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気持ちの良い青空です。
昨日の日記の星空もそうですが、
今日のような青空を眺める時、
四季のある日本に生まれた事を嬉しく思います。
なぜだか、ふと、
「あたしは、人生の美しさを
増したいと思うの。」
こんな アン の言葉が浮かんで来ました。
~秋ですね。
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ところで、先日の縫い物の天才、ミス・コーネリア の次は、
アンの 『夢の家』、 (フォア・ウィンズ)でのもう一人の隣人、
レスリー・ムア に、触れない訳には行きません。
彼女とは、アンの大好きな砂浜で出会ったのですが、
海の妖精かと見まがうほどの美貌の持ち主です。
しかしながら彼女にも色々あって、
海だけが心を許せる存在だったようです。
やがて、アンとは無二の親友となるのですが・・・。
前置きが長くなりました。
注目はその二人が出会った砂浜です。
(尤も、アンの一番好きなのは岩浜ですが)
景色は言うに及ばず、
そこはいい香りのする草が生える素敵な場所。
土地の人達が、甘草( カンゾウ、リコリスとも言う)
と呼ぶその草を人々は、籠に編み、
その中にハンカチーフなどを入れて大切に使ったとのこと。
生活の知恵とは言え、何ともロマンティックです。
でも ジム船長(『夢の家』での友人) によれば、
最近では、すっかりその数も減ったということです。
あの時代でさえそうなのだとしたら、
今の時代では、もう手に入らないのでしょうね。
その香りのいい甘草の薬効には、凄いものがあります。
沈静、美白、抗炎症、抗菌、抗酸化、活性酸素消去、
抗老化作用、等など・・・。枚挙に、いとまがありません。
硝子が好きなこともあって、
ついつい取って置いた洋酒の瓶。
花びらを入れてもいいし、花を挿してもいい・・・
そんな事を考えたら、捨てるに捨てられません。
相当、“捨てられない病” は、重症のようです。
いやはや・・。