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雲の上には宇宙(そら)
雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!
アンドロメダ座大銀河(いまさらのLPS-D1 その3)
2019年09月21日
|
天体写真(系外銀河)
満月期もそろそろ終わりですが台風17号の影響で撮影はもう少しおあずけ。
7日夜に撮った3タイトル目は おなじみの明るく大きなお隣の銀河でした。
アンドロメダ座大銀河
( 画像クリックで元画像の30%表示 少しトリミング)
( 上方向が北 になります )
撮影DATA
: 2019/ 9/ 8 01:47’~ Vixen
R200SS+コレクターPH(合成f=760mm)
露出
6
分 ×
18
枚 +
1
分 ×
12
枚 ISO
3200
LPS-D1
EOS 6D
(HKIR改造)
タカハシ EM-200 Temma2M マイクロガイドスコープ 60 ToupCam ステラショット ステライメージ7
撮影画像を見ると途中で薄雲がかかったようですが、
その分 朝の薄明が始まるまで枚数を稼ぎました。
自宅裏口付近で撮影中の星空です。 ↓
( 画像クリックで星座名で星座名を表示します )
2:15'ころ 30秒固定撮影× 8枚 ISO1600 LPS-P2 kissDX(SEO-SP2)
この夜は購入したばかりの光害カットフィルター
LPS-D1
の検証も兼ねていました。
今回撮影した6分露光1枚画像 canon D.P.P (ホワイトバランスは ”オート” )
昨年から
LED照明
対策で
LPS-D2
を使用してきたのですが、
蛍光灯などの光害に弱く緑色にかぶるのが気になっていました。
昨年 同じ光学系で撮影した6分露光1枚画像 canon D.P.P (ホワイトバランスは ”オート” )
R・Bのヒストグラムが低めなのは、昨年の方が空の透明度が良かったせいではないかと思っています
LPS-D2で撮った昨年の処理画像です ↓
( 画像クリックで元画像の30%まで拡大 )
背景のホワイトバランスを揃えると 赤が強めに出る傾向にあります
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これで画像ストックは無くなりましたので、
台風が過ぎた後の星空に期待です。
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しゃぼん玉からクワガタ星雲(いまさらのLPS-D1 その2)
2019年09月16日
|
天体写真(星雲・星団)
「中秋の名月」で中断しましたが
7日夜に月が沈んでから撮った2タイトル目は
しゃぼん玉(バブル)星雲
から
クワガタ星雲
を含むカシオペアからケフェウス座の領域です。
( 画像クリックで星座名を表示します )
30秒の固定撮影ですが 家の裏口付近でも ましな空に見えるのは7枚コンポジットしてるからです
しゃぼん玉(バブル)星雲
から
クワガタ星雲
(カシオペア・ケフェウス座)
( 画像クリックで元画像の30%表示 周辺を少しトリミング)
( ほぼ上方向が北 になります )
撮影DATA
: 2019/ 9/ 8 00:13’~ Vixen
R200SS+コレクターPH(合成f=760mm)
露出
6
分 ×
11
枚 +
1
分 ×
8
枚 ISO
3200
LPS-D1
EOS 6D
(HKIR改造)
タカハシ EM-200 Temma2M マイクロガイドスコープ 60 ToupCam ステラショット ステライメージ7
少しトリミングしているのですが、それでもフルサイズの写野は広い。
2年前に同じ光学系で APS-Cカメラで撮った画像です。 ↓
それでも大きなクワガタ星雲を一緒に入れるため、構図をわざと傾けています。
今回 ステラショットの導入用に使った自作のMapです
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次回はこのあと朝まで撮った あのお隣の銀河です。
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前回 我が家の「かたてま野菜」でピーマンを忘れていました。
いまだに衰えを知らないピーマンです
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里芋の葉も見事、土の中も育ってるかな?
