リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

しつこい迷惑電話の理由がわかった

2019年06月05日 | 日々の風の吹くまま
6月4日(火曜日)。☀☀。そろってよく眠れたんだけど、7時15分にいつもの迷惑電話。ブロックしてある番号なら1回で終わりだけど、4回(ここでボイスメールに切り替わる)。いったいいくつ番号を持っているんだろうな。でも、前によくかかって来た車のディーラーとかがボイスメールにメッセージを残して行ったのと違って、何も残して行かずにしつこくかけてくるからやっかい。迷惑電話の情報サイトをググッてみたら、どうやら怪しげな「債権回収業者」らしく、税務署を騙って未納の税金を払わないと逮捕されると脅して来たという報告もあった。

もっとも、(実存する)債権回収業者がかけているわけじゃなくて、ITビジネスの波に乗ったコミュニケーション会社が電話会社からいくつもの番号をひとまとめに取得して、地元の零細商店などから「テレマーケティング業務」を請け負って「ロボコール」という自動音声のセールス電話をかける今一番厄介なやつ。件の債権回収業者はというと、いわゆる消費者金融(サラ金)の業者から古い未回収のローンを買い取って、債務者の電話番号にロボコールをかけることで、実は借金はすでに時効になっていることを知らない「脛に傷」の人から取り立てようとしているらしい。税務署らしい名前を騙るケースもあるようで、そういえば去年だったか、強烈なインド人訛りではっきり聞き取れなかったけど、「未納の税金を払わなければ逮捕される」とか言うメッセージがボイスメールに入っていたことがあったな。

でも、去年は頻繁にかかって来ていた車のディーラーや投資ブローカーなどからの(自動音声の)ロボコールが来なくなったのは、たぶん消費者の怒りを買って商売には逆効果だったからじゃないかと思う。債権回収業者がボイスメールを残さないのは、詐欺、恐喝まがいの行為だと自覚しているからだろうな。しつこくかけていて、折り返し電話して来るのを待っているらしいところもある。カナダには「セールス電話お断り」の登録制度(DNCL)があるので、この際利用してみようと思い立って登録サイトで電話番号を入力したら、「すでに2010年に登録されています」というメッセージが出て来て、あはあ。我が家が今の番号になったのは2015年の夏。さては、前の持ち主がサラ金への借金を踏み倒して、督促の電話が来るのをブロックしようとDNCLに登録したのかな。でも、DNCLは抜け穴が多いから、督促電話が止まらなくて番号を変えたのかもしれない。

どうやら毎日何度もロボコールがかかって来るわけがわかった。とんだとばっちりだけど、こっちからかけて止めろというのは危ないから、とりあえず朝起きるまで電話が鳴らないようにしておいて、大量の番号をブロックできる新しい電話機に買い換えることにしよう。消費者に便利な時代は悪者にも便利ってことで、当面はいたちごっこを楽しむか・・・。