雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

J-APA 第3回天体写真展 わたしの出品作品(40日も撮れてないので・・)

2024年06月19日 | 上越天体写真友の会
新潟県はまだ梅雨入りはしていないのですが 夜はすっきりしない天気が続いて、気が付けば満月期。
もう40日も撮影できていません。
まだ6月というのに昼は真夏日になることもあって夏バテ気味です。
新しくお見せするものがないので、先日わたしの所属する『上越天体写真友の会(J-APA)』の
第三回天体写真展」が開催されましたので、その展示内容と
私の出展した作品の報告をさせてもらいます。

今回も会場は「上越市福祉交流プラザ」1階の展示コーナーをお借りしました。
展示会初日の6月5日は朝8時半に作品を持ち寄って飾りつけを行いました

今回で通算3回目になりますが一人3点を目標に、できるだけ昨年12月の展示会以降に撮ったものを
ということで、わたしをはじめ出展作品には皆さん苦労されたのでは ・・
というのは、前回から6カ月あっても、その大半は星空の期待できない雪国の空。

それでも前回ほど多くはありませんが、オブザーバー参加を含む10名で29作品集まりました。
展示会場で撮った出展された全作品になります。 ↓



できれば撮影DATAも入手してお見せしようかと思ったのですが、会場で撮った肝心の画像の写り込みが激しくてやめました。
( よく見ると画像のあちこちに撮影中のわたしの姿が )

会場で撮った写真の中には私の作品もあるのですが、
ご覧のように写り込みが無いように展示しています。 ↓
 撮影DATA

撮影DATA

撮影DATA
写り込みが無いように光沢が控えめなプリント用紙を使い、額縁のアクリル板を表面ではなく内側に入れています

今回は手抜きでしたが、次回の展示会では会員の皆さんから
展示作品の画像も提供していただいて、またブログ上で展示会ができればいいな、なんて考えています。


= = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = =
今夜は満月3日前の月なら撮れそうなのですが、とりあえず記事も書けたし
やっぱり機材の設営はやめとこうかな。
「かたてま野菜」の方は買いなおしたスイカが成長して、昨日人口受粉第2号実施。
ツルが伸びてワラが間に合いません
買ってきたときは”スイカ”だったのに・・↓


にほんブログ村 写真ブログ 天体写真へにほんブログ村
いつもポチッとありがとうございます。

= = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = =
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

気落ちした後の三裂星雲は期待外れの写り

2024年06月12日 | 上越天体写真友の会
ちょっとブログ更新が空いてしまいましたが、まだ先月撮った画像が残っていました。
前回記事の子持ち銀河を2時間もJPEGで撮るという二度目の失態に、
自己嫌悪と脱力感の入り混じった中で撮った南天 いて座の三裂星雲です。 
 
 M20 三裂星雲 (NGC6514)(いて座) 
( 元画像の50%縮小で ほとんどノートリミング )
( 北は上の方向 になっています )
撮影DATA : 2024/ 5/10 02:43’~ Vixen VC200L(レデユーサーHD) (合成fl=1386㎜)
露出 6分 ×8枚 (総露光時間48分)Gain150  Offset 8 ホワイトバランス(R50%・B50%) LPS-D1フィルター ASI533MC Pro(冷却-10℃)
 タカハシ EM-200 Temma2M  ステラショット3(導入・オートガイド・撮影) ステライメージ9(画像処理)
ダーク・フラット処理は新しく作成し直したものを使っています
南中の15分前から撮影開始したのですが、庭の桜の木に邪魔されて結局南中を過ぎてからやっと使える画像になりました

本来この星雲は見かけは小さいものの色鮮やかな明るい散光星雲なのですが、
今回は色がくすんで、星像もきりッとしません。
薄明が始まって30分過ぎまでねばったことのほかに、電線群通過によるガイドの乱れで星が肥大化したことも原因かと。
わたしの『庭撮り』の環境では もともと南天の対象は不得手なのですが、
それでも透明度に恵まれればもう少しましな星雲の姿を得ることができます。
縮小なしで今回と同じ範囲を切り出して比較すると・・
撮影鏡筒とレデユーサーは今回とおなじで、ピクセルサイズの大きいフルサイズデジ一眼で撮っています。

