リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

我が家が売れちゃった

2015年04月12日 | 日々の風の吹くまま
きのうとは打って変わって静かな日曜日。ゆっくり起きて、ゆっくり朝食。でも、午後6時に我
が家の買いオファーが入るので、そわそわした気分でもある。一応は最低ラインとして「希
望価格で、8月末までいてもいい」と言う条件なら四の五の言わずにOKしようねと決めて
あるけど、オファーは来てみなけらばわからない。でもまあ、そわそわしていてもしょうがな
いと、換気装置のフィルターを取り替えてみたり・・・。

冷凍ピッツァを焼いて早めの夕食。コーヒーを飲んでいたらポールが来て、自らオファーを
持って来るのは中国系の若夫婦で、夫氏はこの地区の生まれ育ちで、裏の隣の隣を買おう
としたけど競り負けし、次に何ブロックか先に売りに出た物件を買おうとしたけど、ここでも
競り負け。へえ、ほんとに売り手市場なんだ。だからと言ってヘンな欲をかいてもねえと言っ
ているうちに、そろそろだとポールが外に出て行って、しばらく人の話し声。ポールが若夫婦
からの手紙付きの書類を持って戻って来た。夫は近くのカレッジに勤務し、妻は公認会計士
で、男の子2人(2歳と3ヵ月)。新しい家を建てて子供たちを育てたい・・・う~ん、泣かせる
ねえ。

オファーは希望価格を少しばかり下回っていたけど、明け渡し期限がこちらの希望に副って
8月17日になっているし、決済と譲渡の手続きはそれよりもっと前の5月7日だから引越し
先のコンドミニアムの決済と明け渡しの時期を早めることができるし、そうなったら早くから
改装や引越しの準備ができるし、明け渡し後に家を解体して新しい家を建てるという同意付
きだし・・・ということで、えいやっとばかりにオファー受諾の署名。とうとう売っちゃったんだ、
27年住んだこの家、33年住んだこの土地を。カレシは「何か圧倒された気分。引越しのこ
とを考えると気が滅入る」。今からそれはないでしょ?そっちの計画と段取りはワタシが引き
受けると言ってるんだし。

売り値は134万ドル。ほぼ平均的な売買価格だけど、不況の最中だった33年前に初めて
のマイホームとして買った値段の14倍。コンドミニアムの買値は89万ドルだから、仲介手
数料や税金や諸費用を払ってもお釣りがたんまり。ポールは若夫婦は親から相当の援助
があるんだろうと推測していたけど、そうでもしないと今どきの若い家族にはマイホームは
夢のまた夢。でも、ワタシの夢の跡に新しい「夢の家」が建つのは何かうれしい。