【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

今年最後の花支度

2013-12-22 18:48:28 | 四季のスケッチ












ポプラを渡る夕風が悲しげな気味の悪い
 古代の呪文のような音を立てていた ――
昔の想い出の切れ切れの夢を思わせた。
二人の前にはほっそりした姿の良い
ポプラの若木がとうもろこし色と
エメラルド色と薄れ行く薔薇色を溶かした
西の空を背にして立ち、
黒ずみ震えを帯びた妖精のような美しさで
葉も小枝も全てくっきり浮かび上がっていた。     
                 【「アンの夢の家」 第26章】






   この所不安定な天候でしたが、
  今日は朝から晴れ渡りました。
  冬日和。

   頬に当たる風は冷たいけれど
  澄んだ空気が心地良いです。

   それでも、ほんのひと時、
  パラッと来ましたが。

   今日は冬至ですね。
  一年で一番短い日。

   そして北海道の歌登では、
  -20度になったとか。

   今日は、各地で最低気温を
  更新する寒い冬至だそうですが、
  我家はそうではありません。

   と言いますのも・・。
  実は昨日、リビングと寝室に
  今流行の内窓を取り付けました。

   一窓一時間という事でしたが、
  終了時間を大幅に短縮してその工事は終わりました。

   こんなに簡単に出来るのでしたら、
  もう少し早く取り付ければ良かったと後悔したものです。

   とは言え、窓を取り付けるに当たって、
  改めて部屋を見回すと、余りにもの生活雑貨の多さに愕然。

   その片付けのために思わぬ時間を取られ、
  ブログ更新も、ままならない有様。
  丁度、大掃除の季節ですし、これ幸いの気持ちも。

   二重窓の効果はピアノ室で実感済みですが、
  結露もほとんど付きませんし、冷暖房効果は抜群。
  灯油も高値安定ですし、光熱費の節約に貢献してくれるでしょう。







【冬色セージの葉】


【銀細工のような 「藜(あかざ)」】



   さて、前置きが
  長くなりました。

   「花支度」 と題しましたが、
  今、まさに開かんと
  している庭の花々。

   「紅薔薇」 と 「白薔薇」、
  「インウォールクラータ」
   に 「水仙」。

   尤も冬という季節のせいで
  水仙を除けば、その歩みは
  遅々たるものですが・・。

   同時に冬色に変わった
  木々も既に春の支度を
  していますものね。

   ところで、紅葉(もみじ)
  の高さまで伸びた藜を
  やっと今日、切りました。

   杖にもなるという丈夫な
  幹は、細くて白くて繊細。
  見た目とはかなり違います。

   そうそう写真は、
  庭のガーデンテーブルに置いてある壺に
  無造作に挿していた藜です。

   藜は趣きのある植物ですが、
  ドライには向かないと思っていたものです。
  なぜって、小さな花房がパラパラとこぼれますから。

   それが自然の雨風に打たれて取れ、
  銀細工のようになりました。もう振っても落ちません。

   スプレーのニスでもかければ、
  クリスマスにもいいかも・・。これも 「怪我の功名」 ですね。