雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

「皆既月食」期待して設営したのに・・(がっかりにもほどがある)

2021年05月27日 | 天体写真(月・惑星・彗星)
昨夜は3年ぶりの皆既月食でした。
2010年以降 日本で見れた皆既月食8回のうち、撮影できたのは2回だけなので
越後は晴れる確率はもともと少ないのですが 雲予報は期待したくなるものでした。

雲は多いものの皆既食まじかの8時のSCW予報は ↓
全国的には北日本しか晴れず、しかもその境界がわたしの住む上越市あたりになります。

そこで当日の昼間は あんなプランやこんなプランを練っていました。
ズームレンズ(fl=17mm)三脚での固定撮影後比較明合成 ↑
R200SS(コレクタPH fl=760mm) +EOS6D 赤道儀追尾で撮影後比較明合成 ↑
その後より長焦点のVC200L鏡筒にプラン変更
(今回は月の出から約1時間後には皆既食となるため食の経過より皆既中の月を重点としました)

撮影プランが決まったら、撮影場所の2階まで機材一式を運び上げてベランダに設営。
部屋からリモートで撮影するため パソコン類も趣味部屋から運び上げました
ベランダでは東から南の方向が撮影できますが、北極星が見えないこと、市街の光害がひどく普段は使いません

そして夕食も食べずに月の出となった18時48分。
空はまだ明るいのですが、見えていいはずのうしかい座のアルクトゥールスが見えません。
ほんとは月が出る前に明るい星でピント合わせする予定だったのですが、星がまったく見えません。
星どころか上ったはずの月もずっと見えず、やっとぼんやりと月の位置がわかったのは
もう皆既が終わって部分食になったころでした。 ↓
まもなく部分食も終わるころには 明るくはなったものの”ぼんやり”は変わりませんでした ↓
 
一応 苦労して2階まで運び上げて設営したので、VC200L鏡筒でも撮っています。
( ブログ掲載した画像では、これまでで一番ひどい画像かも・・ )
↑ 部分食の半分を過ぎたころ
↑ 部分食がまもなく終わるころ

今回はブログ記事一回分になっただけでも良しとします。

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ローカルニュースによると
県内でも佐渡や北の村上市では皆既月食が見れたようです。

植えてからまだ二週間のズッキーニがもう大きな花を付けました

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さそりのカラフルエリア、過去2年分をまとめて再処理

2021年05月17日 | 天体写真(星雲・星団)
しばらくブログの更新がされていませんでしたが、その理由は
先月11日夜以降 もう一ヶ月以上 星の写真が撮れていないため。
5月の新月期も昼間は晴れても夜になると雲が出たり、黄砂でどんよりだったり。
新月期もじき終わり、その先は梅雨入りがまっています。

このままだと画像処理の仕方も忘れそうなので、
一昨年・昨年と くしくも同じ5月29日夜に撮ったさそり座のカラフルエリア
2年分合わせて総露光時間3時間の撮影画像で再処理してみました。

へびつかい座ρ(ロウ)星雲 複合体  (へびつかい座・さそり座)  <2年分再処理>  
( 画像クリックで 当ブログ最大サイズで表示します )
( 縦構図で撮っており 上方向が 北 になります )
撮影DATA : 2019/ 5/29 23:52’~ +  2020/ 5/29 23:47’~ 
canon NFD400mm F2.8(手製絞りF4) 露出  各年とも 分 × 20枚 + 分 × 10枚 (総露光時間 180分)
ISO 3200 LPS-D2(2019)   LPS-D1(2020)  EOS 6D (HKIR改造)
タカハシ EM-200 Temma2M マイクロガイドスコープ 60 ToupCam 
ステラショット(導入・ガイド・撮影)ステライメージ9(画像処理)
2年分の露光時間で倍の総露光時間となったため、
より強い画像処理ができ これまでで一番の画像となりました。

我が家の『庭撮り』では南天のこの撮影対象はかなりやっかいです。
昨年の『只今撮影中』ショットです。 ↓
いつもの設置場所だと南方向(一点鎖線)に電柱があるので、道路側に設置場所を変えるのですが
市街地の光害は避けようもなく深夜帯になってからの撮影が必須です。
おまけに早く南中するさそり座のこのエリアは
春の系外銀河のシーズンとも重なり、長焦点鏡筒からの載せ替えも大変です。
そんな訳で撮影機会はどうしても少なくなります。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

昼間は晴れが続いていたので我が家の『かたてま野菜』がスタートしました。
今年は少し遅めの5月10日・12日の2回に分けて植え付け
雑草が生えない様 今年は初めてマルチングをしてみました。
今年の『片手間野菜』のメンバーです。↓
今年は植える場所を変えたりして、割高な接ぎ苗は買いませんでした。
みんな元気に育ってくれるといいんだけど。(何分 片手間なもので・・)

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県内の親戚から今年も山タケノコ(ネマガリダケとも)が送られてきました。
竹藪の斜面をクマに出くわす危険を追いながら これだけ採るには・・
新鮮なうちに皮をむいてさっそくタケノコ汁にしていただきました。
皮をむくとこんなに小さくなってしまう貴重なものです
ほんとうにおいしかったです、ごちそうさまでした。

