【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

あなたは心から・・~もう一度 『冬のソナタ』 

2007-02-17 18:29:13 | リラのお気楽ユメ日記
 
【暁の空】【→30分後】




   一応こうして日の出は見ましたが、
  午前中の僅かな時間だけで、
  どんよりとした空になりました。

   お昼過ぎからは、ぽつぽつ雨も・・。
  それも冬に逆戻りしたかのような、
  冷たい雨です。

    



   “まだ2月です。・・・
  でもあたしは、こう考え始めております。
  「後もう2、3週間で春になる。
  それから又、何週間すると夏になる ――・・・
  グリーン・ゲイブルズや ――
  アヴォンリーの牧場に降り注ぐ金色の日光や、
  夜明けには銀色になり、正午にはサファイア色になり、
  日没には真紅に染まる湾や ――・・・・・」 ”


 



   そうですね。
  アンほどではなくても、日本でも、
  古くから春を待ち侘びたものです。
  それは歌に詠まれたり、詩になったり・・・。

   でも、今年ばかりは・・・。
  今日の冬らしい気候に、なぜかほっとしている私がいます。

   それは、いつもの春を待ち侘びる感情が、
  どこか薄れていることに、淋しさと言いますか・・
  一抹の不安を感じているせいかも知れません。



   ところで、ガラッと話は変わって・・。
  今日は1週間に1度、
  ピュアな心になる日。

   ・・と言えば、
  そう 『冬ソナ』 です。
  それにしても1週間の早いこと!

   尤も、あのアンの時代でさえ、
  “「ヒューと唸りを立てて」 
  飛び去った”
 

   こんな風に、日々の経過の早さを
  嘆いている場面があるのですから、
  いずこの時代も同じだったのでしょうか。

   でも、あの時代が “ヒュー” ならば、
  今は “ピッ” 位なのでしょうね。

   写真の本は、あのブーム当時、買った物ですが、
  この本の存在すら、今の今まですっかり忘れていました。

    『冬ソナ』 ブームも、随分前だったような気がするのに、
  僅か3年位前なのですね。ここでも時の流れの早さを思います。
  今日、『6話』 の心に残った会話です。 





      



   「今までにあなたは、誰かを心から愛したことがありますか? ・・・
   ある筈ないわ。・・・だから、そんなことが言えるんです。」
   「・・・・・・!」

   「今まですぐ側で息をしていた人が・・・・・
  突然消えてしまうのが・・・・・
  どんなものか、知っていますか? 

   何一つ変わっていないのに・・・・・
  その人だけいない感じが・・・・・
  どんなものなのか・・・・・
  その淋しさが、分かりますか?」
  「・・・・・・!」
  「それで涙を流すのが、そんなに間違っていますか?」

薔薇色のとき

2007-02-16 16:38:28 | 『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』編
 


 




   今日もこんな空で明けました。
  少しずつ、少しずつ・・日の出が早くなっているのが分かります。

   相変わらず、いいお天気です。
  今日は少し風もあり、肌寒いかも知れません。
  でも陽だまりにいる私には、あまり関係ありませんが・・・。

 


   “アンは、いつも日の出前の妖精と
  昔の神々のものである、あの神秘的な30分に
  間に合うよう、早く起きるのが好きだった・・・”


 


   ほんの偶然から朝の空の写真を撮り始め、
  その神秘的な空に毎日、接するようになった私。

   そこまでの考えは及びませんでしたが、
  それでも何となく分かるような気がします。






 




   今日のティータイムは
  珈琲ではなく、
  先日の薔薇茶です。

   先日は、つい手近のカップで
  済ませてしまいましたが、
  今日の早春の陽射しのような、
  淡いピンクの薔薇のカップに
  してみました。

    




   “何とまあ、元の懐かしい時代、
  そっくりなことか! 
  食卓には以前のままの、
  あの薔薇の蕾の模様の急須が飾ってあった”


 


   アンが大好きな蕾の薔薇ではなく、開いた薔薇ですが、
  ちょっとばかり薔薇に拘ってみました。
  カップは 「ノリタケ」、お皿は 「香蘭社製」 です。

   そうそうもう一つ、忘れてならないのは、BGM。
  大好きなバロック音楽から、バッハのブランデンブルク協奏曲と、
  ヘンデルのオルガン協奏曲を取り出しました。

   演奏は前者が、ネヴィル・マリナー指揮、アカデミー室内管弦楽団。
  後者が、パイヤール室内管弦楽団、オルガン、
  マリー=クレール・アランです。私の午後の至福のひと時です。

