



【名残りの紅葉】


まもなく、一軒の家に出た ―― (中略) 野趣に富んだ古風の家で、軒は低く、 四角い小さな硝子窓が付いていた。 柳の大木が古い枝を家の上にかざし、 周囲には一見手入れをしていないような 多年生植物や灌木が押し合っていた。 家は風雨にさらされてくすみ、 みすぼらしかったが、その向こうにある 納屋はどこからどこまでも最新式で、 こぢんまりとし、豊かそうだった。 【「アンの幸福」 第2年目】 |


冬日和となりました。
(写真は午後3時半の空)
青い空に白い雲が
ポカン、ポカン。
その雲は様々なものに
姿を変え、見ていて
飽きません。
重なっていた雲が
やがて離れ、ある時は鳥、
又ある時は犬に馬に。
今度は群れた羊たち。
それはさながら空の動物園ですね。



ふと迷い込んだ一本の路地。
本来なら左に曲がら
なければなりませんのに。
それと言うのも、
チラとですが、イギリスの
国旗を見たような気がして。
“行き止まりのように
なっているけれど、
向こうに行けるのかな・・?”
自問自答しながら、
進んでみました。
路地には普通のしもた屋が
建ち並んでいます。
ただ、イギリスの国旗が、
どうにも合点が行きません。
でも、ありました!
チロリアンランプが満開のお宅があり、そのお隣に。
見れば、古い木造平屋建ての家。
門の所にはピアノコンサートの案内等と共に、
珈琲、紅茶、¥400等の看板も。
やはり喫茶店のようです。
外からは分かりませんが、イギリス風の喫茶店なのでしょうね。
“又々、見~つけた!” 今度、友達と行ってみましょう。
それにしても外観は、どこにでもある昭和の家。
今、そんな普通の家を生かしたお店が盛んですね。
そんなお店に何度か行きましたが、
それが皆素敵なのです。落ち着きと癒し効果は絶大。
改めて日本家屋の魅力に取り付かれています。
そうそう、前述のチロリアンランプで一杯のお宅。
赤と緑は、クリスマスの色ですものね。
大きなリースも飾ってあり、これも又、素敵です。参考になります。