リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

虎穴を塞げばリスクはないけど

2015年04月22日 | 日々の風の吹くまま
眠い。足の親指がつって目を覚まし、ゴミ収集車の轟音で2度も目を覚まし、ゴルフ場の作
業車のモーターの音で目を覚まし、キツツキが屋根を叩く音で目を覚まし、シーラとヴァル
が掃除に来る日なので目覚ましで目を覚まし・・・あぁ~あ、眠い~。ずっとあまりよく眠れて
いなかったから、よけいにどよ~んとした気分。そこへしてカレシがコンドミニアムの防音性
能がどうのこうの。ワタシは建設業者じゃないから、そんなの知るわけないって。

カレシも良く眠れなくて、むずかりたい気分になっているらしいけど、なんでそうやって(まだ
実際に遭遇していない)問題ばかり探してはくよくよ考えるんだろうなあ。「オレはリスク回避
型なんだ」そうだけど、リスク回避型ってある意味で自分の「安全保障」を他人に求めるよう
なもんじゃないかと思うけど。(それなら物事がうまく行かなくても他人のせいで自分は安全
だよね。)ワタシは「リスクを冒すタイプ」だそうだけど、自分なりに分析して対応できると思っ
たリスクしか取らないの。だって、自分の安全保障を他人に丸投げする方が大きなリスクだ
と思わない?でも、本質的にネガティブな人はそうやってネガティブなことにこだわることで
ある意味「安心」なのかもしれないな。

まあ、ワタシがリスク回避型だったら、何よりもまず40年前にひとりで太平洋を渡って来る
なんて大それたことはしなかったと思うな。ま、恋は盲目と言う通り、リスクもへったくれも考
えずに来てしまったから、今もこうしてカレシといるんだけど。仕事だって、いくらカレシに背
中をど突かれたって、明日の保障がないフリーランスにはならずにおとなしく会社勤めを続
けていただろうな。でも、何とかやって行けそうだと考えたから、リスクがあるのを承知で踏
み切った結果、一応「成功」の部類に入れてもらえそうなくらい稼げたんだけど。

もっとも、バブルラップキッズと言う言葉ができたように、最近は社会全体が過保護になって
いるような感じがする。それも保護される方の安全を確保するためというよりは、保護する
方が何か事があったときに責任を追及されるのを防ぐためと言った方がよさそうな、保身的
なリスク回避傾向が強いように思う。昔から「虎穴に入らずんば虎子を得ず」と言われて来
たけど、現代のリスク回避手法では、キケンな虎穴の入口をセメントで塞いで、「立入り禁止」
の標識を立てるのかな。それで、虎子は・・・?