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雲の上には宇宙(そら)
雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!
バラ星雲の黒い蜜
2014年11月29日
|
天体写真(星雲・星団)
すみませぇ~ん
これ官能小説のブログじゃないですから。
ほんとは知ったかぶりして「
バラ星雲のクロビュール
」というタイトルの予定だったんです。
星雲内の黒いヒダヒダを確か”
クロビュール
”と言ってた筈。
勘違いしてるとかっこ悪いので、念のため検索してみたところ・・
”
グロ
ビュール
”との記載もあるじゃないですか。
今回の画像処理の際に参考にした写真集『
FAR OUT
』の解説にも・・
グロ
ビュール
[小さな球状の暗黒星雲] とあります。
エロ
か、
グロ
かどっちじゃ!
(すみません。エロじゃなくてクロでした。)
おまけに”小さな球状”ということは、ヒダヒダは含まないんかい。
といった訳で、結局センセーショナルな記事タイトルとなった次第です。
前回記事
M78
星雲の後に撮った20日夜 最後の画像です。
ばら
星雲
(いっかくじゅう座)
ノートリミング画像 ( 画像クリックで 元画像の35%の拡大画像を表示します )
( 上 が北の方向 ) 星雲内には”小さな球状の暗黒星雲 ” も見る事ができます
撮影DATA
:
2014/11/ 21am
03:46’~ Vixen
VC200L
+レデューサー
(f=
1,278
mm F
6.4
)
露出15分×6枚コンポジット ISO
1600
Cooled 60D (気温4.4~3.8℃ 冷却 オフ) LPS-P2FIL
EM-200USD赤道儀 ORION SSAG ガイドスコープGS-60S PHD2 Guiding ステライメージ7
ばら星雲の全体像は今年2月に撮ったR200SSの画像をご覧ください。
撮影データはこちら→
今回はちょっと変わったおりおんショットをお見せします。
撮影データ:
TAMRON Zoom(f=17mmF3.5) 120秒×4枚比較明合成 ISO1600 ソフトフィルタ使用 kissDX(改) ToastPro
「西に傾く冬の大三角形」といったところですが・・
ほんとはコンパクト赤道儀ToastProの
電源SWの入れ忘れ
でした。
SW ”ON”で撮り直したものは、画像クリックでご覧ください。
( 撮影データは比較明を加算平均とした他は共通です。)
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撮影済みの画像ストックはあと2枚だけ。
春まで持たないよぉ。
(あたりまえ!)
また無理やり記事ネタ考えなくちゃ。
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コメント (12)
ウルトラの星雲 M78
2014年11月27日
|
天体写真(星雲・星団)
20日夜、うお座の
M74銀河
の次に撮ったオリオン座の
M78
星雲
です。
あまりぱっとしない星雲なのに撮っているのは、
ウルトラマンの故郷とされている星雲だからでしょうか。
( そもそも今の子供たちはウルトラマンなんて知っているのでしょうか? )
調べてみたら、昨年もR200SS(f=800mm)で撮っていましたので、そちらも再処理してみました。
M78
星雲
(オリオン座)
( 画像クリックで
昨年の画像
を表示します )
( 上 が北の方向 ) 一番大きく明るいのがM78。その上にあるのはNGC2071。
撮影DATA
:
2014/11/ 21am
01:20’~ Vixen
VC200L
+レデューサー
(f=
1,278
mm F
6.4
)
露出15分×8枚コンポジット ISO
1600
Cooled 60D (気温3.6~3.2℃ 冷却 オフ) LPS-P2FIL
EM-200USD赤道儀 ORION SSAG ガイドスコープGS-60S PHD2 Guiding ステライメージ7
昨年も言い訳していましたが、さみしい画像なのは透明度が悪かったせいだけでは無さそうです。
昨年の画像データはこちらを参照願います。
恒例の撮影中のおりおんショットですが、
これまでの固定撮影からポータブル赤道儀での撮影に変えています。
( 画像クリックで星座線の入った画像を表示します )
撮影データ:
TAMRON Zoom(f=17mmF3.5) 120秒×5枚コンポジット ISO1600 ソフトフィルタ使用 kissDX(改) ToastPro
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今夜はうまくすれば・・なんて考えていたのですが、
海岸部に雲がたむろし、期待外れの予報。
また月が太くなっちゃう。(といっても月も見えないだろうけど)
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コメント (6)
『 ここは何処?』 目盛り環導入クイズ
2014年11月26日
|
天体写真よろず話
長焦点のVC200Lの撮影ではよりシビアなオートガイドの精度が求められますが、
もう一つ撮影を行う上でやっかいな問題が発生してきます。
それはより狭くなったカメラ写野に撮影対象を導入すること。
もっともこれは自動導入のできない中古のEM-200USD赤道儀を購入し、
焦点距離800mmの反射鏡筒R200SSを搭載したときからの課題でもあります。
その辺の話しは2年前のこちらの記事を参照願います。
相変わらず対象導入に『
ガイド星図22時
』が必須なのは当時と変わりませんが、
経験を積んだ事により、多少は導入の精度と効率が上がったような気がします。
まだ撮影済みの未処理画像もあるのですが、ちょっと記事がワンパターンになってきていますので
今回は、最近撮影した画像の目盛り環導入の実績を見ていただく事にしました。
いずれの撮影画像も基準星で目盛り環を合わせたあと、
撮影対象の位置に移動させた
1回目
の確認用試写画像です。
10月30日
M33銀河(さんかく座)
さて
ここは何処を撮ったのでしょう?
