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雲の上には宇宙(そら)
雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!
「天体アルバム2020」10・11・12月撮影分
2020年12月24日
|
天体アルバム2020
12月もまだ一週間残っているのですが、今年は早い積雪で新月期は成果なし。
そこでち ょっと早いのですが12月はもうあきらめて、
前回記事に続き
「天体アルバム2020」10・11・12月撮影分
を掲載します。
掲載画像はアルバム化にあたり処理をもう一度やり直しています
( 今回は
スターシャープ
の処理を見直しています )
10 月
徹夜で撮影できたのは1夜だけでしたが、夜半前だけ晴れ が2夜ありました。
2020/10/18
↑ この夜は夜半前だけ晴れの予報だったため 19時前の早い時間から撮影開始。
22時過ぎに雲が出るまで撮影を続けました。
2020/10/20
↑ 徹夜撮影の1タイトル目で南中前の19時過ぎから撮影開始しています。
2020/10/20・21am
↑ これからは「
一期一会
」の気持ちで撮ろうと 露光時間を増やしました。
2020/10/21am (
ほかに
1夜 )
↑ 徹夜の早朝に撮った3タイトル目で 露光不足だったため、11月にも追加露光で撮影しました。
11 月
11月は徹夜3夜と夜半後1夜と良く晴れてくれました。(奇跡的?)
2020/11/12am (
ほかに
2夜 )
↑ この星雲には必須の
多段階露光
をおこなっているのですが、
低空のため電線が邪魔したりで3夜もかかってしまいました。
2020/11/12
↑ 徹夜撮影の1タイトル目で18時半ころから撮影開始。
さすがにまだ空が明るいかと思って5分露光に短縮しました。。
2020/11/12・13am
↑ 淡い星雲とカシオペア座の ”W" 字を構成する輝星とのツーショットになります。
2020/11/15am (
ほかに
1夜 )
↑ 早朝の撮影で露光時間が限られるため、2夜かけて撮影しました。
12 月
早い積雪でもうあきらめています。。
ほかに
アンドロメダ大銀河(モザイク撮影)
や
馬頭星雲
も撮っているのですが、
「一期一会」の画像を目指して追加露光できた段階でアルバムに掲載したいと思います。
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もう今年もあとわずか。
ふたご座流星群
も
木星・土星の大接近
も見れずに終わりました。
時間があるので「
(推定)
全国夜間晴天日数 比較」なるものを。
( 都市を増やし20年間分を調査 )
まとまりましたら年明けにでも・・
昨日は久しぶりに青空が見れました
自宅裏の設置場所ですが、掘り起こしたくなるような週間予報ではありません
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「天体アルバム2020」7・8・9月撮影分
2020年12月15日
|
天体アルバム2020
今日は新月なのですが、冬の日本海側につき関係なし。
それでも
ふたご座流星群
が見れたこともあります。
(5年も前ですけど‥)
これがその証拠 --→
ふたご座流星群 節度を持って比較明合成
今の予想では今年の撮り納めは先月21日だった可能性
”
大
”
です。
ブログネタの枯渇には大した救いにならないのですが、
「
天体アルバム2020
」の掲載が6月分まででした。
そこで今回は7・8・9月分を掲載いたします。
一通りご覧いただくと、なんで7月分以降足踏みしていたかがわかります。
掲載画像はアルバム化にあたり処理をもう一度やり直す
のが基本ですが、
今回は手抜きでトリミングとデータラベル付けだけを行っています。
7 月
7月は梅雨もあったのですが まったく晴れずにオケラ。
8 月
8月も雲が多い月ですが、今年は4夜も撮影できました。
2020/ 8/ 1
↑ 話題のネオワイズ彗星だったのですが、ミニ遠征までしたのに振られっぱなし。
自宅2階で連夜張り込んで やっと撮影できました。
2020/ 8/19
↑ 総露光時間も少なめだったのですが、なんと「天文ガイド 11月号」の「読者の天体写真 ビギナーの部」で
2回目の入選となり、本人が一番ビックリしました。
↑ かなりトリミングしているのですが、「創造の柱」がこれまでで一番の写りでした。
2020/ 8/19・20am
