




かくて悲しみの原石と宝石彫摩師とは 手を携えて歩き、年と共に、 首の幾重の衰えを隠す チョーカー の名品の数々を世に送った。 【三島由紀夫 「暁の寺」】 |

太陽燦々で明けた今朝。
午前中は、その恩恵に与(あずか)っていたものです。
しかしながら、時間の経過と共に真珠色の空に。
ただ、お天気の大きな崩れはなさそうです。



さて、上記の “首の幾重の衰えを・・・” のフレーズ。
一つの比喩として用いられたものですが、
ビーズのチョーカーが出来上がりました。
チョーカーは若い頃から大好きなのですが、
それにしても耳の痛いフレーズですこと!
首の衰え云々(うんぬん)も然る事ながら、
首が温かいのも魅力です。特に冬場は。
本当は幅広の物を作りたいのですが、
根気や、はたまた材料が足りなくなったりして、
いつも中途半端の長さで終わらせてしまっていたものです。
実はこれ、二つのそれを重ね合わせたものです。
(今気付いたのですが、別々の写真を撮れば良かったですね)
以前の物に継ぎ足そうと思っていたのですが、
やめてもう一つ作る事にしました。
つまり、二重に重ねて付けるという訳です。
これによって臨機応変に着脱可能です。
確かに幅広のものは、夏は暑いですものね。
「ケガの功名」 です。



こちらは昨日の黄昏の空。
釣瓶落としの昨今ですが、それでも暫く薄暮の時間が。
写真を撮る時間は十分ありました。