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雲の上には宇宙(そら)
雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!
「天体アルバム2018」 10・11・12月撮影分
2019年03月26日
|
天体アルバム2018
作成が大幅に遅れていた「
天体アルバム2018
」、やっと第4四半期分の処理が終わりました。
アルバム化にあたり画像処理をすべてやり直しています。
再処理のコンセプトは 「
大人の画像処理で よりナチュラルに
」 です。
10月・11月は透明度を期待したい秋の夜空なのですが・・
10 月
新月期は雲にじゃまされ、まともな夜空は1夜だけ。
2018/ 10/18~19am
( 画像クリックで元画像の25%サイズで表示 )
銀河部分の拡大トリミング画像
(元画像の75%縮小)
です ↓
昨年の処理画像は →
こちら
昨年の処理画像は →
こちら
大星雲中心部分の拡大トリミング画像
(元画像の75%縮小)
です ↓
多段階露光で、この星雲を光らせている
トラベジウム
が何とか確認できます
昨年の処理画像は →
こちら
11 月
11月は月初めの新月期に1夜だけ晴れました。
2018/11/ 3~4am
昨年の処理画像は →
こちら
昨年の処理画像は →
こちら
画像クリックで拡大してみると周辺にもはるか彼方の銀河がいくつも見えてきます
昨年の処理画像は →
こちら
昨年の処理画像は →
こちら
12 月
早くも冬の日本海側の天候となり 一夜も撮れず。
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こうして昨年を振り返ってみると、
わが越後はいかに天候にめぐまれないかがわかります。
新月期が近づいているのですが、
週間予報が良くありません。
今夜は雲が切れそうなのですが
夜半前にはまだ明るい月が上ってきます。
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「天体アルバム2018」 7・8・9月撮影分(半年遅れですが)
2019年03月20日
|
天体アルバム2018
ブログ開設以来ライフワークとなっていた「天体アルバム」。
四半期ごとに 撮影した天体写真の中から自己満足できるものを選び出し、
タイトルラベルを付けてアルバム化してきたのですが ・・
昨年の6月までを最後に中断しておりました。
その理由は 晴れなくて撮れた写真があまりに少なすぎたため。
どうせ半年も遅れたのだからということで、屋外でのフラット画像の撮りなおしや、
これまでの画像処理方法の見直しで、連日パソコン画面とにらめっこ。
アルバム化にあたり画像処理をすべてやり直しています。
今回のコンセプトは 「
大人の画像処理で よりナチュラルに
」 です。
昨年の掲載画像とは変わったと思うのですが?
7月から9月
の間のトピックスとしては
EOS 6D (HKIR改造)
のフルサイズカメラ が名実ともにメインカメラとなった事。
7 月
満月期を含めて3夜ほど晴れ 南天の撮影及び最接近の火星を撮影することができました。
2018/ 7/ 8~9am
( 画像クリックで元画像の25%サイズで表示 )
昨年の処理画像は →
こちら
昨年の処理画像は →
こちら
2018/ 7/14~15am
昨年の処理画像は →
こちら
昨年の処理画像は →
こちら
2018/ 7/30
↑
火星最接近の2018年7月31日は晴れず
8 月
8月は雲が多く なんとか火星を含め撮影できたのは3夜だけ。
2018/ 8/ 3
昨年の処理画像は →
こちら
2018/ 8/ 4
昨年のブログ記事では火星の自転をGIFアニメで見れます
→
こちら
9 月
晴れる事を期待した9月ですが、晴れたのはなんと2夜だけ!
2018/ 9/18~19am
昨年の処理画像は →
こちら
昨年の処理画像は →
こちら
昨年の処理画像は →
こちら
以上、撮った画像のほとんどを使わざるを得なかった 「天体アルバム2018」 でした。
「
前の画像の方がメリハリがあっていい !
」
という声が聞こえてきそうですが、
ぐっとこらえて、当分このナチュラル路線で行きたいと思います。
次回は 「天体アルバム2018」10~12月撮影分 の予定ですが、
天候はもっとひどく、3ヶ月で3夜しか撮れませんでした。
どうなるのかな?
