雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

アンドロメダ大銀河 遠望 ( サンニッパで速写 その6)

2022年09月26日 | 機材
5日夜(正確には6日早朝)に撮った”サンニッパで速写”のラストの6タイトル目になります。

この夜はサンニッパレンズフルサイズカメラの広い写野に向いた撮影対象ということで
赤みがかった散光星雲がほとんどだったのですが、
薄明まで30分となった早朝に撮影開始したのは
誰でも知っている(?)アンドロメダ座のあの大銀河でした。


アンドロメダ大銀河 遠望 (アンドロメダ座)  
( 元画像の25% 縮小画像 )
(縦構図で 上が北の方角になります )
撮影DATA : 2022/ 9/ 6 03:20’~  Canon NFD300mm(絞り開放F2.8
露出 分 × 20枚 + 30秒 × 11枚 ISO 3200 LPS-D1 EOS 6D (HKIR改造)
タカハシ EM-200 Temma2M マイクロガイドスコープ 60 ToupCam 
ステラショット2(導入・自動ガイド) ステライメージ9(画像処理)

周囲に広がるわが天の川銀河(直径10万光年)の星々のはるか彼方(地球から250万光年)に
まさに宇宙空間に浮かぶ島宇宙のたたずまいがあります。
ただサンニッパでの撮影では大銀河というには迫力不足はいなめません。

せめてこのくらいの構図で写したいです。↓
( 画像クリックで元画像の30%サイズで表示できます )
この画像は2019年に焦点距離760㎜の短焦点反射鏡筒のR200SSで撮影したものです

早朝でも外気温27℃の熱帯夜に撮った『只今撮影中』ショットです ↓
( 四角枠は今回のサンニッパ画像の撮影範囲です )
9月 6日03時32分~ Tamron Zoom(fl17mm F2.8) 30秒×6枚 ISO1600 ソフトフィルター KissDX(SEO-SP2) 三脚固定撮影

以上11年ぶりの出番となったサンニッパでの撮影でした。
絞り開放(F2.8)でも使い物になる優秀なレンズである事を再確認できたのですが、
フルサイズカメラだと写野が広すぎて 写す対象が限られます。
少し長めのヨンニッパレンズも持っている事から、そちらの方を選んでしまいそう。

長めの尾を引いた彗星でも出現してくれれば 出番があるのですが ・・・


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まともな星空とはずいぶんご無沙汰ですが、
8月から始めた朝のウォーキングは続けています。
朝6時ころに起きて30分ほど歩くのですが
星空と違って 雨が降らない限りはほぼ毎日歩くことができます。
今朝のウォーキングの途中で撮った 紫式部


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シャボン玉~クワガタ星雲 広域 ( サンニッパで速写 その5)

2022年09月22日 | 機材
5日夜に撮った”サンニッパで速写”の5タイトル目になります。

サンニッパレンズフルサイズカメラの広い写野に向いた撮影対象は
赤い散光星雲が多くなってしまうのですが、
今回も個性的なものから淡いものまで 赤みがかった星雲が集まった領域です。

シャボン玉からクワガタ星雲 広域 (カシオペア~ケフェウス座)  
( 元画像の25% 縮小画像 )
(縦構図で 上が北の方角になります )
撮影DATA : 2022/ 9/ 6 02:34’~  Canon NFD300mm(絞り開放F2.8
露出 分 × 16枚 + 30秒 × 枚 ISO 3200 LPS-D1 EOS 6D (HKIR改造)
タカハシ EM-200 Temma2M マイクロガイドスコープ 60 ToupCam 
ステラショット2(導入・自動ガイド) ステライメージ9(画像処理)

縦長構図で撮った画像の中央部分にちんまりと 散開星団のM52
そのすぐ右下に最近はバブル星雲と呼ばれることが多くなったシャボン玉星雲
さらに右下に淡く写っているのが その形からクワガタ星雲と呼ばれる星雲。
ご覧の通りサンニッパでは写野が広すぎてさみしい画像となっています。

この領域はこれまで短焦点反射鏡筒のR200SSで撮影しています。↓

撮影時の空の記録にもなる『只今撮影中』ショットです ↓
( 四角枠は今回のサンニッパ画像の撮影範囲です )
9月 6日02時43分~ Tamron Zoom(fl17mm F2.8) 30秒×7枚 ISO1600 ソフトフィルター KissDX(SEO-SP2) 三脚固定撮影


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心配していた台風14号はすぐ近くを通過したのですが風は弱めでした。
通過後は気温が一気に下がって朝のウォーキングも肌寒いほど。
自宅裏で咲き始めたヒガンバナにとまる秋トンボ


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クエスチョンマーク星雲 ( サンニッパで速写 その4)

2022年09月19日 | 機材
5日夜に撮った”サンニッパで速写”も4タイトル目になります。

上弦を過ぎたばかりの明るい月があったため 撮影開始は遅く23時少し前。
この夜の撮影終了したのは薄雲はあったものの、薄明が始まって20分後の4時10分ころ。
正味5時間余りで6タイトルも撮れたのは
サンニッパレンズの絞り開放(F2.8)の明るさのおかげです。


