風の遊子(ゆうし)の楽がきノート

旅人を意味する遊子(ゆうし)のように、気ままに歩き、自己満足の域を出ない水彩画を描いたり、ちょっといい話を綴れたら・・・

楽書き雑記「香りの源はクチナシの生垣=名古屋・鶴舞公園」

2019-06-11 06:25:29 | 日記・エッセイ・コラム

年に何度も訪れる名古屋・鶴舞公園ですが、木は見ていても花の姿と出会うのは初めてということがあります。この花もそうです。

やや大きめの6枚の白い花弁。一帯に漂う香りからもクチナシのようです。

クチナシは自宅の庭にも一本だけありますが、公園の中央近くにある個々のクチナシはそんなものではありません。
生垣のように幅1㍍、長さ20㍍ほどにわたって円形状に植えられています。何株あるのか見当もつきません。

開花した花と花の間のあちこちに、数多くの蕾が槍のようにニョキニョキと。しばらく楽しめそうです。花言葉は「喜びを運ぶ」「とても幸せです」とか。




楽描き水彩画「男ばかり、平均年齢77歳の第12回風の游子展終わる。ご来場、ありがとうございました」

2019-06-10 06:32:52 | 日記・エッセイ・コラム

名古屋市民ギャラリー栄で開催していた男性ばかり6人のグループ展「風景水彩画 第12回風の游子展」は9日、成功裏に終えることができました。期間中に梅雨入りを迎える天候不順もありましたが、多くの方々が来場され、ご講評と励ましを頂きました。ありがとうございました。

ご講評の中には「作品はどれも個性的。それぞれが独自の描き方を追求している」「風景の切り取り方がいい」「力強さの一方で優しさを感じる」「人間が登場した作品がもう少しあれば…」など。

展示作品には、きれいな景色や女性、花もありませんでした。
「色気のない作品ばかりですみません」と話す我々に「いやいや、男の色気がいっぱい。ダンディだよ」とご婦人たち。
平均年齢77歳の6人。皆様の励ましに気を良くして、来年の展示室申し込みも済ませてきました。

 


楽書き雑記「名古屋・鶴舞公園のハナショウブを見てきました」

2019-06-09 06:29:04 | 日記・エッセイ・コラム

梅雨の晴れ間となった8日、名古屋・鶴舞公園のハナショウブを見てきました。例年通り赤、赤紫、青、青紫、白、黄色、さらに幾筋もの線の模様入りなどが、アヤメなどにはない華やかさを競い合っています。 

数年前からカキツバタやアヤメ、ハナショウブなどの名所で、生育があまり良くないとの声を聞きます。902万本といわれる鶴舞公園も例外ではないようですが、花殻の取り除き作業など少しでもよりよい姿を見てもらおうと取り組んでいる関係者の労苦を思いながら鑑賞してきました。




楽書き雑記「梅雨入りを待っていた庭の花と苦手な花たち」

2019-06-08 08:15:29 | 日記・エッセイ・コラム

梅雨入り宣言をした雨がひと休みした朝の庭を覗くと、この季節を待ちかねていた花が顔をほころばせて迎えてくれました。ムラサキツユクサやアジサイです。 

ムラサキツユクサ。花は一日でしぼみますが、蕾が次々に膨らんで毎日数輪が開きます。それも晴れた日は午前中だけ、雨や曇りだと夕方まで開いているまさに名前通り梅雨の申し子のようですね。

アジサイ。すでに公園やご近所の庭で数多く咲いているのを見かけますが、なぜか我が家の庭にある3つの株で咲いているのは合わせて数輪と遅れ気味でした。でも、梅雨の到来で蕾の塊も心なし大きくなってきました。

もうひとつ、本当は梅雨を好まないといわれる花も。
葉や茎の肌が白い毛が生えたビロードソウ。鮮やかなピンクの花が庭を彩っていますが、実はこの花はジメジメした環境は苦手だとか。梅雨晴れを待ちながら咲く花とは、植物界の幅広さですね。

梅雨が苦手な花?ビロードソウ



楽描き水彩画「6人の展示作品から5点ずつ計30点を一挙掲載=名古屋市民ギャラリー栄の第12回風の遊子(ゆうし)展」

2019-06-07 06:28:25 | アート・文化

名古屋市民ギャラリー栄で開催している平均年齢77歳の6人によるグループ展「風景水彩画 第12回風の遊子(ゆうし)展」も4日目を迎えました。ここで、展示作品から6人の作品をそれぞれ5点ずつ選び掲載します。会場には、この他約20点を展示しています。展覧会は9日(日)までです。

《アイウエオ順》

【小野秀史】


【川井隆】




【塚原徹也】




【藤墳富弥】





【古川幾男】

 

【山本忠弘】

 

 