比べてみれば、今回の画像はとてもCMOSカメラASI 533MCの能力を発揮しているとは思えません。


撮影時の空の状態がわかる恒例の「只今撮影中ショット」になります。 ↓
( 鏡筒の向いた方角に見える小さなが今回の撮影範囲です )
2024年 5月10日 02時57分~ Tamron Zoom(fl17mm F2.8)30秒×8枚 ISO1600 
ソフトフィルター使用 kiss DX(SEO-SP2) 三脚固定撮影
薄明が始まる少し前に撮っているのですが、静止画とは言え8枚コンポジットしても市街の明りで天の川はこの写り。


= = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = =
植え付けてから26日が経った『かたてま野菜』は成長期に入ってきました。
植えたときに紹介した我が家にやってきた26代目「宇宙キューリ」の現在の姿です。
右側の2本が「宇宙キューリ」・・・日本初の女性宇宙飛行士 向井千秋さんが 宇宙で実験に使ったキューリの子孫

別に買ってきた苗(一番左)より成長が遅く心配したのですが、ここに来てぐんぐん伸びて背丈で逆転。


にほんブログ村 写真ブログ 天体写真へにほんブログ村
いつもポチッとありがとうございます。

= = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = =
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『J-APA』 2023 天体写真展より(その3)

2024年01月14日 | 上越天体写真友の会
上越天体写真友の会(J-APA)』のメンバーの皆さんより
追加画像の提供がありましたので、今回も会員の方の作品紹介になります。
(注)J-APA ・・・ Joetsu-Astro PhotographyAssociation

( 尚、会員の方の作品につきましては無断転載はご遠慮ください )

小 谷 さん
太 陽 (プロミネンス)
撮影DATA : 2022/ 5/19 7:23’~ タカハシ TOA130NS (fl=1000㎜)
露出 13.1 mS × 100枚(Gain 151)DAYSTAR フィルター  ZWO ASI 1600MMPro(冷却ナシ) Vixen AXD2 
Sharp Capture (撮影) ステライメージ・GIMP(画像処理)
■撮影者コメント:太陽はダイナミックに燃えています

太 陽 (表 面)
撮影DATA : 2022/ 5/19 8:15’~ タカハシ TOA130NS (fl=1000㎜)
露出 13.1 mS × 100枚(Gain 151)DAYSTAR フィルター  ZWO ASI 1600MMPro(冷却ナシ) Vixen AXD2 
Sharp Capture (撮影) ステライメージ・GIMP ホカ(画像処理)
■撮影者コメント:沸々と煮えたぎっているような感じです


細 谷 さん
月 齢 19.7
撮影DATA : 2023/ 8/ 6 1:00’~ タカハシ TSA102+2.5x バーローレンズ(合成fl=2040㎜)
露出 1/500秒 ×60秒キャプチヤー ×6枚モザイク(Gain 160)UV/IR フィルター  ZWO ASI 224MC タカハシ Temma2Z 
Sharp Capture (撮影) Autostakkert!2/Regisutax 6/Photoshop Elemennt(画像処理)

■雲上 コメント:細谷さんとは10年以上のお付き合いで、昨年6月のJ-APA発足の際にお誘いをいただきました。
現在 当会の会長さんをされておられます。


12月に開催された第2回天体写真展では、撮影機材の展示も行いました


= = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = =
今年の初撮りはいつになるか?
実は新月だった11日夜に2時間余り雲の切れる予報だったので、
昨年12月にアップグレード版で購入していたステライメージ3
新機能の検証を行ってみました。
ライブスタックについての検証でしたが、結果は期待を裏切るものでした。
(その内容については次回で)