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「中秋の名月」2019(拡大し過ぎが裏目に)
2019年09月14日
|
天体写真(月・惑星・彗星)
まだ7日夜に撮った画像もあるのですが、
昨夜は「
中秋の名月
」でこちらは一晩中 雲なしの予報。
満月は ”皆既月食” でもない限りまず撮ることはないのですが、
テレビなどでやたら宣伝するので晴れれば撮ってきました。
調べたら過去に3年連続で撮れたこともあったのですが、
2015年が最後で、ずっと天候不良で撮れずじまいでした。
そんな訳で 今回はどう撮るか考えた結果、
できるだけ描画画素数を増やして大判プリントにも耐える高精細な画像を目指す事に。
具体的には長焦点のVC200L鏡筒にcanonEF2.0xで合成焦点距離3,600㎜に拡大。
1枚には収まらないのですが、フルサイズのEOS 6D(HKIR
改造
)を使うことで
南・北の2枚モザイクで収まる事がわかりました。
北部・南部それぞれ24枚ずつRAWモードで撮り、ステライメージでTIFFに変換して処理しました
ところが撮影の準備段階で早くも問題が発生。
●
拡大し過ぎて おまけに満月だからピント位置がはっきりしない
● ピント位置がわからなければ明るい星でバーティノフマスクで確認
の方法もあるのですが・・
拡大し過ぎて星の導入は精度不足とあきらめ
月が上って 家の壁から顔を出してから南側電柱にかかるまで、
時間的には十分のはずでしたが 後半の撮影は電柱にかかってしまいました。
結局 画像処理の段階でピントが合っていなかったことが判明。
処理でピンボケをごまかそうとしたのですが、画像が荒れてしまいました。
中秋の名月
(月齢14.1)
( 画像クリックで当ブログ最大サイズでの表示 元画像の約30%に縮小 )
( 見た目と同じく 上が北になっています )
撮影DATA
: 2019/ 9/13 23:00’~23:07 Vixen
VC200L
+
canonEF2.0x
(合成f=3,600㎜)
露出 1/125秒 × 24枚 ×2モザイク ISO 400 EOS 6D(HKIR改造) タカハシ EM-200 Temma2M
AviStack
でコンポジット ウェーブレット処理
マイクロソフト I.C・E
でモザイク結合
他にも月の画像処理で出番の多い
AviStack
はすぐメモリー不足のエラーを出すのですが、
今回は撮影画像を2分割でもダメで 結局4分割が必要で、
分割作業でほぼ徹夜になってしまいました。
それでも私のお気に入りのソフトです。
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いま我が家の「かたてま野菜」で残っているのは
2代目のナスとサトイモです。
キューリは50本以上とれたのですが、ナスも30個くらいはいけそうです
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いまさらのLPS-D1フィルターで まゆ星雲(百日ぶりの星空)
2019年09月10日
|
機材
台風15号が関東地方を直撃した前日の7日夜、
5月末の撮影以来 ほぼ百日ぶりに星空を撮ることができました。
この夜は上弦を過ぎた明るい月が沈むのが23時38分だったのですが、
待ちきれずに 沈む1時間前からはくちょう座の
まゆ星雲
の撮影を開始しました。
まだ月が沈んでいない23時ころ 家の裏口での撮影風景
( 画像クリックで星座を表示 )
IC5146 まゆ星雲
(はくちょう座)
( 画像クリックで元画像の25%表示 )
( 上方向が北 になります )
撮影DATA
: 2019/ 9/ 7 22:48’~ Vixen
R200SS+コレクターPH(合成f=760mm)
露出
6
分 ×
9
枚 +
1
分 ×
8
枚 ISO
3200
LPS-D1
EOS 6D
(HKIR改造)
タカハシ EM-200 Temma2M マイクロガイドスコープ 60 ToupCam ステラショット ステライメージ7
*
撮影DATAに
LPS-
D1
とありますが、先月末に購入したばかりのフィルターです
まゆ星雲
