久しぶりに、名古屋市が管理運営する白鳥庭園(熱田区)を訪ねてきました。
中部地方では最大級の日本庭園。池に沿って緑豊かな散策路を歩き、この庭園の夏の主役であるスイレンのほか、とてもアジサイの仲間とは思えぬ柏葉紫陽花(カシワバアジサイ)、珍しい半夏生(ハンゲショウ)などと出会うことができました。
スイレンが咲いているのは、木曽三川をモチーフにした池。
赤や黄、白、ピンク・・・。点々と咲き誇る姿、水面に影を落とした様子をたくさんの入場客がカメラに収めていましね。
柏葉紫陽花はまさにアジサイ科なのに、葉の形はカシワの葉のように5~7つに裂けています。花房も一般的なアジサイの半円球ではなく、長さ約25㌢、直径約10㌢の楕円形です。
秋には葉の紅葉を楽しむこともできるそうです。
せせらぎ沿いに白い紙きれのようなものが風に揺れています。
あれは何?それがドクダミ科の半夏生でした。白い紙きれの正体は、細長い花穂の下の葉が半分ほど白い斑入りになっているからです。
夏至から数えて11日ごろに花が咲くから半夏生、と呼ばれるようになったとか。でも、今年の夏至は手元のカレンダーによると6月22日。まだ来ていません。ということは、撮影した写真の花房はまだ蕾の状態ということでしょうか。良くわかりません。
葉が白くなるのが化粧をしているように見えるから半化粧になった、との説もあるそうです。