↑ かなり窮屈な構図となった事と、総露光時間がまだ不足でした。
2020/ 8/20am
↑ フルサイズカメラならレデューサーなしで撮るべき対象ですね。
( 掲載画像はかなりトリミングしています )
9 月
晴れた夜もあったのですが 明るい月があって惑星を1夜撮っただけ。
2020/ 9/28・29am
↑ 火星最接近は10月6日だったのですが、この夜を含め2回動画撮影しました。
4半期ごとに作成している「天体アルバム」ですが、
三ヶ月のうち一月しかまともに撮れないんじゃ モチベーションが・・
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今週からいよいよ日本海側で大雪との予報で一昨日 冬タイヤに交換しました。
昨夜はついに大雪警報がわが上越市にも出されたのですが
朝起きて見ると・・
これが初雪になりますが、この程度で済むとありがたいのですが・・
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三夜かかったX’masツリー星団 飾り付け
2020年12月08日
|
天体写真(星雲・星団)
先月21日夜は夜半過ぎからの撮影になったのですが
この夜のメインタイトルがすでに南中時刻を過ぎたため、
オリオン座
の
馬頭星雲
の撮影を切り上げて
いっかくじゅう座
の
X’masツリー星団
の撮影を開始。
この対象を撮るのは11月は3度目になります。
1度目・・11/13am 2分露光×4枚 10分露光×1
(
ガイド安定せず 薄雲が出て中止
)
・・・
2度目・・11/15am 10分露光×10枚 2分露光×5枚
(ガイド安定で朝までロス画像なし)
三度目のこの夜は朝まで撮影して・・・10分露光×11枚 2分露光×7枚 を追加する事ができました。
3夜分の総露光時間240分(4時間)の撮影画像を処理しました。
NGC 2264
X’masツリー星団
(いっかくじゅう座)
距離 2,400光年 視等級 3.9等級 散開星団・反射星雲・輝線星雲
( 画像クリックで 元画像の25%サイズで表示します )
( ほぼノートリミング 上方向が 北 になります )
撮影DATA
: 2020/11/ 22am 02:51’~ (他2夜)
Vixen VC200L+レデューサーHD(合成f=1,386mm)
露出
10
分 ×
21
枚 +
2
分 ×
15
枚 ISO
6400
LPS-D1
EOS 6D
(HKIR改造)
タカハシ EM-200 Temma2M マイクロガイドスコープ 60 ToupCam
ステラショット2
180度回転させて 上下逆さまにして見るとツリーになります
ツリーの中には
狐の毛皮星雲
と
コーン星雲
と名付けられた部分があります。
両方の星雲を含む範囲をトリミングで拡大してみました。
下端に見える
コーン星雲
はわかるのですが、
上部の輝星(S Mon)の右側にある
狐の毛皮星雲
はちょっとわかりにくい。
鼻はわかるのですが、目と思われるものが3個ありどれを選ぶかで絵面が違ってきます。
それでもこれまで撮った中では狐が一番見やすい画像になりました。
空が最も暗くなるゴールデンタイムで3夜で延べ4時間露光できましたので、
庭撮りで撮った「一期一会」画像に認定したいと思います。
この夜の撮影中の風景です。
( 画像クリックで星座名を表示します )
3時50分ころ 固定撮影 30秒×6枚
TamronZoom(f17mmF2.8) ISO1600 kissDX(SEO-SP2)
近くの「ばら星雲」が、いつ撮ってくれるの? って誘っています
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これで手持ちの画像ストックがなくなりました。
もう下弦の月なので新月期に入るのですが、
日本海側につき週間予報はずっと晴れ無し。
ぼやくと晴れる事があるのでまたぼやいてみますか。
久しぶりのウォーキングでサギの幼鳥に会いました (12月 5日)
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まだ露光途中の馬頭星雲(画像在庫切れにつき)
2020年12月04日
|
天体写真(星雲・星団)
11月は新月期に3夜も晴れてくれました。
更に上弦の月の前夜21日も夜半過ぎからでしたが撮影できました。
21日夜はSCW雲予報では当初2時ころにならないと晴れない予報だったため
機材は設置せずにいたのですが、