にほんブログ村 写真ブログ 天体写真へにほんブログ村
いつもポチッとありがとうございます。

= = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = =
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『J-APA』 2023 天体写真展より(その2)

2024年01月11日 | 上越天体写真友の会
前回に引き続き『上越天体写真友の会(J-APA』で 昨年開催した2回の天体写真展の
展示写真を中心に会員の皆さんの作品を紹介いたします。
(注)J-APA ・・・ Joetsu-Astro PhotographyAssociation

( 尚、会員の方の作品につきましては無断転載はご遠慮ください )

吉 原 さん
オリオン座 M42 (オリオン大星雲)
撮影DATA : 2023/10/18 01:00’~ タムロン SP 150-600mm F/5-6.3  (fl=600㎜)
露出 600秒 × 10枚 (Gain 0)フィルター なし ZWO ASI2600MC(冷却 -5℃) Vixen SXD2 
PHD Guiding2(オートガイド) ステラメージ9(画像処理)

アンドロメダ座 M31 (アンドロメダ大銀河)
撮影DATA : 2023/12/ 4 21:00’~ タムロン SP 150-600mm F/5-6.3  (fl=600㎜)
露出 600秒 × 10枚 (Gain 0・Offset ー)フィルター なし ZWO ASI2600MC(冷却 -5℃) Vixen SXD2 
PHD Guiding2(オートガイド) ステラメージ9(画像処理)

いっかくじゅう座 NGC2237(ばら星雲)
撮影DATA : 2023/12/ 4 23:30’~ タムロン SP 150-600mm F/5-6.3  (fl=500㎜)
露出 500秒 × 15枚 (Gain 92・Offset ー)フィルター なし ZWO ASI2600MC(冷却 -5℃) Vixen SXD2 
PHD Guiding2(オートガイド) ステラメージ9(画像処理)
■ 雲上 コメント:吉原さんは天体写真では珍しい 超望遠ズームレンズ(フルサイズ対応)を使っての撮影です


井 部 さん
はくちょう座 NGC6992 (網状星雲)
撮影DATA : 2023/ 7/17 01:34’~ kenko 102mm F4.9 (fl=500㎜)
露出 120秒 × 20枚 (ISO 3200) サイトロン Quad BP-Ⅲ フィルター canon EOS 60Da Vixen SXP 
自動/MGEN-3(導入・撮影・オートガイド) ステライメージ9(画像処理)

いっかくじゅう座 NGC2237、2246 (ばら星雲)
撮影DATA : 2023/12/ 9 01:51’~ kenko 102mm F4.9 (fl=500㎜)
露出 180秒 × 10枚 (ISO 3200) サイトロン Quad BP-Ⅲ フィルター canon EOS 60Da Vixen SXP 
自動/MGEN-3(導入・撮影・オートガイド) ステライメージ9(画像処理)
■撮影者コメント:QBPフィルターを使う事で安価な短焦点望遠鏡でも星雲撮影が可能になる


発足まもない6月に開催された第1回天体写真展と友の会のメンバー

更に2名の会員の方から画像の提供がありましたので、次回に続きます。


= = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = =
一昨日(9日)の午後6時ころ上越市で震度4の大きな余震が発生。
その時間 私は早々入浴中だったので、なすすべもなく怖かったです。
震源が佐渡沖の活断層ということで、新潟県では最大震度5弱の揺れ。
震源が新潟側に近づいている様で気味が悪いです。


にほんブログ村 写真ブログ 天体写真へにほんブログ村
いつもポチッとありがとうございます。

= = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = =
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『上越天体写真友の会』 2023 天体写真展より(その1)

2024年01月08日 | 上越天体写真友の会
雪のない穏やかな正月のはずが、元旦夕方に『能登半島地震』が発生。
一週間経って被災地の悲惨な状況が判明するにつれ、正月であることすら忘れました。
こちらでもまだ弱い揺れは一日に何回か感じているのですが、
被災地ではこれが震度4や5かと思うと・・
安否不明者の捜索のためにも、せめて揺れは早く収まってほしいです。


