リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

これが未来の「我が街」の灯?

2015年04月18日 | 日々の風の吹くまま
4月もあっという間に半ばを過ぎて、そろそろ忍び寄って来る「初夏」の感じがするような天
気。ライラックがだいぶ花を開いている。ちょうど二階の窓の外で咲く高さになったのにねえ、
とちらちら窓の外を眺めながら洗濯物をたたむ作業。階段を上がって来たカレシも「オレも
やった方がいいな」と、自分のものを選び出して、ベッドの上にどさっと放り出して、それから
新しいパンツが要るとか、ミスマッチのソックスばかりとか、まるで思考をそっくり音声化した
ような独り言を言いながらたたんでいるから、つい笑い出したくなる。(車を運転しているとき
の「独り言」はもっとうるさい・・・。)

いつもなら数日は洗濯籠に入ったまま放置される洗濯物がさっと片付いたので、次は納税
申告書を印刷して、会計事務所が直接申告してもらう委任状と年金分割の承諾書にサイン
する仕事。印刷した申告書はカレシのが36ページ、ワタシのは43ページあって、ホッチキ
スの針が通らない暑さ。サインした書類はスキャンして、メールに添付して会計事務所に送
り返す。これで後はワタシの追加納税額を払い込めば今年の「ゼイキンの季節」もおしまい。
何年か払込まずに繰り越していた個人年金貯蓄の限度枠が18000ドルになったので、来
年の2月にまとめて払込んで、今年の所得から控除してしまおうかな・・・。

夕食後にカレシが思い立って、トラックでニューウェストミンスターまでひとっ走りのドライブ。
行きは北からキングスウェイ経由でバーナビー市との境界にあたる10番アベニューを越え
てニューウェスト入り。地図を見るとフレーザー川北岸にチューインガムみたいにべちゃっと
くっついた感じなのがこの州最古の「市」で、時の流れがうっかり見逃してしまっても不思議
はないくらい小さい。午後9時過ぎだったけど、土曜の夜のダウンタウンはパブから派手な
音楽が聞こえたくらいで、かなり閑散とした感じ。カレシは「50年前のバンクーバーがこんな
感じだったんだよ」。真夜中まで営業しているSave-On-Foodsも煌々とした明かりの中で
買い物客はまばら・・・。

帰り道は南側のマリンウェイへのアクセスを探してぐるぐる。道路地図の本が古いのが問題
なんだけど、同じ数字のついた「ストリート」と「アベニュー」があるもので、必ずどっちかを明
確にする癖をつけないとThe Comedy of Errors(「間違いつづき」)を演じることになってし
まいそう。まあ、要は慣れなんだろうけど・・・。