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雲の上には宇宙(そら)
雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!
<銀河系外-21 衝突する銀河 触角銀河 >自宅で撮った『大宇宙SCALE』
2023年08月30日
|
自宅で撮った『大宇宙SCALE』
明日31日は8月二度目の満月で 今年一番大きいスーパームーンとのこと。(
前回の満月は
8月2日)
「中秋の名月」なら、雲がなければ撮るのですが・・
ここは9月の新月期までに
533MC
で撮る対象の導入用Mapを作成しつつ、
当面の満月期は シリーズ
自宅で撮った『大宇宙SCALE』
を再開し、
来
(きた)
る新月期までにはこのシリーズを完了したいと思います。
前にも書いたように 成文堂新光社の写真集
『大宇宙SCALE』
では
系外銀河
が全体の半分以上を占めています。
第三部の
系外銀河
では今回の
触角銀河
以降も数多くの興味深い対象が続くのですが、
写真集タイトルにあやかった わたしのブログのシリーズは、
残り3対象をもっていさぎよくギブアップとしたいと思います。
Ⅲ-21
触角 銀河
8000万
光年
NGC4038:種別 棒渦巻銀河 明るさ11.2等級 見かけの大きさ 5.2 × 3.1分角 星座 からす座
NGC4039:種別 渦巻銀河 明るさ11.8等級 見かけの大きさ 3.1 × 1.6分角 星座 からす座
-----------------------------------------------------------------
(注)
距離
については成文堂新光社 発行『
大宇宙SCALE
』より
( ことわりがない場合は
上が北側
になります )
右下の銀河はNGC4027
撮影DATA
: 2019/ 5/ 4・7(2夜)
Vixen VC200L+レデユーサーHD
(合成fl=1386㎜ F6.9)
露出
5
分 ×
16
枚 +
2
分 ×
8
枚 ISO
6400
LPS-D2
EOS 6D (HKIR改造)
タカハシ EM-200 Temma2M マイクロガイドスコープ 60 TOUPCam
ステラショット ステライメージ7
2つの銀河が衝突している姿で
アンテナ銀河
の別名を持つていま す。 ↓
( 上の画像の白枠内を縮小なしで切り出し )
南天低めの銀河のため2夜をかけて撮ったのですが、衝突によりからんだ淡い”触角”部分は露光不足でした
4月に購入したCMOSカメラ
533MC
で来年春に再挑戦してみたい対象のひとつです。
恒例の「只今撮影中」ショットで、2夜の内 5月4日夜の撮影風景です。 ↓
( 鏡筒の向いた方角に見える
□
が今回の撮影範囲です )
2019年 5月 4日 21時43分~
Tamron Zoom(fl17mm F2.8) 30秒×5枚 ISO1600
ソフトフィルター KissDX(SEO-SP2) 三脚固定撮影
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猛暑は9月に入っても続きそうですが、先日久々の雨が。
突然の黒雲に期待したのですが1時間足らずでやんで、ふたたび強い日差しの空に戻りました
その2日後に 最近姿を見せなくなったアマガエル君が玄関わきのアジサイの葉にちょこんと。
玄関あたりで もう何年もいつもひとりぼっちの姿を見せてくれます
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散開星団M52とバブル星雲NGC7635(熱帯夜に533MCで撮る その4)
2023年08月25日
|
天体写真(星雲・星団)
8月11日夜(
正確には日が替わった
12日早朝)に撮影した4タイトル目になります。
選んだのは南中したばかりのカシオペア座の散開星団とバブル星雲のコンビ。
残り時間から2タイトル撮るのは無理と判断して、薄明開始後20分過ぎまで撮影。
散開星団M52 & バブル星雲NGC7635