付近の拡大トリミング画像です。
(縮小率50%)
↓
昨年3月 住んでいる団地内の防犯灯のLED化がほぼ終わったことから、
LED光害対策として
LPS-
D2
フィルターを衝動買いしました。
しかしながら実際に使ってみると、
蛍光灯などの従来照明には逆に甘い特性となっていることがわかりました。
昨年の関連記事
→
まだ早すぎたのか ?LPS-D2フィルター ・・・
フルサイズカメラを購入した後も 買いなおすのがくやしくて
ずっとがまんして使ってきたのですが・・、ここにきて ついにポチリ。
昨年買った LPS-
D2
と同じ52㎜径のものを購入
同じ光学系で昨年10月にも
まゆ星雲
を撮っていたので
撮影画像のホワイトバランスがどう変わったのか検証してみました。
昨年
LPS-D2
で撮った画像の canonDPPヒストグラム ↓
今回
LPS-
D1
で撮った画像のDPPヒストグラムです ↓
いずれもISO3200で6分露光の撮影画像
(RAW画像をDPPのホワイトバランス ”オート” で)
比較してみると RGBの”
G
”のグラフの位置に違いがあります。
LED照明対策用の
D2
では、蛍光灯照明などに含まれる
G帯域の強い輝線を通過させているため緑色にカブっています。
一方
D1
の方は前にずっと使っていた LPS-P2の改良版とのことで
経験から赤紫色に偏るのではと予想していたのですが、
デジタル向けに改良ということで 赤カブリがほとんど無くなっていました。
画像処理を行ってみた感想としては
ダメージの大きいGのカブリが減ったため処理が容易で、
D2フィルターで気になっていた変なG・Bカブリも目だたないように思えます。
この夜は 朝までもう2タイトル撮ることができましたので、
引き続き画像処理の中で検証してみたいと思います。
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百日ぶりの撮影ともなれば なにかしら大きなミスや
トラブルの発生を覚悟していたのですが、
予想に反して順調に撮影できました。
これは 設営から撮影まですべてこなしてくれるステラショットのおかげ。
ただ防犯灯を隠すため電柱を2回上ったせいで、
左腕が筋肉痛になりました。(70代まじかを実感)
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上弦の月と木星の接近(撮れるものはこれしか・・)
2019年09月07日
|
天体写真(月・惑星・彗星)
もうずぅーっと悲惨な天気でボヤく気力もとうに無くなっているのですが、
ブログ更新を一か月近く怠っていたら病気ではとの心配の電話が。
まともな星空を撮影できたのは5月の下旬が最後だったので、
3か月以上も夜は雲まみれという異常な天気が続いています。
雪国の冬でもここまでひどくはありません。
とにかく雲があっても撮れそうなものということで、
昨夜は月と木星の接近をダメ元で狙ってみました。
久しぶりに熱帯夜が戻ってきて半ズボンで出たら、蚊の餌食でピント合わせもいいかげん
雲が薄くなったところで撮った
上弦の月と木星の接近
です。
( 元画像の25%縮小表示です )
( 木星とその衛星は等倍画像も加えました )
撮影DATA
: 2019/ 9/ 6 20:03’~04’ Vixen
R200SS
+
レデューサーHD
(合成f=760㎜)
露出 1/800秒 × 15枚 ISO 800 EOS 6D(HKIR改造) タカハシ EM-200 Temma2M
AviStack
及び
RegiStax6
でコンポジット・ウェーブレット処理
月の部分の縮小なし画像です。↓
この夜は予報通り次々に雲が押し寄せる天気だったのですが、
朝になると・・
雲もなくなり、今日は猛暑日になりました。
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もう月が太く明るいのですが、今夜は深夜以降晴れそうです。
この先も期待薄なので、月が沈むまで待つしかないか。
先月あった地元の
謙信公祭
での1コマ
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