枚 ISO1600 
アンドロメダ大銀河もなんとかわかります。 右下端の星は土星
わたしは「ペガススの大四辺形」で覚えているのですが、ステラナビの記載名に合わせました。

ほかにも撮影中に写った明るい流星などもあるのですが、見栄えがイマイチで割愛しました。


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星空の撮影をしたのは5月9日の三裂星雲が最後だったので
約3ヶ月ぶりの撮影になります。
梅雨が理由なら天候次第ですが、この猛暑は夏の間中続く訳で
日中30℃を越えるエアコンのない趣味部屋は一晩中酷熱地獄。
サーキュレータで隣の部屋との隙間から冷気を送りこんでみたがダメ。
3畳の趣味部屋は煖房はたやすいが、冷房となると冷却カメラと同様に熱の放出が必要。
そこで、新たな方策として延長USBコードで隣のエアコンのある寝室から
リモート撮影できないか検討中。

孫たちがいる間にと、「かたてま野菜」のスイカ初収穫、ちょうどいい熟し具合でおいしかったです。

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14年後の皆既日食は見れるか?

2024年07月12日 | 天体写真よろず話
(お詫び)記事タイトルには”14年後”とありますが、記事作成時点では”11年後”が正解でした

前回撮影したのが5月17日の上弦過ぎの月ですから、早2ヶ月近く撮影できていません。
ずいぶん長い期間 趣味の「天体写真」から遠ざかっているのですが、梅雨時につき毎年の事ではあります。
これまでは せめてブログだけでも・・と
企画を立案して過去に撮った画像を使ったシリーズものを掲載したりして凌(しの)いでいたのですが・・
今年はモチベーション(動機づけ・やる気 )が一向に生まれてきません。
人はそれを”老化”という ?

そんなある日
小二になった孫娘が学校から「星のふるさと館」の夏休み行事のポスターをもらってきて
そこに 「じぃじ の名前がのってるよ」 というのです。
上越市内の小学校が夏休みに入る前に「星のふるさと館」が配布したようです。
「星のふるさと館」では今年4月から11月末まで私の写真展が開催中になっています。
写真展「雲の上には宇宙(そら)」 裏庭で撮った大宇宙 春・夏 編

さすがに一年間同じ写真じゃ見飽きちゃうだろうと、9月には作品の総入れ替えをやる予定
とは言ったものの、展示する写真についてはまだ何も検討していません。
過去の画像再処理やレイアウト検討、そしてプリントアウトまで考えるとそろそろ始めないと。

そこで退職により単身赴任生活の終わった2012年ごろから現在に至る撮影画像を再チェック。
次は「秋・冬」シーズンに撮ったものが中心になるのですが、太陽や月や惑星の写真も。
そこで目にとまったのが、『星ナビ 7月号』の「星空人生100年計画」という特集記事。
その中でこれまでに起こった「S級天文現象リスト(1950年以降)の一覧があり
その中で、退職した2012年に起こった天文現象の2つを自宅で撮影していました。

その一つ目が2012年5月21日の日本の太平洋側で見られた金環日食
東京をはじめ太平洋側の大都市では金環日食となったものの、天候は曇りで雲の合間から見えたようです
一方で新潟県上越市では部分日食となったものの、まあまあの天気で日食経過の大部分を撮影することができました
撮影DATA : 2012/ 5/21 タカハシ セミアポ90㎜ (fl=1200㎜)ISO 200  NDフィルター EOS kiss X2 タカハシ EM-200 USD  


二つ目 は 上記の日食の翌月2012年6月6日に起きた金星の日面通過です。
撮影鏡筒、カメラは 上の日食と同じ 撮影時刻の記録が残っていなくて、もっとも深く入り込んだ頃の撮影と思われます

当時の撮影ノートのメモ書きを見ると、”見た目も地味で特に準備もせずに撮影した” とありました。
実は見た目の地味さとは裏腹に金星の太陽面通過は非常にまれな現象で、
この撮影以後は 地球上では2117年12月まで見ることができないそうです。
その時わたしは170歳を数えており、とうてい現世で見ることはできません。

一方で先に紹介した日食の方はというと、あと11年待てば本当の皆既日食が上越市の自宅で見れる可能性があります。
その時わたしは男性の平均余命を越えているのですが、なぜか見れそうな気がしています。

2012年の金環食ほか、この先起こる皆既・金環日食帯の予報です。↓
富山天文台のHPより

ちなみに今回掲載した2つの写真の撮影画像は残っていないため、再処理せずに差し替え後の写真展に使うかもしれません。


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7月の新月期もまったく撮影できずに終わろうとしています。
また新しい企画でも考えないとブログの維持ができそうにありません。
我が家の『かたてま野菜』はこのところの雨模様と しつこい蚊で草取りもできず。
今では草に埋もれてしまったスイカは15回以上も人工授粉したのに、育ったのは2個だけ。
このスイカは6月27日に7番目に受粉したスイカ、もう一つはこの二日前に受粉した6番目になります

カラスにやられなければ 今月下旬から来月上旬にかけてが収穫時期。


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