(カシオペア座)
( 元画像の
50%に縮小
ノートリミング
)
(
上が北
になっています )
撮影DATA
: 2023/ 8/ 12 2:05’~ Vixen
R200SS(コレクターPH)
(合成fl=760㎜)
露出 180秒 × 31枚 Gain300
ASI533MC Pro(冷却-5℃)
タカハシ EM-200 Temma2M
ステラショット2
(導入・撮影・オートガイド)
ステライメージ9
(画像処理)
*ダーク処理、フラット処理はまじめにやっています
このエリアは2017年に今回と同じ
R200SS
鏡筒で撮影しています。 ↓
カメラはAPS-Cサイズの
60D
で撮影しています (
□
枠が今回の
533MC
での撮影範囲 )
恒例の「只今撮影中」ショットです ↓
( 鏡筒の向いた方角に見える小さな
□
が今回の撮影範囲です )
2023年 8月12日 2時14分~ Tamron Zoom(fl17mm F2.8) 30秒×6枚 ISO1600
ソフトフィルター KissDX(SEO-SP2) 三脚固定撮影
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朝の6時前からウォーキングを再開したのですが、戻ってくると汗でびっしょり。
家内のプランターの花への水やりもかねての早起きですが、
いつまで続くこの猛暑。
我が家の『かたてま野菜』も とうに終わり、いま元気なのは外来種の「高砂百合」だけ
先日 一本の茎に40もの花を付けた「高砂百合」がテレビニュースで紹介されてました
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網状星雲(西側)モザイク撮影(熱帯夜に533MCで撮る その3)
2023年08月21日
|
天体写真(星雲・星団)
8月11日夜に撮った3タイトル目になります。
この夜のSCW予報では日が替わるまではうす雲があるということで、
23時過ぎに南中する
網状星雲(西側)
をこの夜のメインタイトルに決めていました。
網状星雲(西側)
は南北に長いため短焦点反射鏡筒の
R200SS
でも収まらず、
南北2カットに分けてモザイク撮影を行いました。
NGC6960 網状星雲(西側)
(はくちょう座)
北部・南部を別々に撮影 画像処理後に
モザイク結合
( 画像クリック箇所に応じて、北部・南部別に撮影画像を表示します
元画像の50%サイズで表示
)
(
上が北
になっています )
撮影DATA
: 2023/ 8/ 11 23:32’~ Vixen
R200SS(コレクターPH)
(合成fl=760㎜)
露出 (北部)180秒 × 22枚 (南部)180秒 × 19枚 Gain300
ASI533MC Pro(冷却-5℃)
タカハシ EM-200 Temma2M
ステラショット2
(導入・撮影・オートガイド)
ステライメージ9
(画像処理)
マイクロソフト ICE
(モザイク結合)
*ダーク処理、フラット処理はまじめにやっています
北部・南部とも3分露光24枚づつ撮ったのですが、ガイドエラーの目立つ画像は外しました。
前回 超新星残骸であるこの星雲を撮ったのは2020年の8月でした。
長焦点の
VC200L(+レデューサーHD)
で撮影しています。
焦点距離は今回より長い1,386mmなのですが
フルサイズカメラでの撮影なので モザイクなしで全体が収まっています。
( 画像クリックで当ブログ最大サイズで表示できます )
フルサイズカメラのこちらは1カット撮影で総露光時間140分。
ASI533MC
で2カットでモザイクした総露光時間も144分
(不採用分含む)
とほぼ同じのですが、
北部・南部ごとの各画像の露光時間は1/2の72分になります。
実質半分の露光時間で画質に差はでないのか? 星雲の南部を切り出して比較してみました。 ↓
ASI533MC
は Gain300
EOS 6D
は ISO6400 で撮影しています
この露光設定では
533MC
の方が
高精細
で
高感度
に見えるのですが・・・ 皆さんの判定は?