天体写真の話になりますが 、下弦の月を過ぎて新月期に入ったものの
天候が冬型に戻ったため撮影ができません。上越市は現在大雪警報が出ています
1月としてはいつものことで、毎年ブログの記事ネタに困るのですが
昨年『上越天体写真友の会 (J-APA)』が発足したことから
会員の皆さんに画像の提供をお願いしました。
具体的には昨年同会で開催した2回の写真展の展示作品の中から数枚選んでいただき
私のブログ上で全国の皆さんに見てもらおうというもの。

メールで会員の皆さんにお願いしたところ、現時点で5名(わたしを含めて)から
画像を提供していただきましたので数回に分けてご覧いただきます。

( 尚、会員の方の作品につきましては無断転載はご遠慮ください )

秋 山 さん
ふたご座 クラゲ星雲IC443付近
撮影DATA : 2023/ 3/29 19:39’~ タカハシ ε130D (fl=430㎜)
露出 300秒 × 11枚 (Gain300) LPS-D3フィルター ZWO ASI294MC Pro(冷却-10℃) Vixen SXD(K-ASTEC改造)  
ステラショット2(導入・撮影・オートガイド) PixInsight+PS(画像処理)
■撮影者コメント:SI(ステライメージ)+ PS(フォトショップ) 処理がうまくいかず、PixInsight体験版で挑戦。


川 合 さん
オリオン座 バーナードループとエンゼルフィッシュ星雲
撮影DATA : 2023/10/18 01:05’~ ZEISS Milvus85mmF1.4(F4に絞る
露出 300秒 × 27枚 (Gain1600/Offset45) マルミ StarScape IDAS HEUIB Ⅱフィルター QHY367C Pro(冷却-10℃)
ユニテック SWAT-330  手動/ノータッチ APT(導入・撮影・オートガイド) PixInsight(画像処理)
■撮影者コメント:デジタル現像で微光星を全て消し去るスターレス処理をし、
オリオン座に広がる巨大なバーナードループの星雲の構造を描出してみました。

ケフェウス座 散光星雲 IC1396
撮影DATA : 2023/ 6/17 23:24’~ Vixen VSD100 (F3.8) + x 0.79RD (合成fl=380→300㎜)
露出 360秒 × 26枚 (Gain26/Offset25) IDAS HEUIB Ⅱフィルター QHY268C(冷却-10℃)
VixenSXP  自動/ビデオガイド APT(導入・撮影・オートガイド) PixInsight(画像処理)
■撮影者コメント:オレンジ色に輝くガーネットスターと、淡く広がる散光星雲を画角一杯に撮ってみました。


おうし座 散開星団M45(プレアデス星団) 和名:昴(すばる)
撮影DATA : 2023/10/17 23:03’~ Vixen VSD100 (F3.8) + x 0.79RD (合成fl=380→300㎜)
露出 300秒 × 25枚 (Gain25/Offset30) IDAS HEUIB Ⅱフィルター QHY600C(冷却-10℃)
VixenSXP  自動/ビデオガイド APT(導入・撮影・オートガイド) PixInsight(画像処理)
■撮影者コメント:アリスの谷村新司さんを追悼し、名曲”すばる”を思い浮かべ撮影しました。
歌詞の様に蒼白き昴と、それを含む分子雲にさんざめく星々を描出しました。


ほかの会員の方の作品は次回以降のブログで紹介いたします。


= = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = =
大地震に見舞われた能登地方では道路寸断で救援の遅れが目立ち、
さらにここにきて雪が加わって道路状況は更に悪化。
春はまだ遠く、復旧の遅れが心配されます。
我が家の2階で行儀よく倒れた本棚。余震でまた倒れるかと思いそのままに


にほんブログ村 写真ブログ 天体写真へにほんブログ村
いつもポチッとありがとうございます。

= = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = =
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ランキング参加してます

にほんブログ村 写真ブログ 天体写真へ
にほんブログ村

応援(クリック)してね


天体写真 ブログランキングへ