朝には降っていた雨も、お昼前にはやみました。
今は灰色の・・いいえ、アン風に言えば真珠色の空です。
天気予報では、晴れ間も出るなんて
言っていた空ですが、相も変わらず重い空です。
私の愛読書、『美人の日本語』 によれば・・。
10月は、色に例えると、(ちょっと意外ですが)
紫苑の明るい “紫” だとか。
この 紫苑、
例によって 『赤毛のアン』 にも度々登場して来ます。
“今は秋のきりん草が、隅々にその妖精のような、
松明を灯し、紫苑が庭を点々と青く彩っていた・・・”
~と、いう風に・・・。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/e9/fc36e8b7dbf42b1c5b6d160e532c8e4d.jpg)
その紫、我家では紫苑ではなく、
未だに咲いている夏の朝顔の紫と、ペチュニアのそれ。
もう10月ですのに、今を盛りと咲いています。
そしてその花のポプリ・・・。
硝子のケーキ入れは、
最近では、とんとケーキ作りなどしなくなったせいか、
ちょっと持て余し気味だった物です。
この利用法は、優雅に素敵な毎日を送っていらっしゃる、
stella さんのアイデアをお借りしたものです。
お陰でこのケーキ入れ、食器棚の奥にしまわれていたのに、
陽の目を浴びることが出来て、何だか嬉しそうです。
ところで、花の名前って面白いですね。
先の 紫苑、こんなに美しい名前ですのに、
『鬼の醜草(しこぐさ)』と呼ばれるのだとか。
何でも鬼も感動した花、だからだそうです。
他にも、これも美しい、リンドウ は、
漢字に直すと「竜胆」という勇ましい字ですし、
秋の七草の一つである オミナエシ は、
何と 「女郎花」 と書きます。
そして、これからの季節、
山野に出掛けると不思議に香って来る、
オトコエシ は、「男郎花」 と・・・。
「女郎花」 と 「男郎花」。
そう言えば、「男郎花」 という花があるから、
物語が生まれたという説がありますね。
謡曲 「女郎花」 では、小野頼風の
心変わりを嘆いて身投げをした女性の衣が朽ちて、
そこに、女郎花が咲いたとされています。
こんな辛い思い出を心に秘めて咲くなんて。
だからこそ美しく咲くのだとしたら・・。
紫苑と言い、オミナエシと言い、
これから花に対する見方が
変わって来るような気がします。
今は灰色の・・いいえ、アン風に言えば真珠色の空です。
天気予報では、晴れ間も出るなんて
言っていた空ですが、相も変わらず重い空です。
私の愛読書、『美人の日本語』 によれば・・。
10月は、色に例えると、(ちょっと意外ですが)
紫苑の明るい “紫” だとか。
この 紫苑、
例によって 『赤毛のアン』 にも度々登場して来ます。
“今は秋のきりん草が、隅々にその妖精のような、
松明を灯し、紫苑が庭を点々と青く彩っていた・・・”
~と、いう風に・・・。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/61/0a2f91c235927736e752f9f78c8f3716.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/e9/fc36e8b7dbf42b1c5b6d160e532c8e4d.jpg)
その紫、我家では紫苑ではなく、
未だに咲いている夏の朝顔の紫と、ペチュニアのそれ。
もう10月ですのに、今を盛りと咲いています。
そしてその花のポプリ・・・。
硝子のケーキ入れは、
最近では、とんとケーキ作りなどしなくなったせいか、
ちょっと持て余し気味だった物です。
この利用法は、優雅に素敵な毎日を送っていらっしゃる、
stella さんのアイデアをお借りしたものです。
お陰でこのケーキ入れ、食器棚の奥にしまわれていたのに、
陽の目を浴びることが出来て、何だか嬉しそうです。
ところで、花の名前って面白いですね。
先の 紫苑、こんなに美しい名前ですのに、
『鬼の醜草(しこぐさ)』と呼ばれるのだとか。
何でも鬼も感動した花、だからだそうです。
他にも、これも美しい、リンドウ は、
漢字に直すと「竜胆」という勇ましい字ですし、
秋の七草の一つである オミナエシ は、
何と 「女郎花」 と書きます。
そして、これからの季節、
山野に出掛けると不思議に香って来る、
オトコエシ は、「男郎花」 と・・・。
「女郎花」 と 「男郎花」。
そう言えば、「男郎花」 という花があるから、
物語が生まれたという説がありますね。
謡曲 「女郎花」 では、小野頼風の
心変わりを嘆いて身投げをした女性の衣が朽ちて、
そこに、女郎花が咲いたとされています。
こんな辛い思い出を心に秘めて咲くなんて。
だからこそ美しく咲くのだとしたら・・。
紫苑と言い、オミナエシと言い、
これから花に対する見方が
変わって来るような気がします。