【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

秋色の花束

2006-10-18 16:25:33 | ハーブと香り雑学
   連日の秋晴れに心浮き立つ毎日です。
  でも一方で、きな臭いニュースが、
  連日連夜、賑してもいます。

   当たり前だと思っていた、
  何気ない日常の平凡な暮らし。

   そのことがどれほど幸せなことなのか・・
  失ってからでは遅いと思うのですが・・・。

   駅までの道のりを、
  自転車を使うようになってから久しいのですが、
  最近、つい道端の雑草に目を遣っている自分に気付きます。

   良くしたもので、今まで全く気付かなかった、
  いえ、目にも止まらなかったのに・・
  沢山の貴重な発見があります。






  


 




   アスファルトで舗装された道なのに、
  その隙間からひょっこり顔を出しているそれらの草花達。
  この生命力にはただ、ただ驚かされます。

   ところで、先日来から拘っていた “オトコエシ” のこと。
  又々違ったようです。(左の写真)

   では、“この白い花の妖しい香りは何?” 
  あれ以来、白い花と見ると、
  “すわ!!” とばかり採集して来る私です。

   調べました!! “韮の花” だそうです。
  道理で、このツンと来る匂いは、ニラそのものです。

   それに葉っぱも・・・。
  確かに妙に気になる匂いではありますね。(笑)  
  でも何でこんな所に? 疑問は付きません。

   そうそう、最初に間違えた花も、
  どうやら “立ち父子草”? らしいです。

   “母子草” は、名前位、知っていますが、
  “父子草” とは・・?

   でもこれも自信ありません。
  珍しいなんて書いてありましたのに、
  良く見ると、そこら辺に咲き乱れているのですから。

   わざわざ 『恋人の小径』 まで行って
  採って来たといいますのに・・・。

 




   「・・・あの低く沈んで行く妖しい太陽は、
  紫苑や、羊歯からどんなに良い香気を
  吸い取ることでしょうね。
  匂いを吸うだけでなく、目でも見られたらいいのに、
  と思うわ。きっと美しいでしょうね。」


 




   アン の時代ですから、
  紫苑の香りは分らないでもありません。

   でも “しだ” に香気とは・・・。
  現在では本来の花には、
  花の持つ香気が失われていると言います。

   雑草の草花には、自然の素朴な香りを
  まだまだ秘めているのかも知れませんね。
  ケガの功名ではありましたが、今回の新たな発見です。



   ところで、これらの秋の
  山野草には、なぜか
  お香がぴったりですね。

   あの夏の暑い日でさえ、
  あんなにエッセンシャルオイルを
  焚いていたと言いますのに。

   やはり、日本的なもの
  だからなのでしょうね。