リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

偵察に行って迷子になった人

2015年04月03日 | 日々の風の吹くまま
復活祭の三連休(あるいは四連休)の初日。高さが60センチもあったカレシの不要書類を
シュレッダにかけ終わったので、今度はワタシの番。手始めに古いクレジットカードや電気、
ケーブル放送、電話の請求書やら、通販のインボイスやらをグジャグジャ。何と10年以上
も前の日付のものがあったりして、溜め込むことではカレシとどっこいどっこい。ファイルキャ
ビネットにはもっとすごい量の書類があるけど、全部シュレッダにかけるのにどれくらいかか
るんだろうな。何か気が遠くなりそう・・・。

夜になってHマートまでトラックでひとっ走り。カレシは自分が使う野菜類をカートに入れたら、
新居になる地区の夜の雰囲気を見て来ると言ってひとりでニューウェストミンスターへ。だい
たい10分くらいのところなので「終わる10分前に携帯を鳴らして呼んでくれ」。はぁい。せっ
かちな人がいないと買い物は楽ちん。薄切りの豚肉や牛肉、冷凍ホッケとししゃもを大量買
い。韓国直輸入の高麗人参を買って、近くにあった長いもを見たら何か急に熱いご飯にとろ
ろをかけて食べたくなったので1本。ま、カレシは食べないだろうけど。

カートが一杯になったところで、レジに向かう前にカレシの携帯を鳴らして、迎えに来てぇ~。
ちょっぴり執事を呼ぶお嬢様みたいな感じがするかな・・・ん、しないか。買い物をカートから
レジ台に移していたら、携帯が鳴ったので出てみたら「道に迷ったぁ」とカレシ。「やっとどこ
かわかるところに出たから、あと10分くらいかかる」。あはは、迷子になっちゃったのかぁ。
元々慣れない夜道は道路の名前が見え難いんだけど、ニューウェストのは濃い青に白い
文字で標識自体が小さめ。おまけに道路の方向が東西南北じゃなくて「北東南西東南北西」
と45度にひねってあるし、さらには同じ数字のアベニューとストリートがあって、つい方向感
覚が狂ってしまう。

支払いを済ませて外でカートのお守りをしながら待っていたら、10分ほどでカレシが現れた。
「日が暮れたらさっさと歩道を(絨毯みたいに)巻き上げてしまうんだぜ」と開口一番。「歩道
を巻き上げる」というのは、(都会的な)ナイトライフがない田舎という意味合いで、元は州都
だったニューウェストは人口250万のメトロバンクーバーの一員とは言え、半ば忘れられた
わずか7万人の「ポケット」みたいなもの。夜は静かなのは私達には願ったり叶ったりってこ
とじゃない?