


【日本の秋】

レークサイド・ガーデンズはいい所だと ジェーンは思った。 気に入った訳はこの街路が 曲がりくねっているからだった。 親しみ深い道であり、 家々は相手を見下した態度で 互いに眺め合ったりしていなかった。 大きな邸宅でさえ 『高慢』 に構えていなかった。 家々はそれぞれの庭の中に座っており、 (中略) 「私達にはどっさりゆとりがあります。 私達は肘で押し合ったり致しません。 私達は愛想良く振る舞う事が出来ます」 と、家々は言っていた。 【「丘の家のジェーン」 32.】 |


快晴の空となりました。
朝こそ冷えたものの、
日中は昨日同様の
暖かさとなりました。
そんな中咲いた、
真っ赤なハイビスカス。
夏ならぬ、
冬のハイビスカスですが、
色の鮮やかさは同じです。
ただ最盛期に比べ、
花は幾分小振りになりますが。
花期は逆に長くなり、
3日くらい楽しめます。
室内の日溜りは、
まるで春のようですから、
咲いても何ら不思議は
ありませんね。

【蔵と板塀のある曲がり角、その先には古式豊かな和風建築が・・】

【反対側から見てみましょう】

【アララ・・?】

【何と洋風の家!】

【そこは、「アンの家」!】
さて、前述しましたように、
日中は、汗ばむほどの陽気だった今日。
尤も、朝は寒かったものですから、帽子にマフラーと・・
少々、着込んだせいもあったかも知れません。
ご覧の通り私は、今日も道草です。
一つには素敵な秋色に染まった、野の花の採集だったのですが。
そうそう、その前に物語の続きを。
やはりと言いますか、「曲がり角の浪漫」。
【先日】 は時計台のあるメルヘンの家、
そう、「ミス・ラベンダーの家」 に遭遇したものですが、
何と今日は、「アンの家」 に。
しかも昔ながらの蔵と板塀を併せ持つ、「アンの家」 を。
この家の持ち主のこだわりを感じるような気がしてなりません。
“もしかして同類・・?” ~なんて。
庇(ひさし)が長く、ポーチが広く取ってある家。
そこに揺り椅子や長椅子を置けば、まさに 『アンの世界』 そのもの。
「想像の余地」 の入り込む要素、ありますね。