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このところ、太陽がまぶしい朝が続いています。
冬はむろん 年間を通して夜間の晴天日数が少ない越後の住人としては
満月期に晴れるだけで気持ちが穏やかではありません。
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M51子持ち銀河を大人の処理で(フルサイズで長焦点)
2019年03月14日
|
天体写真(系外銀河)
8日夜半過ぎに雲が切れて、2タイトル撮影することができました。
前回記事でお見せした
しし座のトリオ銀河
を早めに切り上げて、
薄明が始まるまで撮ったこの夜のメインタイトルは
りょうけん座の子持ち銀河
です。
M51 子持ち銀河
( りょうけん座 )
( 画像クリックで元画像の30%表示 )
( 上 が 北方向 になります )
撮影DATA
: 2019/ 3/ 9am 02:36’~ Vixen
VC200L(f=1,800mm)
露出
15
分 ×
8
枚 +
3
分 ×
8
枚 ISO
6400
LPS-D2
EOS 6D
(HKIR改造)
タカハシ EM-200 Temma2M マイクロガイドスコープ 60 ToupCam ステラショット ステライメージ7
レデューサーなしのVC200L(f=1,800mm)でも、フルサイズカメラだとやはり小さいです。
銀河中心部を等倍でトリミング
(1024×1024画素)
した画像です。↓
( 画像クリックで元画像と等倍で表示します )
画像内のマーキングは今年1月に発見され、当初超新星に思われた
AT2019abn
その後 青色超巨星が爆発的に増光した
高光度青色変光星
と確認されました
記事タイトルの ”
大人
”
の画像処理
ですが、上の画像を一見すると
キリッとしない眠たい画像になっています。
3年前の画像と比較してみると
(3年前に処理した画像です)
↓
( 画像クリックで元画像と等倍で表示します )
撮影DATA(抜粋)
: 2016/04/16am VC200L+Red(f=1,278mm) 15分×8枚+10分×4枚
ISO 2500 LPS-P2フィルター PHD2ガイディング Cooled 60D
3年前の記事は →
こちら
( 撮影時の焦点距離も違い、APS-Cとフルサイズカメラの違いもありながら
切り出し範囲がほぼ同じのは、各カメラ1画素のサイズが異なるため )
どちらも画像中央部
(1024×1024画素)
を縮小なしで切り出したものですが、
3年前の画像の方がメリハリがあるように見えます。
ブログに掲載する縮小画像では派手目の画像処理の方が見栄えがしますが、
ここにきて画像処理を行っている
ステライメージ7
の処理の見直しを行っています。
そのコンセプトは 「
誇張を抑え、よりナチュラルに
」 です。
具体的に処理をどう変えたかについては、機会があれば としますが、
誇張を抑える
については
● 「マルチバンドシャープ」 のパラメータの見直し
〇 最終段階での「彩度」Upを控えめに
(
canon D.P.P
)
よりナチュラルに
ついては
● 「レベル調整」 の範囲(幅)を広げ、幅広い諧調を再現(2000 →3 000)
● 「トーンカーブ調整」で星の色を飽和させない
〇 撮影時に星の色を飽和させないため、短時間露光の画像も撮影
などの見直しを行なっています。
撮影時の空の透明度は 3+/
(5段階評価)
といったところ。
( 画像クリックで星座名入りで表示します )
2019/03/09 3:05’~ TamronZoom(f17mm F2.8) 30秒×6枚 kissDX(SEO-SP2)
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フキノトウも最盛期をすぎ、
植木の冬囲いも外し、冬タイヤの交換も終えたのに
また白くなりました。
昨夜から今朝にかけて降ったようです
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撮れただけもうけもの、しし座のトリオ銀河(長焦点でフルサイズ)
2019年03月10日
|
天体写真(系外銀河)
前回のブログで ”この新月期も晴れる気配なし” とボヤいたところ、
翌日 8日夜半過ぎに移動性高気圧の通過で雲が切れてくれました。
GPV予報では わが上越市付近にまだ薄雲が残っています
NHKのローカル天気予報では一晩中 ”☆”マークだったので
早めに自宅裏に設営して待ったのですが、
結局 GPV予報通り雲が薄くなったのは日が替わってからでした。
朝までの時間がもったいなかったので、薄雲があるうちから撮影開始。
( 画像クリックで星座名入りで表示します )
2019/03/09 1:05’~ TamronZoom(f17mm F2.8) 30秒×6枚 kissDX(SEO-SP2)
長焦点VC200Lの筒先を向けたのは南中を過ぎてまもない しし座の銀河トリオでした。
しし座の銀河トリオ
( 画像クリックで元画像の30%表示 )
(
2019/03/11 縦構図画像に差し替え
上 が 北方向 になります )
銀河トリオ 左上:NGC 3628 左下:M66 (NGC 3627) 右下:M65 (NGC 3623)
撮影DATA
: 2019/ 3/ 9am 00:32’~ Vixen
VC200L(f=1,800mm)
露出
15
分 ×
5
枚 +
3
分 ×
8
枚 ISO
6400
LPS-D2
EOS 6D
(HKIR改造)
タカハシ EM-200 Temma2M マイクロガイドスコープ 60 ToupCam ステラショット ステライメージ7
ここは明るい銀河がトリオで写せる春の系外銀河では定番のエリアですが、
なぜかいつも同じような のっぺり
(?)