夜中になって予報が良いほうに変わったため、23時過ぎに設営しました。
この夜のメインはまだ露光時間が不足していた
いっかくじゅう座
の
X’masツリー星団
。
肝心の空の方は0時を過ぎた頃から雲が切れてきたのですが、
メインタイトルが南中するのは2時半頃。
そこで一足早く南中する
オリオン座
の
馬頭星雲
を時間まで撮る事にしました。
撮影は順調で総露光時間約100分の画像が得られました。
12月以降に追加露光したあとで掲載する予定でしたが
ブログ用の画像の在庫があと1タイトルになったため、
まだ予定露光時間の半分ですが掲載します。
(日本海側につき
12月は晴れない可能性 ”
大
”
)
馬頭星雲
付近 (オリオン座)
( 画像クリックで 元画像の25%サイズで表示します )
( ほぼノートリミング 右方向が 北 になります )
撮影DATA
: 2020/11/ 22am 00:38’~
Vixen VC200L+レデューサーHD(合成f=1,386mm)
露出
10
分 ×
9
枚 +
2
分 ×
6
枚 ISO
6400
LPS-D1
EOS 6D
(HKIR改造)
タカハシ EM-200 Temma2M マイクロガイドスコープ 60 ToupCam
ステラショット2
縦 構図で撮っていますので、追加露光ができましたらドカーンとでっかく掲載したいと思います。
この夜2時20分ころの撮影中の様子です。
( 画像クリックで星座名を表示します )
南中前から撮影しているため 電線群にかかる前に終了できました
(30秒固定撮影×6枚コンポジット)
次回は この後撮った
X’masツリー星団
の予定です。
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昨日 定期購読している「天文ガイド」1月号が届きました。
実は「ビギナーの部」に10月に撮ったさんかく座のM33を応募。
残念ながら別の方の撮ったM33が載っていました。
更に「一般の部」には11月に撮ったカシオペア座のIC59
&
63と同じ構図の画像が入選。
こちらはひと月遅れで応募しているのですが・・
来年は「ビギナーの部」卒業できるのでしょうか?。
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オリオン大星雲 「あちら立てれば こちらが立たず」の画像処理
2020年12月01日
|
天体写真(星雲・星団)
電線群通過による光条の発生
(11/12am)
気温低下による接続コードの硬化が原因と思われるガイド不良
(11/13am)
と2夜連続で
オリオン大星雲
を撮り逃がしました。
1日おいてそのリベンジの機会が訪れました。
15日am 空の暗くなったゴールデンタイムに撮影開始。
南中時刻の40分前から撮影開始する事により電線群の影響を避けると同時に、
露光時間を稼ぐことができます。
接続コードの硬化問題については、より細くて長めのものに取り換えました。
1時すぎから長時間露光を先に撮り始めたのですが、
10分・2分・1分・10秒露光を各8枚づつ計32枚すべてガイド良好でした。
これに前に撮った中で使えそうな
10秒露光8枚
(11/12am)
と、10分露光8枚
(13am)
を加えて処理した画像です。
オリオン大星雲
(オリオン座)
オリオン大星雲 M42(NGC 1976):距離 1,300光年 視等級 4.0等級 視直径 85’×60’ 輝線・反射星雲
( 画像クリックで 元画像の25%サイズで表示します )
( ほぼノートリミング 上方向が 北 になります )
撮影DATA
: 2020/11/ 15am 01:10’~ (他2夜)
Vixen VC200L+レデューサーHD(合成f=1,386mm)
露出
10
分 ×
16
枚 +
2
分 ×
8
枚 +
1
分 ×
8
枚 +
10
秒 ×
16
枚 ISO
6400
LPS-D1
EOS 6D
(HKIR改造)
タカハシ EM-200 Temma2M マイクロガイドスコープ 60 ToupCam
ステラショット2
多段階露光の処理方法について、何度も試行錯誤してみた中での現時点での採用画像です。
この星雲で多段階露光
(今回は
4
段階)
をする目的は
まばゆい輝度の星雲中心部と、星雲外縁のベールのような淡い部分の両方を描写すること。
具体的には
10分
の長時間露光で淡い外周部を浮かび上がらせ、
10秒
の短時間露光で 中心部でこの星雲を輝かせている星団
(
トラペジウム
)
を掘り出す
(?)
