雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

10億光年より遠い「かんむり座銀河団」に初挑戦

2024年05月26日 | 天体写真(系外銀河)
5月3日夜(正確には日が変わって4日)に撮った3タイトル目は、
初めての撮影になる距離10億光年以上というかんむり座銀河団にしました。

これまでに撮った銀河団ではヘルクレス座銀河団(Abell 2151)が距離5億光年だったので
更に遠いもので まだ撮影していない銀河団ということで挑戦する事にしました。

 かんむり座 銀河団 Abell 2065(かんむり座) 
( 元画像の50%縮小で 赤経方向わずかトリミング )
( 上 が 北 になっています )
撮影DATA : 2024/ 5/ 4 00:05’~ Vixen VC200L(レデユーサーHD) (合成fl=1386㎜)
露出 6分 ×15枚 (総露光時間90分)Gain150  Offset 8 ホワイトバランス(R50%・B50%) LPS-D1フィルター ASI533MC Pro(冷却-10℃)
 タカハシ EM-200 Temma2M  ステラショット3(導入・オートガイド・撮影) ステライメージ9(画像処理)
ダーク・フラット処理は新しく作成し直したものを使っています
写っている10億光年越えの銀河は大半が18等級で明るいものでも16等級

おまけにガイドが東西方向にぶれたため、銀河と星(天の川銀河内)の区別がつきません。
銀河団の密集している中央部を縮小なしで切り出してみた画像です。↓
写っているのは 星より銀河の数の方が多いようですが、より鮮明な画像を得るにはガイド精度の向上・更なる追加露光時間・透明度の良い空が必要です。



撮影時の空の状態がわかる恒例の「只今撮影中ショット」になります。 ↓
( 鏡筒の向いた方角に見える小さなが今回の撮影範囲です )
2024年 5月 4日 00時03分~ Tamron Zoom(fl17mm F2.8)30秒×6枚 ISO1600 
ソフトフィルター使用 kiss DX(SEO-SP2) 三脚固定撮影
さみしい領域ですが、余計にオレンジがかった うしかい座のアルクトゥールス(0等級)の輝きが目立ちます。


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先日6年半ぶりにVC200L鏡筒の光軸調整を行いました。
VC200Lはこれで3回目になるのですが、今回はわたしの鏡筒ではなく、
「上越天体写真友の会」メンバーのお仲間に頼まれての作業。
今回も「副鏡セルの調整」で2日ほど費やしたのですが、
早朝の夢の中のお告げで うまくいかない原因がわかり、あっという間に問題解決。
その対策については6年前の記事に追記しておきましたのでVC200Lをお持ちの方はご覧ください。
6年前の記事はこちら → 続・6日がかりでVC200L光軸調整 (星像での検証も)


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