リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

冬至は太陽が長く暗い夜を駆逐し始める日

2020年12月22日 | 日々の風の吹くまま
12月21日(月曜日)。☂❅☁。冬至。暗い夜が1年で一番長い日。日の出午前8時4分、日の入り午後4時15分。西洋の暦では冬至が公式に冬の始まりということになっていて、朝から雨が雪混じりになるという予報。おやおやと思っていたら、バンクーバー島に住む友だちが雪が降っているビデオをFBに載せて「降ってるよぉ」。きのうはバルコニーでまだ咲いている花やバラのつぼみの写真を載せていたのでびっくり仰天の大展開。(重いべた雪をかぶっていたバラのつぼみはやむを得ず切って室内に飾っているとか。)いやぁ、すごぉいなんて言っているうちに、あはっ、来たぁ~っ。大きな雪ひらがぼたぼたと落ちて来て、それがばさばさと落ちるようになって、ルーフデッキはあっという間にべちょべちょの雪景色。でも、ひとしきり降って小止みになって外を見たら、風景はみごとなモノクロの世界・・・。





午前10時にワルデマーがキャビネットを作るドロータとヤチェク(夫婦)を連れて来て、最終的な採寸と細かな打ち合わせ。園芸ルームとリビングエリアの間に仕切り壁を付けて、緩やかにカーブした3面の作業台を作るんだけど、その仕切り壁の角度がえらく中途半端。カーブした壁に沿ってカウンターを入れるには正確な角度を図る必要があるということで、壁の端から端のラインをレーザー光で天井に描いて、両隅の角度をレーザー分度器で測。ワルデマーが使ったのは水平器、傾斜計、角度計、分度器、角度定規を揃えたデジタルレベルで、工具店に行くとおもちゃ屋の子供みたいに夢中になるのと言ったら、「僕もそうなんだよ」。あはは、何だか似たもの同士みたいで、どうりで話が合うはずだ。

キッチンもバスルームもあそこをどうする、ここをどうすると細々と議論して、ヤチェクがラップトップに表示した設計図に変更と採寸した数字を打ち込んで、表示した立体図を見て確認。ヤチェクとドロータが画面を指差しながらポーランド語で議論を始めると、ワルデマーも横からポーランド語でああだこうだ。もう20年近くいろんなプロジェクトを一緒に手がけて来たというだけあって、けんかしているようなトーンではないので、ワタシはスツールに座って足をぶらぶらさせながら高みの見物。最後にカレシをオフィスから呼び出して、園芸ルームの作業台の高さや奥行きのすり合わせをして、採寸。カレシが水回りについてワルデマーと相談している間、ワタシはデザイナーのドロータに「くるみ割り人形スィート」を見せて、あれこれデザインの話。最終的な設計図ができ上がるまで2時間かかって、ミーティングはお開き。帰り際に冷凍庫にあったスモークサーモンをプレゼントして、じゃあ、年が明けたらよろしくね。

今日は買い物もないし、ウォーキングも休みにするつもりだったけど、午後には雪が止んだので、カレシの提案で6番ストリートを8番アベニューまで行って回れ右をして帰って来る最短ルート30分のウォーキング。べた雪で歩道が滑りやすくなっているので、ペンギン歩きをしているとけっこうな運動になる。冬初日は雪で始まったけど、北欧の神話では冬至が新しい年の始まり。これから太陽がパワーを取り戻して、暗い夜を少しずつ駆逐して行くんだと思うと、長い巣ごもりを余儀なくされた2020年の冬至は何だか象徴的な感じがするな。