明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い致します。
こんな天気で明けた今日は、
穏やかな冬日和となりました。
寒さも、
やっと一息ついたようです。
三が日も、それこそアッと言う
間に終わり、新年も、もう4日。
新しい年を迎えたばかりだと
言いますのに、既にこれですから
今年も瞬く間に時が過ぎて
行ってしまいますね。波長を無理なく合わせる努力をしませんと・・。
それにしてもここ何年か穏やかな
お正月を迎えていましたのに、今年は珍しく白いお正月。
ホワイトクリスマスならぬ、ホワイト・ニュー・イヤーと言った処でしょうか・・。
しかも兎年の今年、待ちに待ったようにその兎の如く白い世界・・。
空の神様も粋な計らいをして下さいますね。
でも、そのお陰で去って行った寅年と、やって来た兎年の違いが歴然として、
昨年の続きではない新たな年を厳かに迎えた気がします。
そして正月寒波のお陰で、ほんの少しだけ 『アンの世界』 を味わせて頂きました。
“元日の後、冬は猛威を振い出した。
吹きだまりがこの小さな家の周りに積み重なり、
棕櫚の葉のような霜が窓を覆った。
港の水はますます固く厚くなり、
ついにフォア・ウィンズの人々は例年の通りその上を往来し始めた。
夜昼、賑やかな橇の鈴の音が響き渡った。
月の夜、アンは 『夢の家』 からその音を
妖精の鐘の音のように聞いた。(略)”
【「アンの夢の家」 第17章】
ところでお正月のお飾りと言えば、「門松」 や 「しめ飾り」 ですね。
「門松」 は最近では、とんと見なくなりましたが、「しめ飾り」 も随分、少なくなった気がします。
代わりに見掛けるのは、ドアに吊り下げるリース風のお飾り。
正月には年神様が家々を訪れ、1年の健康と幸せを新しく授けてくれると言われています。
従って、「門松」 や 「しめ飾り」 はその神様をお迎えする目印であると同時に、
古い年の不浄を清め、災いの進入を防ぐという意味があるとか。
「しめ飾り」 に使われる 「橙(だいだい)」 は、家系が代々栄える事を意味し、
「御幣(ごへい)」 は水を表し、清めるという事を意味します。
又、「裏白(うらじろ)」 は長寿、潔白、夫婦和合を、
「稲穂」 は豊作の願い・・と、それぞれいわれがあるのですね。
このようなしきたりは、廃れて行って欲しくない気がします。