リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

あわやだったあのときからもう3年

2020年12月01日 | 日々の風の吹くまま
11月30日(月曜日)。☁☀☀。目が覚めたらやたらと静かで、ゆうべからの強風注意報は何だったんだと思いながら起床。8時近くになって朝日が昇って来たら、すごい数の枯れ葉が空中で乱舞する中で、カモメの群れが楽しそうにすぃ~っ、すぃ~っと風サーフィン。でも、我が家とは対角の西から吹いているせいで、23階にあるルーフデッキもバルコニーもそれほどの風じゃないから大助かり。

今日で11月も終わり。先の予定に目配りするために、いつも末日になると月ごとにばらしてクリップで留めてあるカレンダーからその月のページを外して、「TODAY(今日)」の赤いフラッグを翌月1日の前の枡に移すんだけど、外した11月のページを見ながら、ああ、もう3年になるのか。日付が29日になった頃にカレシが突然の心筋梗塞で、救急センターに駆け込んだのが3年前。カテーテル治療担当の心臓専門医が午前3時に呼び出されて来て、ステント挿入の緊急処置で命拾い。治療室の外の寒々とした廊下に並んだ椅子に1人ぽつんと座って治療室のドアが開くのを待っていたときはやさすがにちょっと心細かったな。朝の6時に1人で帰って来たのが3年前の今日。カレシは入院したままで12月4日にトリプルバイパスの手術。12日に退院して来るまで、毎日病院に通ったっけ。

あれからもう3年経ったんだなあ。カレシは今年めでたく喜寿を迎えて、坂道歩きもなんのそのでいたって健康なのが何よりもうれしい。手術から1ヵ月後に救急車で病院に搬送されたときに、異常はなかったものの2人そろって風邪をもらって帰って来て、それから2週間というもの、カレシは抗生物質の副作用、ワタシは極度の疲労で、2人とも精神的にぎりぎりの状態になった苦い経験から、コロナウィルスが徘徊している間は緊急センターに駆け込むような事故や病気は何としてでも避けたいものね。でも、退院当初は5種類も処方されていた薬も今では3種類に減って、ベビーアスピリン以外の2種類は用量も半減したから、まさに模範患者の模範だろうな。飛行機で時間帯をいくつも超える長旅も平気だし、毎日欠かさず最低30分のウォーキングで健康維持。

晴れの日も雨の日も風の日も一緒に歩いているもので、トカイナカのこととて、最近はどうやらマンションの中でも商店街でも「いつも手をつないで歩いているあの2人」として知られて来ているらしい。(まあ、年寄りの異人種カップルだから人の記憶に残りやすいのかもしれないけど。)来年はカレシ78歳、ワタシ73歳。せっかく悠々自適の老後を手に入れたんだし、いずれはどちらかが1人になるのは人類の自明の理ではあっても、ワタシはまだ「小金持の未亡人」になる気はないんだから、これからも心して健康を保って、老人2人旅を楽しもうね。