今回は6タイトル中で唯一 初ショットになる星雲です。
クエスチョンマーク星雲 (ケフェウス~カシオペア座)  
( 元画像の25% 縮小画像 )
(縦構図で 上が北の方角になります )
撮影DATA : 2022/ 9/ 6 01:46’~  Canon NFD300mm(絞り開放F2.8
露出 分 × 16枚 + 30秒 × 枚 ISO 3200 LPS-D1 EOS 6D (HKIR改造)
タカハシ EM-200 Temma2M マイクロガイドスコープ 60 ToupCam 
ステラショット2(導入・自動ガイド) ステライメージ9(画像処理)

この星雲をこれまで撮ったことが無かったのは 星雲の大きさ。
ヨンニッパ+フルサイズカメラでも収まらず、今回のサンニッパで初ショットとなりました。
撮って見たら淡い部分もあって ”” マークがくっきりとはいきませんでした。
明るい星が滲むような透明度の悪い空では案外きびしい対象かもしれません。

撮影時の空の状態がわかる『只今撮影中』ショットです ↓
( 四角枠は今回のサンニッパ画像の撮影範囲です )
9月 6日02時09分~ Tamron Zoom(fl17mm F2.8) 30秒×6枚 ISO1600 ソフトフィルター KissDX(SEO-SP2) 三脚固定撮影


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数十年に一度という強い台風14号は現在山口付近を移動中。
新潟県は台風の予報進路になっており、明日の朝に最接近する予定です。
取り合えず収穫がまだ先になる里芋には風対策をしておきました。


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北アメリカ & ペリカン星雲 広域 (サンニッパで速写 その3)

2022年09月16日 | 機材
多少の雲があってもなんとか撮影しようと、11年ぶりにサンニッパレンズを使って撮った
5日夜の3タイトル目になります。

写野の広いサンニッパレンズに適した撮影対象は見かけの大きな散光星雲がほとんどですが、
その中でも明るくて写しやすい はくちょう座の散光星雲です。
北アメリカ & ペリカン星雲 広域 (はくちょう座)  
( 元画像の30% 縮小画像 )
( 上が北の方角になります )
撮影DATA : 2022/ 9/ 6 00:27’~  Canon NFD300mm(絞り開放F2.8
露出 分 × 16枚 + 30秒 × 枚 ISO 3200 LPS-D1 EOS 6D (HKIR改造)
タカハシ EM-200 Temma2M マイクロガイドスコープ 60 ToupCam 
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この夜3タイトル目になってやっと月が沈んでくれて月明かりの影響がなくなりました。
0時を過ぎて灯火も暗くなってきました。
ただ予報通り薄雲があったようで、1等星のデネブが大きく滲んでしまっています。
( 当然 透明度もその分悪くなっているはずです )

今回もサンニッパ+フルサイズカメラでは 写野が広すぎるようです。
昨年 焦点距離760㎜の20センチ反射鏡筒で同じカメラで撮った画像です。 ↓

この星雲コンビの全体を撮るには、手持ちのヨンニッパレンズの方が向いているようです。


撮影時の空の状態がわかる『只今撮影中』ショットです ↓
( 四角枠は今回のサンニッパ画像の撮影範囲です )
9月 6日00時47分~ Tamron Zoom(fl17mm F2.8) 30秒×6枚 ISO1600 ソフトフィルター KissDX(SEO-SP2) 三脚固定撮影


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明後日は下弦の月で まもなく新月期になるのですが、
立て続けに発生している台風の進路が気になります。

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網状星雲 広域 (サンニッパで速写 その2)

2022年09月13日 | 天体写真(星雲・星団)
多少の雲があってもなんとか撮影しようと、11年ぶりにサンニッパレンズを使って撮った
5日夜の2タイトル目になります。
網状星雲 広域 (はくちょう座)  
( 元画像の25% 縮小 )
( 上が北の方角になります )
撮影DATA : 2022/ 9/ 5 23:39’~  Canon NFD300mm(絞り開放F2.8
露出 分 × 16枚 + 30秒 × 枚 ISO 3200 LPS-D1 EOS 6D (HKIR改造)
タカハシ EM-200 Temma2M マイクロガイドスコープ 60 ToupCam 
ステラショット2(導入・自動ガイド) ステライメージ9(画像処理)

2タイトル目の撮影開始時はまだ月が沈む10分前でしたので 前半は月明かりの影響あり。
今回もサンニッパ+フルサイズカメラでは写野が広すぎるので
50%縮小に抑えてトリミングした画像です。 ↓

撮影対象が小さく写る300mmレンズでは星雲部分の描画画素数が少なくなるため
細部の解像がどうしても物足りなくなります。

焦点距離が4.6倍となる口径20cmの反射鏡筒で個別に撮影した東西の網状星雲です。
( 画像クリックで拡大表示できます )

撮影時の空の状態がわかる『只今撮影中』ショットです ↓
( 四角枠は今回のサンニッパ画像の撮影範囲です )
9月 6日00時02分~ Tamron Zoom(fl17mm F2.8) 30秒×6枚 ISO1600 ソフトフィルター KissDX(SEO-SP2) 三脚固定撮影
空の状態が良ければ『只今撮影中』ショットでも網状星雲がわかるのですが、今回は ・・

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この夜にサンニッパで撮ったタイトルは残り4つ。
次の新月期までには掲載完了すべく画像処理を急いでいます。

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