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雲の上には宇宙(そら)
雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!
変顔でない孫も見てやってください。
2014年01月31日
|
日記
前回、
で大いに笑いをとった初孫
いっちー
くん。
先日、かわいい写真も送られてきましたので見てやってください。
1ヶ月過ぎの写真です。
(今回はふきだし無しで)
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じじ馬鹿におつきあいいただきまして
ありがとうございました。
雲上
(
くもがみ
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コメント (4)
こんなんで、ガイドルーズの持病が治った!?
2014年01月31日
|
機材
2010年3月 中古の
EM-200USD
赤道儀を購入しました。
購入理由は、
30年ぶりにタカハシの
システム90赤道儀
を持ち出して天体写真を再開したものの、
R200SS(口径20センチ反射)まで搭載するのは無理があった事と、
オートガイドで長焦点・長時間露光に挑戦したかった事。
ところが、購入したEM-200のガイド用コネクタ部分に
ルーズがありそうな事がしばらくしてからわかりました。
その経過については
を参照願います。
このガイドルーズは現在に至るまで継続しており、変換用コードの抜き差しや、
接点復活剤をふきかけるなど、最大のストレスの元となっていました。
( EM-200用コネクタ変換コード )
当初は中間のコネクタ接続部分も疑ったが、現在は赤道儀のコネクタ受け口のルーズと判断。
わたしの推論としては、
「
前のユーザがコネクタの向きを間違えて無理やり差して、コネクタ内部でガタが発生
」
したのでは・・、 というものでした。
(わたしも間違わないよう、マーキングしました。)
それでも内部の配線がらみのルーズも考えられるという事で、
カバーを開けてみたのですが、プリント基盤だったためハンダごての出番なし。
お手上げで、モータ部分の自動導入改造依頼も考えていました。
そんな中で迎えた2014年。雪国の冬のひまつぶしでもう一度カバーを開けてみました。
たまたま、カバーを外してコネクタに挿したところ、
”
ガタつきが無くなった!
”
なにが起きたのか、考えてみました。コネクタのオス・メス部分を良くみて見ると・・
変換ケーブル側(オス)には ゴム製(?)の"つば"が付いており、
これがフタの切り抜きより太いため根本まで挿さらない!
ふたの厚み分、浮くわけで・・
約1mm浮かしただけで
グラつき
が発生。
なんで、こんな簡単な事に5年間も気が付かなかったんだ!!
コネクタについては接続時にルーズが発生しないよう、
寸法規格があるはずなので問題ないはず
と思い込んでいたのです。
考えてみれば、変換コードはタカハシ製のものではなく、
イタリア製スマートガイダー購入時に合わせて購入したものでした。
となれば、やる事は簡単。
つばを1mmほど切り取りました。
ガタが
無く
なった・・
(拍子抜けで力が抜けた)
ほんとにこんな事でガイドルーズが直ったのだろうか?
つばを切り取ったその日(29日)の夜、22時頃までは星が見れそうという事で設営しました。
「プレアデス星団」と「ばら星雲」の2タイトルのキャリブレーションを行ったところ、
初回からまったくルーズが発生しませんでした。
(以前は制御信号が届かず、初回はガイド星が動かない事が多かった。)
この夜は途中からどんどん透明度が悪化し、撤収しましたが
これがまぐれでなければ、今年最大のグッドニュースとなるでしょう。
==========================================
思い起こせば、このガイドルーズにどれだけ悩まされた事か・・
もっともこのルーズが無ければ、まだスマートガイダーを
だましだまし使っていたかも知れません。
今年は暖かく雪も少な目な冬で終わるのでしょうか。
雲上
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コメント (4)
NGC2359 トールのかぶと星雲
2014年01月30日
|
天体写真(星雲・星団)
23日夜
オリオン大星雲
のあとに撮った
おおいぬ座の
トールのかぶと星雲
(
NGC2359
)
です。
(クリックでトリミングなしの全体画像を表示 北が上 )
撮影DATA
:
2014/ 1/23
23:19’~ VixenR200SS(f=
800
mm F4)バーダーMPCCⅢ
露出 5分×12枚 コンポジット Cooled 60D (気温-2℃ 冷却オフ)
ISO 1600 LPS-P2FIL
EM-200USD赤道儀 OrionSSAG ガイドスコープGS-60S PHD Guiding ステライメージ7 FlatAide
『
トールのかぶと
』
がどんなものかは、私がこの星雲を知った
のブログ記事を参照願います。
この星雲を作ったのは中心にある
青色極超巨星(ウォルフ・ライエ星)
で、
この星は年老いて膨張する際に、巨大過ぎたため水素の外層部を吹き飛ばし、
高温の内部がむき出しなって青色に輝いている特殊な星だそうです。
カシオペア座の
バブル星雲
もその中心にあるのは
ウォルフ・ライエ星
だそうです。
バブル星雲
(
NGC7635
) (カシオペア座)
(画像クリックで全体表示)
撮影DATAは
を参照願います。
