リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

マスクのファッションが花盛り

2020年12月04日 | 日々の風の吹くまま

12月3日(木曜日)。☀☁。何とも壮観な朝焼けで始まった木曜日。は、またもう木曜日なんて、忙しないなあ、ほんと。あたふたしている感覚はないんだけど、気がつくたびに時間がいつのまにか早足の抜き足差し足で通り過ぎて行っているというのかな。きのうキャシーとおしゃべりしていて、彼女も何となく時間の感覚がおかしいと思うと言っていた。いっそのこと「西暦2020年」と言う年は世界が時間というものが存在しない異次元にスリップしたんだと思えば、みんな去年の年のままでいるってことだよね」と言ったら、「つまり、人生を1年節約したってことよねえ」とキャシー。そう、そんな風に考えてみたら、あんがいit’s not that badよね。

曇って来るという予報なので、今日も早めにウォーキング。屋内の公共的な場所でのマスク着用が義務付けられて2週間。当然マンションでもロビーやエレベーター、廊下などの共有部分ではマスクを着用すべしというお達しがあちこちにべたべた貼り出されて、自宅のドアから正面玄関を出るまでは要マスク。拒否反応を起こしていたカレシもさすがにマスクを着けてから廊下に出るようになって、今では道路に出ても外さずに我が家に帰るまでしたままで、「風邪を引かないように、冷たい風から喉と鼻を守ってるんだ」そうな。ワタシは自分で作った9枚の布マスクをとっかえひっかえしているけど、カレシはもっぱら不織布の使い捨てマスク(2、3回使ってから捨てる)で、あんがい薄っぺらくてダサい水色のをやめて、ちょっぴり上質の黒いのに変えたことで抵抗感が薄れたのかもしれないな。アンチマスカー(マスク反対派)みたいに「政府に命令される筋合いはない」と息巻いていたのは何だったんだろう。

都会のバンクーバーではどうか知らないけど、人口7万5千人ほどのニューウェストミンスター市では道路でもマスクをしている人の割合は老若男女合わせて80%くらいかな。商店街では店の前でいちいち立ち止まってはマスクを出して着けて入るのがめんどうだからという向きもあるだろうけど、元暴走族みたいなごっついおやじさんやビール腹に短パンの元青年までがわりと普通にマスクをして歩いているから感心するな。一番手軽なのがスーパーで盛んにセールをやっている使い捨てマスクだけど、黒いのが人気一番らしくて、スペースが空になっていることが多い。いつも一番たくさん残っているのはいかにも病院っぽい感じのする白いマスクで、水色のはその中間。女性の間でも黒いマスクの愛用者が増えているようで、水色のが主流の座を明け渡すのも近いかもしれないな。

洗って使える布マスクも、おしゃれなデザインで高そうなものからジョークっぽい絵柄のものまで、実にいろんな柄のものが行き交っていて、歩きながら品定めしてみるのはいい暇つぶし。ネットでもしょっちゅうマスクの広告が出て来るし、マスクファッションが百花繚乱という観があるけど、エレベーターで乗り合わせた19階のエリックが「スマイルが見られなくなったのはさびしいね」と言っていて、表情もコミュニケーションのうちという文化だから、コロナが喉元を過ぎてしまえばマスクはあっさりお払い箱になるのかな。