リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

認知症の仲良しご近所さんの安否不明騒動

2019年06月29日 | 日々の風の吹くまま
6月28日(金曜日)。☁☁☀。雨の予報だったのに雨が降った形跡なし。でも、曇っているとちょっと肌寒い感じ。もう6月も終わりだってのに。7月1日がカナダの建国記念日で、今年は月曜日なので三連休。学校は今日で学年が終わって9月まで長ぁ~い夏休みで、働く親たちには頭の痛い2ヵ月の始まり。子供たちにとってはバンザイだけど、教育学者の研究によると子供たちは学習した算数の2ヵ月半分を夏休みの間に忘れ、読解力も低下するそうだから、夏休みが長過ぎるのも考えもんだな。

忘れるといえば、ゆうべはちょっとヒヤリとする事件があった。事の始まりは「エリザベスの返事がない。心配なのでチェックしてもらえないか」と言う少々慌てたような女性のボイスメール。迷惑電話対策で電話がかかって来ても鳴らなくしてあったので、メッセージに気がついたのは3時間以上経った9時半過ぎ。マンション正面玄関の来客用の呼出しパネルからなので電話することもできず、とりあえずカレシと一緒に対角にあるエリザベスの部屋のドアをノックしたけど応答なし。固定電話と携帯電話の両方にかけたけど応答なし。地下2階の駐車場には彼女の車が専用のスポットに置いてあった。初期の認知症(たぶんアルツハイマー)のエリザベスは70代でひとり暮らしなので、転んで頭を打ったなんてことがあったらタイヘン。23階に戻ってもう一度ドアをノックしたけど。依然として応答なし。

こうなったらと意を決して、預かっている合鍵でエリザベスの部屋に「侵入」。カレシを外で待たせて、明かりを点けて名前を呼びながら室内を見て回ったけど、だぁれもいない。小さいバルコニーに出るドアが少し開いていたので出てみたけどだぁれもいない。エリザベスは長身だから、ものの弾みで転落ってことがないと言い切れないけど、それなら外の誰かに目撃されていただろうから、その心配はないか。とにかく80平米の部屋の中を隅から隅までチェックしたけど彼女の姿がないし、何か事件があったような形跡もないので、玄関に来ていた女性と連絡が取れて出かけたんだろうと結論して、かくかく云々で留守中に部屋に入ったよと言うメモを残して、「捜索」を打ち切ったのは10時過ぎ。

一夜明けて起きてみたら、ドアの下にエリザベスからのメモが入っていて、「メッセージを残したのは友だちのウェンディ。玄関のパネルとつながっている携帯を別の友だちのところに置き忘れたもので返事ができなかったの。でも何とか連絡がついて彼女の誕生日のディナーに出かけたの。チェックしてくれてありがとうね」と。なぁ~んだ。まあ、大山鳴動してねずみ1匹出て来なかったのは何よりで、めでたし、めでたし。