楽描き水彩画グループ展の名称を『風の游子展』としている訳」

2019-06-05 06:31:14 | アート・文化

 名古屋市民ギャラリー栄で開いている水彩画仲間6人のグループ展「第12回風の游子(ゆうし)展」(9日まで)。お越しくださった方々から「個性的な絵だ」「優しさと力強さが同居している」など、さまざまなご批評を頂いていますが、毎回のように「風の游子とは、どういった訳ですか?」と質問されることがあります。
そこで、12年前に会を結成するにあたってメンバーで交わしたやりとりを振り返りながら、説明させていただきます。

「游子」「遊子」は、旅人を意味します。辞書には「他郷にある人」などもありますが、ここでは旅人を採用しました。島崎藤村の「千曲川旅情の歌」に「小諸なる古城のほとり 雲白く遊子悲しむ・・・」とありますが、この遊子です。

また「人生は旅である」とも言われます。
子供・学生時代、仕事人時代、そして今の我々は年金暮らしといった旅程にある、というわけです。

生活や健康への不満、不安を抱えながら酒を食らい、声高に文句を言い、子どものようにはしゃぎ、歌い、恥をかき、気が向けば絵筆を取るといった他愛のない日々ですが。

「風の游子」としたのは、「我々は風の向くまま 気の向くまま」と気取ってみたのですが、もうひとつ理由があります。
メンバーは朝日カルチャーセンター名古屋の風景水彩画教室の生徒で、この教室独自に付けている名称が「KAZE」。そのなかで教室展とは別の発表の場を設けようとする有志の集まりだから「KAZEの有志→風の游子」というわけです。

「遊」をサンズイヘンが付いた「游」にしたのは、水を使う水彩画にはこの方が「いいね!」となりました。

 遊や游には「あちこち出歩く」とか「遊び暮らす」「楽しみにふける」という意味があり、遊歩とか遊行といった言葉に親しみを感じます。
しかし、これも度が過ぎれば「遊興」どころか「遊蕩(ゆうとう)」に・・・。注意しなければいけませんね。

ガッテンしていただけたでしょうか。




(楽描き水彩画「風景水彩画のグループ展『風の遊子展』が始まりました」)

2019-06-04 06:33:46 | 催し

 

グループ展「第12回風の游子(ゆうし)水彩画展」が4日、名古屋市民ギャラリー栄で開幕。前日の3日には作品を展示室へ運び込み、毎回手助けをお願いしている若いスタッフたちが手早く、見栄え良く展示してくれました。展覧会は9日(日)までです。

メンバーは朝日カルチャー名古屋の風景水彩画教室で学ぶ生徒の中の6人。男性ばかりで、メンバーの平均年齢もいつの間にか77歳になりましたが、創作への意欲は十分。公募展などで入選した作品も含めて45点を展示しています。

会期中の天気予報によると、お日さまマークに交じって雲や傘マークも。梅雨入り前特有の天気が続くようですが、大崩れはなさそうです。



楽書き雑記「黄色いユリで飾られた名古屋市民ギャラリー前の広小路通中央分離帯」

2019-06-03 06:29:17 | 日記・エッセイ・コラム

 他都市と比較するわけではありませんが、名古屋の街を歩いていると通りが街路樹だけでなく、季節の草花で飾られていることに気づきます。

もちろん行政だけでなく、市民や愛護団体などのボランティア活動があってのこと。素直に「いいね!」と楽しくなります。

名古屋市民ギャラリー栄の前の通りでも、その意を強く感じました。
この通りは幹線道路のひとつ・広小路通りで、その1部のギャラリー前では中央分離帯を黄色いユリが包んでいます。
歩道にも花壇があって、パンジーなど季節の花が彩っています。

ユリは名古屋市が1950年に選定した「市の花」。千種区の公園や市農業センターなどで数多く見かけますが、道路の中央分離帯で目にしたのは初めて。
ひときわ目立つ黄色いユリにドライバーだけでなく、歩行者も癒されます。

市民ギャラリー栄では、4日から自分たち水彩画仲間の「第12回風の游子展」が始まります。お越しの際は、この花の風景にも目をやってください。

 

 


楽描き水彩画「風景水彩画のグループ展『風の遊子展』。6月4日から名古屋市民ギャラリー栄で始まります」

2019-06-01 06:30:50 | アート・文化

 

朝日カルチャーセンター名古屋の風景水彩画教室で学ぶ有志6人の風景水彩画展「第12回風の游子(ゆうし)展」を、64日から名古屋市民ギャラリー栄の7階第2展示室で開きます。9日(日)までです。

公募展で入選した作品も含めて、それぞれ8点ずつ出展する予定です。

平均年齢77歳。制作意欲は相変わらずですが、いつまでも「自画自賛」ではいけないとも思っています。まずは個性のある作品をご覧いただき、ご批評ください。