画像処理も 低ノイズの533MCの方がとてもシンプルで短時間に終了しています
恒例の「只今撮影中」ショットです ↓
( 鏡筒の向いた方角に見える小さな
□
が今回のモザイク撮影範囲です )
2023年 8月11日23時40分~ Tamron Zoom(fl17mm F2.8) 30秒×6枚 ISO1600
ソフトフィルター KissDX(SEO-SP2) 三脚固定で自宅裏で撮影
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昨日(20日)は第98回謙信公祭2日目で午後から出陣行列を見に行ってきました。
ご近所でも参加される方がおられるということで応援の意味もあったのですが
午後3時ころに猛暑のため開始直前で中止に。
それでも 謙信公みこし渡御だけは行われました
夕方からの”川中島合戦”は予定通り行われたようですが、暑くて見に行く元気が・・・
川中島合戦を前に見たのは
GACKTさんが最後に謙信公役を務められた2015年の8年前。
当時のブログ記事は
→
ファンの人も、ファンでない人も(GACKT謙信2015)
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M17 オメガ星雲(熱帯夜に533MCで撮る その2)
2023年08月18日
|
天体写真(星雲・星団)
8月11日夜に約2か月ぶりの撮影となった2タイトル目になります。
この夜は撮影鏡筒を長焦点の
VC200L
から短焦点で明るい
R200SS
鏡筒に変えての撮影でした。
予報では台風も上陸予定だったので、この新月期もこの夜だけの撮影で終わるかもと思い
2タイトル目は総露光時間を短縮して撮影タイトル数をかせぐ作戦に。
M17 オメガ星雲
(いて座)
( 元画像の
35%に縮小
ノートリミング
)
(
上が北
になっています )
撮影DATA
: 2023/ 8/ 11 22:32’~ Vixen
R200SS(コレクターPH)
(合成fl=760㎜)
露出 180秒 × 10枚 +60秒 × 11枚 Gain300
ASI533MC Pro(冷却-5℃)
タカハシ EM-200 Temma2M
ステラショット2
(導入・撮影・オートガイド)
ステライメージ9
(画像処理)
*ダーク処理、フラット処理はまじめにやっています
露光時間の短縮のため高感度のGain300で撮ったのですが、明るい星雲中心部が飽和しないよう60秒の短時間露光も加えました。
上の画像でも
Ω
(オメガ) の形は推察できるのですが、別名の”
白鳥
星雲”の方は上下逆にしてもどこが首やら頭やら。
総露光時間40分と短めですが、露光時間を延ばしても細部が見えてくる星雲ではないような気が・・・
この星雲の北側には「
創造の柱
」で有名になった
M16 わし星雲
があります。
(
□
が今回の
ASI533MC
の撮影範囲 )
撮影DATA:2019/ 5/30am canon NFD400mm F2.8(手製絞りF4相当)総露光時間 50分 ISO3200 EOS6D(HKIR改造)
恒例の「只今撮影中」ショットです ↓
( 鏡筒の向いた方角に見える小さな
□
が今回の撮影範囲です )
2023年 8月11日22時54分~ Tamron Zoom(fl17mm F2.8) 30秒×4枚 ISO1600
ソフトフィルター KissDX(SEO-SP2) 三脚固定撮影
肉眼でこのように天の川が見えるわけではなく、あくまで何枚か撮ったものを重ねて画像処理した結果です。
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台風が日本海を通過していったせいか、一昨日・昨日と何十日ぶりかで雨が少し降りました。
それでもここのところ新潟県が今日の暑さ日本一だったとの報道がされています。
早く猛暑が終わってほしいです。
猛暑でスイカ割りも室内で
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干潟星雲中心部(熱帯夜に533MCで撮る その1)
2023年08月14日
|
天体写真(星雲・星団)
8月10日夜は雲予報で期待していたのに、強い南風で断念。
8月の新月期もダメかと思ったのですが、
なんと翌日夜に
約
2か月ぶりに撮影することができました。
4月にカラーCMOSカメラ
ASI533MC
を購入し
長焦点反射鏡筒の組み合わせで系外銀河を撮ってきたのですが、
6月18日の
M16 わし星雲
の「創造の柱」を撮影した以降
夜になると雲が出るという天気がずーっと続いていました。
もし撮れるなら夏の星雲を と思って短焦点反射鏡筒の
R200SS
のダーク・フラット画像を事前に作成。
待ちに待った いて座の星雲になります。
(この夏、最初で最後になるかも?)