事。
ただこの60倍もの露光量の差の画像だけでは諧調のつながりが不自然となるため、
2分
・
1分
の中間露光の画像を加えました。
以下は試行錯誤の末に今回掲載した画像の処理手順の概要です。
(
手順⑦まで
の画像処理は
ステライメージ7
で行っています )
➀
コンポジット
(重ね合わせ)
直後の画像
コンポジットしただけの星雲中心部は明るくつぶれています
➁
「レベル調整」後の画像
淡い部分を抽出するために「レベル表示幅」を狭めています
③
「デジタル現像」を実施した画像
高輝度部の諧調を圧縮することでつぶれていた明部が見えてきます
④
星雲中心部をマスク画像を使って減算
・・・
◇ 10秒露光の画像から作成したマスク画像 ↓
星雲中心部以外は黒く塗りつぶして画像全体をぼかしています
◆ 減算処理後の画像
中心部に埋もれていた
トラペジウム
が見えてきました
⑤
通常の「トーンカーブ調整」を実施
◇ ちなみに使用したトーンカーブ以下の通り ↓
G
・
B
はかなり不自然なカーブになっています
これ以降の手順はいつもの通り(処理後の画像は省略)
⑥
「スターシャープ」
⑦
「マルチバンドシャープ」
ここでTIFFファイルで保存して
⑧
canon
D
igital
P
hoto
P
rofessional
で最終調整
(彩度
ほか
)
トリミングして完成
中心部の描写がよい、3回目の処理画像の方が良かったかなぁ?
↓
それとも4回目の方が・・
迷いだしたらきりがないやっかいな星雲です。
撮影終了30分前の空です。 ↓
( 画像クリックで星座名を表示します )
2時45分ころの撮影風景です
三脚固定で30秒露光 6枚コンポジット
電線群にかかりはじめていますが、長時間露光から先に撮り始めたのは正解でした。
= = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = =
この星雲の中心部にトラペジウムがなければ
もっと素直な画像処理になっていたのかも知れません。
星雲の淡い部分をきれいに表現したいなら
星雲中心部は白くとばして当然なのかも。
その一方で、もっとなんとかなるんじゃないかと思う自分も・・
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C11鏡筒のラスボスは”結露”、月明りの中で対策検証(その1)
さすけ/
C11鏡筒のラスボスは”結露”、月明りの中で対策検証(その1)
雲上(くもがみ)/
自宅で撮った紫金山・アトラス彗星(10月14日)
さすけ/
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雲上(くもがみ)/
いよいよ屋外設置で検証(第一夜)『C11鏡筒がやって来た』
マルさん/
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雲上(くもがみ)/
星が見えなくてもやれる事。『やって来たC11鏡筒』
さすけ/
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雲上(くもがみ)/
続2・無理なのは赤道儀ではなく 私の体力だった。『やって来たC11鏡筒』
マルさん/
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