風の遊子(ゆうし)の楽がきノート

旅人を意味する遊子(ゆうし)のように、気ままに歩き、自己満足の域を出ない水彩画を描いたり、ちょっといい話を綴れたら・・・

楽書き雑記「富士山の風景を捉えた写真コンテストの作品展=名古屋市民ギャラリー栄」」

2019-06-21 06:29:34 | 日記・エッセイ・コラム

グランプリ   暁に滝雲流れる

金賞   光る雲

金賞   春の日溜り

世界文化遺産の富士山の風景を、静岡県富士市から捉えた写真コンテストの第14回作品展「富士山百景写真in名古屋」が、名古屋市民ギャラリー栄で開かれています。
富士山観光交流ビューローなどの企画。23日(日)までです。

展示されているのは応募作約1300点から選ばれた30点。
さまざまに表情を変える富士山、花や工場などとコラボした富士山、毎日の暮らし中の富士山、自分だけの富士山・・・。

今回もさまざまな富士山の風景が捉えられていますが、やはりコンテスト。同じような狙いでも受賞作を見ると、撮影技術やプリント処理だけでなく、風景を捉える独創性や個性などで評価は大きく違うようです。

たとえば、水溜まりに映る逆さ富士。湖面に映る風景を含めて富士山写真の定番ともいえますが、今回は水溜まりに水を飲みにやって来た一羽のセキレイが作品を引き締めているようです。

彼岸花を前面に置いた作品。これもサクラなどとともによく見かける構図ですが、今回のヒガンバナには蜜を吸いに飛んできた一匹のアゲハチョウ。写真に命と動きを感じます。
入賞作品にもあるサクラは、富士山の美しい稜線と一体になった構図が見事だと思いました。

すそ野にある工場群を入れた富士山もよく見かけますが、今回の古びた工場の姿には迫力を感じました。

銀賞   夕暮れの光景

銀賞   桜の稜線

銅賞   レトロ遺産に富士を見て

銅賞   月夜の富士山

銅賞   秋彩