トールのかぶと星雲
撮影中のおりおんショットです。
明るく輝いている星はシリウスです。
撮影される方のために
ガイド星図22時
を掲載しました。
( 画像クリックで拡大したものを保存して、A4×2枚印刷 )
==========================================
今年はいまのところ雪も少なく、暖かめです。
今夜も夜半過ぎには雲が出る予報ですが、なんとか撮影中です。
ただ雪国特有の湿度の高さから透明度が悪く、
撮影した星像は滲んで、ソフトフィルタで撮ったようです。
雲上
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コメント (2)
M81 & M82+超新星 撮ったどー
2014年01月28日
|
天体写真(系外銀河)
23日夜の初撮りで、
M82
に
超新星(
2014J
)
が出現した事を知らずに
取り損ねてしまいました。
M82
はM81とのペアで何度も撮っている銀河だけに悔やまれました。
雪国の冬につき、超新星が明るいうちには撮れないだろうと思っていたのですが、
思いがけず昨夜はGPV予報がはずれ、一晩中晴れてくれました。
透明度は中の下で、初撮りの時とほとんど同じ2.5
/(5段階評価)
。
撮影DATA
:
2014/ 1/27
23:24’~ VixenR200SS+Canon1.4X(合成f=
1,120
mm F5.6)バーダーMPCCⅢ
露出 10分×9枚 15分×3枚 コンポジット Cooled 60D (気温-3℃ 冷却オフ)
ISO 1600 LPS-P2FIL
EM-200USD赤道儀 OrionSSAG ガイドスコープGS-60S PHD Guiding ステライメージ7 FlatAide
いつものように銀河中心で画像処理をしたので、
『
超新星はどこやねん!
』 とつっこまれそう。
そこで昨年同じ機材で撮ったものと比較してみました。
(今年の方が中心部が赤いのは、処理のちがいで超新星のせいではありません。
たぶん・・
)
周囲の星との比較では、明るさは11等級といったところでしょうか?
恒例になりつつある おりおんショット(撮影風景)です。
先日雪を掘り起こした道路側スロープに設営。
(背景の星座は西に沈むペルセウス座)
今回はめずらしく南中前からの撮影です。
==========================================
わたしたちの体も、超新星爆発で作られた元素からできているとか・・
その割には名の知れた銀河で見つかる事は珍しいですね。
写真としてのインパクトは別にして。
雲上
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コメント (6)
三度目も返り討ちかよ!棒渦巻銀河NGC1300
2014年01月27日
|
天体写真(系外銀河)
2014年初撮りで、すでに
オリオン大星雲
をお見せしたのですが、
最初に撮ったのはエリダヌス座の棒渦巻銀河
NGC1300
でした。
今回で3度目、ちょうど薄明終了後に南中している対象だった
ということもあったのですが、
昨年11月にリベンジに挑戦したものの、
タイマーリモコンの設定ミスで5分5枚しか撮れませんでした。
そこで再度リベンジすることにしたのですが・・
撮影時、このエリアで肉眼で見える星はありませんでした。(20秒露光)
前回の分も、とばかりに5分×19枚撮影したのですが空が明るすぎました。
この日の薄明終了は18時32分。撮影開始は19時だったのですが。
Canon D.P.P画像からも撮影開始時の空がまだ明るかった事がわかります。
結局19枚の内、後半に撮った9枚だけでコンポジットしました。
NGC1300
棒渦巻銀河
(エリダヌス座)
( 画像クリックで拡大表示 )
撮影DATA
:
2014/ 1/23
19:54’~ VixenR200SS(f=
800
mm F4)バーダーMPCCⅢ
露出 5分×9枚 コンポジット Cooled 60D (気温0℃ 冷却オフ)
ISO 1600 LPS-P2FIL
EM-200USD赤道儀 OrionSSAG ガイドスコープGS-60S PHD Guiding ステライメージ7 FlatAide
カブリのあった周辺部はトリミングしてあります。
結局11月に同じ光学系で撮った、わずか5枚の画像に劣るものになりました。
その原因は透明度が前回より悪かったことに加えて、
今回は薄明終了後早い時間帯だったため、光害の影響が大きかった事があります。
となれば当然、前回枚数不足だった画像とコンポジット。 やってみました。
( 画像クリックで全体表示 )
歯がゆいような画像ですが、冷却CCDは別にして
デジ一眼で他の方の撮られた画像も似たようなものでした。
それというのも、
NGC1300
は
①.
見かけが小さい
(6分×4分)
②.
暗い
(11.4等級)
③.
高度が低い
(南中時でも31度
at上越市
)
見かけの大きさがわかるよう、いま超新星出現で話題となっている
M82
の近くにおいてみました。
暗くて小さいのは、6100万光年と
M82
の5倍も遠い距離にあるためです。
尚、
M81
(左)&
M82
(右)の画像は昨年3月、まだ超新星が無かった頃の貴重なものです。(ものは言いよう)
==========================================
今回の教訓。
人は暗くなるのが早いからと言って、早く寝てくれる訳では無い。
雲上
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