とした写りになってしまいます。
VC200L(f=1,800mm)でフルサイズカメラで撮ったのは今回初めてでしたが
やはり一皮むけてくれませんでした
ので、縦構図でドーンと見せるのはやめました。
( 2019/03/11 10:50 結局見栄を張って 縦構図画像に差し替えました )
レデュサーなしのVC200Lとフルサイズカメラはこれで5タイトル目ですが、
検証課題のオートガイド精度については、今回はなんとか合格点でした。
ステラショット
でオートガイド中
↓
明るい星の少ないエリアのため、使えるガイド星は1個だけでした ガイドしきい値は 0.25pix に設定
次回は このあと朝まで撮れた M51 子持ち銀河 の予定です。
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上弦の月まであと4日なので
3月の新月期はこれで終わりでしょう。
今月も一夜でも撮れただけもうけものの天気でした。
このあとは雨は降らないで星も月も隠す曇り空に期待。
まだ作成していないヨンニッパレンズ用と、
R200SS用フラット画像の作成を行います。
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屋外フラットで 大人(?)の画像処理に目覚める
2019年03月07日
|
画像処理のはなし
新月期に入っているのにまったく撮れる気配なし。
気が付いたら一週間以上ブログ更新していませんでした。
ただぼーっとしていた訳ではなく、
晴れないなら晴れないで、より良い屋外フラット画像づくりで数夜を。
これまでの検証で、
フラットのカゲリの出方は室内より屋外の空で作成した方が合いそうな事。
更に大きくカラーバランスがくずれる
LPS-D2フィルター
では
R・G・Bのバランスも 実際の撮影画像 に近づけたいという事で・・・
・
青色の強い薄明や光害の影響が出すぎるドン曇りでない夜空で
・
星が写りこまない程度の曇り空
を待ったのですが、不安定な雪国の空にしびれを切らして
薄雲を通してかすかに星が見える空でフラット作成。
肉眼では星が見えるか見えないかの夜空も写真に撮るとこの通り
2月27日 23時14分ころ 30秒露光
このとき撮影したフラット画像の一部です。 ↓
VC200L 5分露光 ISO6400 LPS-D2 EOS6D(HKIR改造)
星の光跡が写るのは承知の上で、16枚撮影してσクリッピングで重ね合わせる事で
星の光跡が消える事を期待していました。
結果は、光跡は目立たなくはなったものの 画像処理を進めて行くと
線状のムラが浮き上がってきて使い物にならず。
光害の目立たない 「比較的透明度の良い空で、星が写り込まない夜空」 は
実際には無理な望みであることを実感しました。
かといって 筒先に何かをかぶせて拡散させるのは避けたくて、
現実的な妥協策として出した結論が
できるだけ
均一な曇り空を、灯火の影響が少ない深夜帯に撮影
する。
というものでした。
以下は撮影画像と各フラット画像のR・G・Bのヒストグラムを比較したものです。
共通DATA :
VC200L LPS-D2 EOS6D (HKIR改造) ホワイトバランス調整なし
■ 撮影画像 (コーン星雲付近)
DATA :
2019/2/24 21:04’~ 15分×5枚 ISO6400
*フラット処理なし
LPS-D2装着のため R・G・B がずれていますが、透明度の良い夜空の背景はグレーに近いはず
◆フラット画像 (屋外夜間 薄雲
星の写り込みあり
)
DATA :
2019/2/27 19:50’~ 5分×16枚 ISO6400
雲が薄いためか撮影画像に近いRGBバランスですが、星の光跡の影響が残り 使い物にならず
そこで均一な曇天の夜に撮りなおしたフラット画像です。
◆フラット画像 (屋外夜間 曇天 )
DATA :
2019/3/3 21:22’~ 3分×16枚 ISO6400
撮影画像とはRGBバランスに差がありますが、
現時点ではこれをフラット画像として使うことにしました。
同じ夜にVC200L+レデユーサーHD用のフラット画像も作成しました。
その新しいフラット画像を使用して処理しなおした画像の一部です。
( 画像クリックで全体画像を表示 )
撮影時のブログ記事はこちら
→
M16(わし星雲)の中の『創造の柱』
撮影時のブログ記事はこちら
→
まゆ星雲(最強台風前夜に撮る その2)
撮影時のブログ記事はこちら
→
みずがめ座 らせん星雲(下弦すぎれば新月期 その1)
撮影時のブログ記事はこちら
→
銀貨銀河NGC253(下弦過ぎれば新月期 その2)
撮影時のブログ記事はこちら
→
近傍銀河きりん座 IC342(三度目はフルサイズで)
新しい屋外フラット画像を使うことにより、
従来よりカブリやノイズが目立たなくなったと感じています。
この機会に 思うところあって画像処理も よりナチュラルな方向に転換しました。
画像処理のどこをどう変えたかは別の機会に。
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先日 千葉・東京の孫のひな祭りの祝いに
家内が採れたばかりのフキノトウを持っていきました。
今年は少雪だったので早くから顔を出していたのですが、
食べるのは3月になってからと決めていました。
昨日は晴れたので 家の天ぷら用に家内と近所の里山まで。
見た目はいいのですが開いたのは食べません
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食べるのは土から顔を出してまもないものを少しだけ
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ステファンの5つ子(C11鏡筒開眼 !? その2)
雲上(くもがみ)/
C11鏡筒のラスボスは”結露”、月明りの中で対策検証(その1)
さすけ/
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雲上(くもがみ)/
自宅で撮った紫金山・アトラス彗星(10月14日)
さすけ/
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