起床時は南の空にキラリと輝く
明けの明星と雲一つない空。
その後は、
刻々と変わる刹那の空に。
いつの間にどこからか、
一筋の雲が現れたかと思うと、
今度はそれが何重にも。
力強い日の出の後は、
連なって厚い雲に。
その隙間から太陽の光。
所謂、「天使の階段」 ですね。
その 「刹那との逢瀬」 も
午前 10時頃には終わり。
その後は又、晴れ渡りました。
昨日と違って今朝は、
白い世界ではありませんでしたが、
全く同じ気温の 9.5度。
やはり如露の水は凍っています。
ただ一昨日の氷は、カチカチに凍っていましたが今朝は揺れる氷。
ほんの少し寒さは緩んだようです。
“・・・ 略 ・・・嵐の時でさえ、
グリーンゲーブルズにはそれ独特の楽しさがあった。
ストーブの前に座り、林檎やキャンディーをほおばりながら、
ちらちら天井に映る炉の火を見守っているのは良い気持ちだった。
咽ぶような風の音を外に聞きながら摂る夕食の何と陽気なことか。”
【「アンの幸福」 第2年目 6.】
さて、こちらは 『アンの世界』 のように嵐もなく、穏やかなものです。
尤もここ数日、かなり冷えますが・・。
でも今は、厳寒の 1月。
暖房で温められた部屋と外気温の差が激しいのでしょう。
水蒸気で外が見えません。
家には良くない結露ですが、お陰様でちょっとしたアン気分。
丁度、お腹も空いて来ましたし・・お茶の時間と致しましょう。
そうそう器はいつかの 【会津塗り】 です。湯呑は、「備前焼」。
こうなりますと ・・ 「おとぎ話」 の続きでも読んでみたくなりますね。
おとぎ話ではありませんが、取り出したのは三浦綾子の小説、『残像』。
ページの色は、すっかり変わっています。本当に何年振りの再会? でしょう。
もう、ほとんど初めてと同じですが、根底には淡い思い出も。
そして又、新たな発見も。
受話器を置いた優子は、 白い顔を窓に向けて、呆然と突っ立っていた。 涼しい目元が、暗く翳っている。 水色のレースのカーテンを透かして、 真夏の日を弾き返す大通り公園の芝生が見える。 この大通り公園は ・・・(中略) 「ねえ、いいこと。優子さん、今度は 優子さんがおかあさんを預かってくださるのよ。 元々、あなたとおかあさんは仲がいいんですもの。 あなただって嬉しいでしょ。 お願いしたわよ。いいこと」・・・(略) |
こちらは、その小説の冒頭部分。
あの自由奔放の嫂の滝江が敷地に小川のある家が夢だったなんて。
アン と同じではありませんか・・。こんな事も新発見。興味は尽きません。