【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

麗春の風

2011-01-04 17:37:17 | リラのお気楽ユメ日記
  

   


   明けましておめでとうございます。
  本年もどうぞよろしくお願い致します。





   こんな天気で明けた今日は、
  穏やかな冬日和となりました。

   寒さも、
  やっと一息ついたようです。

   三が日も、それこそアッと言う
  間に終わり、新年も、もう4日。

   新しい年を迎えたばかりだと
  言いますのに、既にこれですから
  今年も瞬く間に時が過ぎて
  行ってしまいますね。波長を無理なく合わせる努力をしませんと・・。

   それにしてもここ何年か穏やかな
  お正月を迎えていましたのに、今年は珍しく白いお正月。

   ホワイトクリスマスならぬ、ホワイト・ニュー・イヤーと言った処でしょうか・・。
  しかも兎年の今年、待ちに待ったようにその兎の如く白い世界・・。
  空の神様も粋な計らいをして下さいますね。

   でも、そのお陰で去って行った寅年と、やって来た兎年の違いが歴然として、
  昨年の続きではない新たな年を厳かに迎えた気がします。
  そして正月寒波のお陰で、ほんの少しだけ 『アンの世界』 を味わせて頂きました。

   




   “元日の後、冬は猛威を振い出した。
  吹きだまりがこの小さな家の周りに積み重なり、
  棕櫚しゅろの葉のような霜が窓を覆った。
   港の水はますます固く厚くなり、
  ついにフォア・ウィンズの人々は例年の通りその上を往来し始めた。
  夜昼、賑やかなそりの鈴の音が響き渡った。
  月の夜、アンは 『夢の家』 からその音を
  妖精の鐘の音のように聞いた。(略)”

                                    【「アンの夢の家」 第17章】

   




   ところでお正月のお飾りと言えば、「門松」「しめ飾り」 ですね。
  「門松」 は最近では、とんと見なくなりましたが、「しめ飾り」 も随分、少なくなった気がします。
  代わりに見掛けるのは、ドアに吊り下げるリース風のお飾り。

   正月には年神様が家々を訪れ、1年の健康と幸せを新しく授けてくれると言われています。
  従って、「門松」 や 「しめ飾り」 はその神様をお迎えする目印であると同時に、
  古い年の不浄を清め、災いの進入を防ぐという意味があるとか。

   「しめ飾り」 に使われる 「橙(だいだい)」 は、家系が代々栄える事を意味し、
  「御幣(ごへい)」 は水を表し、清めるという事を意味します。

   又、「裏白(うらじろ)」 は長寿、潔白、夫婦和合を、
  「稲穂」 は豊作の願い・・と、それぞれいわれがあるのですね。
  このようなしきたりは、廃れて行って欲しくない気がします。