M8 干潟星雲 中心部
(いて座)
( 元画像の
50%に縮小
ノートリミング
)
(
上が北
になっています )
撮影DATA
: 2023/ 8/ 11 21:01’~ Vixen
R200SS(コレクターPH)
(合成fl=760㎜)
露出 180秒 × 20枚 (Gain204)+60秒 × 10枚 (Gain300)
ASI533MC Pro(冷却-5℃)
タカハシ EM-200 Temma2M
ステラショット2
(導入・撮影・オートガイド)
ステライメージ9
(画像処理)
*ダーク処理、フラット処理はまじめにやっています
露光でGain204とGain300で撮ったものを加算平均していますが、深い意味はありません。
Gainの違いによる撮影画像の比較がやってみたくて撮ったのですが、
もったいないのでみんな使っただけです。
Gain
204
とGain
300
で撮影した画像を比較してみました。↓
* Gainを上げると感度が向上する反面、ダイナミックレンジが狭まるので、
ASI533MC
では
Gain
100
が推奨とのこと
(
星雲のもっとも明るい中心部
を 縮小なしで切り出し )
(
注1
)露光時間は撮影画像の輝度がほぼ同じになるよう変えてあります
(
注2
)Gain200にしてないのはステラショットのスライドバーでの設定のため
(
注3
)Gain204の星像で斜めの光条が加わっているのは電線通過のため
今回は極めて明るい星雲だったためか、 Gainが高いデメリット(階調が狭まる
など
)は
画像が少しザラつく
ことくらいしかわかりませんでした。
むしろ、Gain
300
の方が
●
Gain204の1/3の露光時間で済むこと
●
短時間露光で済むためガイド流れが少ないこと
のメリットが・・
533MC
のユーザーの中には平気でGain100で1分露光100枚撮影される方もおられますが、
老い先短いわたしがGain100で撮影することはあるのでしょうか?
写野は格段に狭くなるのですが、ピクセルサイズが小さいことによる高解像度、
各種の低ノイズ性能による画像処理の容易さは 短焦点のR200SSでも十分感じることができました。
2020年に
今回と同じR200SSを使って
フルサイズデジタルカメラで撮影した画像です。 ↓
(お詫び)
下の画像内の撮影データ記載がR200SSとなっていますが、
NFD400mm(F4)
の誤りでしたので訂正いたします。(2023. 8.17)
□
が今回の
533MC
の撮影範囲になります
ほんとに久しぶりの恒例の「只今撮影中」ショットです ↓
( 鏡筒の向いた方角に見える小さな
□
が今回の撮影範囲です )
2023年 8月11日21時23分~ Tamron Zoom(fl17mm F2.8) 30秒×6枚 ISO1600
ソフトフィルター KissDX(SEO-SP2) 三脚固定撮影
お盆でお泊りに出かけられたのか、南西側の隣家の灯火はずっと消えたままでした。(ラッキー!)
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連日の猛暑および熱帯夜で趣味部屋が30℃前後。(エアコンなし!)
PCの熱暴走を防ぐためサーキュレーターを購入しました。
だれもいない向かいの部屋のクーラーを一晩中つけたまま解放して趣味部屋に扇風機で送風
PCの前に購入したサーキュレーターを置いて2段構えで対処しました
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雲上(くもがみ)/
C11鏡筒のラスボスは”結露”、月明りの中で対策検証(その1)
さすけ/
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自宅で撮った紫金山・アトラス彗星(10月14日)
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いよいよ屋外設置で検証(第一夜)『C11鏡筒がやって来た』
マルさん/
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星が見えなくてもやれる事。『やって来たC11鏡筒』
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続2・無理なのは赤道儀ではなく 私の体力だった。『やって来たC11鏡筒』
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