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ゼンマイ(山菜)を探せ 2021

2021年05月07日 | 我が家の四季
すでに月は下弦を過ぎて新月期に入っているのですが
昼間晴れても夜まで晴れてくれません。

画像ストックが無くなったこんな時 こんな時期には定番のブログ記事があります。
カメラをぶら下げて行く山菜のゼンマイ採り。
ブログ開設以来、ほぼ毎年欠かさず記事掲載してきました。
今年は4月の15日と22日の2回出かけたのですが、いずれも早すぎて収穫はごくわずか。
家内からは「これでは正月の雑煮(ぞうに)の具にもならない」と言われ
26日に3度目の山行となりました。
今度はブログ記事用というより、より多い収穫を目指してスーパーの袋2枚持参。

まずは前回行った道路に近いところを探したのですが、新たな収穫は無し。
そこで昔行ったことのある山林の奥深いところまで久しぶりに入ってみました。
昔 田んぼだったところのようですが、今は木々が生い茂り 迷ってしまいそう
ぬかるみに長靴がはまり、ズボンもカメラも泥だらけになったりしましたが
これまでにない収穫となりました。
ここだけでもこんなに採る事ができました。↓

それではいつものように皆さんも探してみてください。
ゼンマイはど~こだ!
( わからない人は画像クリック )

ゼンマイはど~こだ!

ゼンマイはど~こだ!
結局カメラを持って行ったので、他にもたくさん撮っていますが、きりがないので・・
まだカタクリの花がいっぱい咲いていました。(日陰にはまだ雪が残っていました)

今回は家を出てから戻るまで珍しく3時間越えで 収穫はこれだけ。
これでも過去記事の画像と比べたら今回が一番多いようです。
このあと綿と葉をとって、さっとゆでると ↓
これを広げて、もみながら天日干しすると 干からびたミミズみたいになります。
あとは正月までしまった場所を忘れないように保存。

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今年1月は記録的な大雪で、3月は気温が高めでした。
それで桜は例年より早く咲いたのですが、山菜はどうだったのか?
カタクリの咲き具合を見ると、雪の少なかった昨年より遅く
やっぱり山は雪が多い分 春が遅かったようです。
山菜採りに行く途中に見ることができる道路わきの枝垂桜

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NGC5371 & HCG68(りょうけん座)

2021年05月02日 | 天体写真(系外銀河)
前回記事に掲載のおおぐま座のM98・M108の星雲・銀河コンビを撮り終えたのは
4月12日のほぼ00時。
次に予定していたのはりょうけん座の系外銀河NGC7351HCG68と呼ばれる銀河の集合です。
ちょうどこの時間帯に南中する事からピックアップしたものですが、
カメラを縦構図から横構図に変換したため、少し時間を要して0時半頃から朝まで撮影しました。

NGC5371 & HCG68  (りょうけん座)  
(中段やや左)NGC5371:距離 3,000万光年? 視等級 10.6等級  視直径 4.1’×3.2’ 渦巻銀河 
(中段やや右)HCG68拡大画像に個別記載 コンパクト銀河群 
( ノートリミング 画像クリックで 当ブログ最大サイズで表示します )
( 上方向が 北 になります )
撮影DATA : 2021/ 4/12 00:27’~  Vixen VC200L(fl=1,800mm)
露出 15分 × 12枚 + 分 × 枚 
ISO 6400 LPS-D1 EOS 6D (HKIR改造)
タカハシ EM-200 Temma2M マイクロガイドスコープ 60 ToupCam 
ステラショット2(導入・ガイド・撮影)ステライメージ9(画像処理)
銀河が集まってるのですが、フルサイズカメラで撮るとさみしい画像になってしまいます

この領域は昨年3月19日にも同じ撮影機材で撮影しています。
前回の露光時間は15分×8枚+3分×7枚でしたので、
合わせて総露光時間5時間39分で処理した画像です。 ↓
( 見栄えがするよう、銀河中心でトリミング しました )

さらにHCG68の等倍切り出し画像です。 ↓
明るい星は6.5等級で、メンバーの各銀河は明るい順に
NGC5353:11.0等級 視直径 2.8’×1.9’ 渦巻銀河
NGC5350:11.3等級 視直径 3.1’×2.5’ 渦巻銀河
NGC5354:11.4等級 視直径 2.2’×2.0’ 渦巻銀河
NGC5355:13.1等級 視直径 1.2’×0.7’ 渦巻銀河
NGC5358:13.6等級 視直径 1.2’×0.3’ 渦巻銀河

恒例の『ただいま撮影中』ショットです。 ↓
( 画像クリックで星座名を表示します )
01時38分ころ~ TamronZoom(f17mmF2.8) 30秒×7枚 ISO1600 ソフトフィルター kissDX(フィルタ改造) 三脚固定撮影

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『サンデー毎日』なのでゴールデンウィークは関係ないのですが、
画像ストックも無くなった事からそろそろ晴れて欲しいです。
春の系外銀河も日が替わる前に南中するようになって、
0時過ぎから撮る対象に困ってしまいます。
咲き始めた庭のシャクナゲに雨

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