(向きと大きさはだいたい合わせておきました)
( この画像はステラナビゲーターVer9の ” 画像マッピング ” 機能を使って完成画像を取り込んだものです。)
正解は画像クリックで表示されます。
10月30日
NGC253銀河(ちょうこくしつ座)
ここは何処でしょう?
正解は画像クリックで表示されます。
こんなん、分かるわけないって?
実際の撮影時には、暗い屋外で「ガイド星図22時」と小さなカメラモニターで判断してるんですよ。
でも対象に近い基準星を順に選んで接近すれば、1回目からいきなり対象が入る事もあります。
前回記事でお見せしたばかりの銀河です。
11月20日
M74銀河(うお座)
これはわかるでしょう?
正解は画像クリックで表示されます。
次の画像はレデューサー無し(f=1800mm)で一段と導入が困難になるのですが・・
11月20日
M57リング星雲(こと座)
ここは何処でしょう?
正解は画像クリックで表示されます。
短時間でも写ってくれる明るい対象はほんとに助かります。
( 対象は限られますがファイダーだけで直接導入できるごく明るいものもあります。)
1回目の撮影場所が把握できれば、あとは少しずつ動かして予定した構図の位置へ。
それでも平均で3、4回は試写を繰り返すので結構時間がかかります。
*どちらに動かしたらいいかも、事前に頭にいれておいてね。
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もっと難しいクイズになるはずでしたが・・
最近VC200L使用時には今まで以上に導入に慎重になっているので
結構いい線いってましたね。
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やっぱり手ごわい うお座 M74
2014年11月24日
|
天体写真(系外銀河)
撮影中に地震があったりでお見せする画像が前後していますが、
今回お見せするのは20日夜、
北アメリカ星雲
の後に撮った
うお座の
M74
銀河
。
この系外銀河はメシエ天体の中でも最も暗いもののひとつで、撮影するには手ごわい相手です。
これまでにも撮影しています。
恒例の撮影中のおりおんショットです。
それにしても、電線がじゃまだなぁ。
( あまりなじみのないエリアだったので、星座線を入れてみました )
撮影DATA: TAMRON ズーム(f=17mmF2.8) 30sec×5枚 KissDX(改) ToastPro
画像クリックでM74付近拡大できます。(わかるかどうか?)
以前より進歩しているのでしょうか?
M74
銀河
(うお座)
トリミング画像
( 画像クリックで全体画像を表示 )
( 右 が北の方向 ) 今回もM74のやや右上に小惑星と思われる光跡が
撮影DATA
:
2014/11/ 20
22:05’~ Vixen
VC200L
+レデューサー
(f=
1,278
mm F
6.4
)
露出15分×10枚コンポジット ISO
1600
Cooled 60D (気温3.8~3.1℃ 冷却 オフ) LPS-P2FIL
EM-200USD赤道儀 ORION SSAG ガイドスコープGS-60S PHD2 Guiding ステライメージ7
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最近天気のせいもあるのですが、ますます運動不足に。
時には散歩(50分ほど)に出かけることにしています。
今日の散歩途中の林泉寺
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アンドロメダ銀河撮影開始時、震度4 !
2014年11月23日
|
天体写真よろず話
昨日(22日)は昼間は見事な快晴だったのですが、夕方からは雲が押し寄せて撮影不可という
GPV予報
。
ところが夕方近くになっても見事な晴れっぷりで、一応設営の準備はしておきました。
午後9時過ぎになっても星が見えていたので、設営開始。
多少の薄雲が出ても画になる対象として今回は
アンドロメダ銀河
を導入。
最初の一枚の撮影を開始したのが
22時04分
。
( この画像は地震発生後1時間以上経ってから撮影したもの )
4,5分ほど経ったころパソコンのPHDグラフを確認後、立ち上がったところ ”
めまい
”がしました。
最初 ”
立ちくらみ
”かと思ったのですが、かなり長い時間横に揺れているような・・。
『防犯灯隠し竿』をしばりつけた電柱の支線をみると、ガイシがぶんぶんとおおきく振れています。
ここでかなり大きい地震とわかりました。
幸い家の中も物が落ちるような事もなかったので、テレビで確認したところ。
22時08分
頃 震源は長野県北部で震度6弱とのこと。
わたしの住んでいる上越市は 震度4 だったことがわかりました。
撮影現場に戻ると何事も無かったかのように
ガイドグラフは上下にゆれながら追尾を続けていました。
地震の揺れが記録されてないか! と思ったのですが、
時すでに遅く、このグラフの画像の始まりは22時24分58秒。(地震発生から16分後)
下の画像は未処理ですが、地震発生時に撮影していた15分露光の画像です。
露光時間
22日22時04分08秒~19分07秒
VC-200L+レデューサー(f=1278mm)
画像からは地震によるダメージは見えません。
さすが、「
親亀・子亀
」方式。 と思ったのですが・・
よく考えてみれば、大地が丸ごと揺れているわけだから当然画像も揺れたはず。
露光時間が長いので目立たなかっただけというのが正解?
その後も体に感じられる余震はありましたが撮影継続し、15分露光9枚撮影しました。
(撮影画像については、それ以前に撮影したものがありますので別途ということで。)
================================================
地震発生の10分後に、札幌の
naopon
さんから
撮影中なら極軸設定ずれませんでしたか?とのコメントを。
ほかにも朝にかけて電話をたくさんいただきました。
ご心配をいただき、ありがとうございました。
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