すみれの花言葉

2007-02-15 16:23:19 | 香る庭の花綴り
   昨日の雨も上がり、
  今日は光溢れる
  いつもの空になりました。

   それでも朝は、ちょっぴり
  肌寒かったかも知れません。

   昨日の天気予報では、
  今日は寒くなるということでしたが、
  全然、そんなことはありません。

   明日は又、今日以上に暖かくなるとか。
  まだ季節は、2月も半ばなのですけれど。






  


 




   “炉辺荘の屋敷内には、
  至る所に三色すみれが咲いていた・・・”
  
  



   こんな描写の 『アンの世界』 では5月が盛りのすみれ達。
  再三、言っていますが、今年は暖冬のせいで、2月の今から
  そのすみれ達が、とても元気です。ふと季節を忘れる瞬間です。
  そんなすみれに接する度、すみれをこよなく愛したアンを思います。

 



   「・・・5月の夕暮れの中を
  何とも言えなく美しい散歩をして来たのよ。・・・
  『すみれの谷』 を通って帰って来たけれど、
  まるですみればかりの大きな鉢のようよ ――
  可愛らしい空色のすみれ。
  匂いを嗅いでごらんなさいな、マリラ ――
  吸い込んでご覧なさいな。」


 



   ところで、そんな、すみれの花言葉は・・?
  愛らしいその姿を象徴するように、小さな幸せ

   黄色は慎ましい幸せ、紫はささやかな幸せ・・
  と、家庭的な花言葉が並びます。

   最後に。すみれとは全然関係ないけれど、
  丁度一週間前の新聞に見つけた、素敵な詩をどうぞ。

                           



                         風

                  風という字が  書けなくなったら
                外に出て     風が吹くのを待って
                  風を感じて       それから書くの

                そう教えてくれたのは  一人の少女

                      書道家の卵だった    

香る時間

2007-02-14 15:38:04 | ハーブと香り雑学
   珍しく、こんな曇り空で明けましたが、
  今は(ほんの少し)雨が降っています。

   本当に久し振りの雨。
  そして、この季節には珍しい、
  暖かい雨です。

   今日は又、“春一番” も吹くそうで・・
  先程、一吹き? ありましたが、
  たいしたことはありません。






  


 



   今日のお茶は、昨日買って来た、薔薇の花びらをメインにした、
  【ローズヒップ(野バラ)、薔薇】 フルーティーなお茶です。

   色は、今日の悪天候を吹き飛ばすような綺麗な薔薇色です。
  そして、色と同時に香りをも一緒に頂く贅沢なお茶。
  その上、瓶に入れて置いているだけで、そこら辺に香っている・・・。

   熱湯を加えるとそれは、一段と香りを増し、
  お茶のアロマといった感じにもなっています。

   そのお茶を瓶に入れたのですが、少し分かりにくいので、
  先日のプラズリンの空き缶に入れてみました。綺麗ですね。
  この花びらは、そのまま頂くことも出来るのですよ。



   先日、伊勢丹でプラズリンと一緒に求めた、
  『デメル』 のチョコレートです。   

   舌を出している猫の絵柄が、とても可愛くて、
  それだけでも、癒されます。  

   実は、昨日何気なく立ち寄った、
  地元のデパートの特設会場でも
  このチョコを売っていて、ちょっとガックリ。

   でも、さすがにこのミルクチョコは
  売り切れていましたけれど。

   尤も、そのお陰で、こちらを自分用に出来たのですが・・。
  ちゃっかり、お茶と一緒に頂くことが出来ました。

天国は待ってくれる~三角形は聖なる形?

2007-02-13 21:45:17 | 映画の香り
 
【暁の空 右の白い点は明けの明星】【←30分後】
 
 


 



   今日も快晴の空の下、出掛けて来ました。
  青い空が目に眩しく、陽光煌き、もうすっかり春の様相です。

   それでも昨夜は出掛けるか否か、まだ迷っていました。
  でもこんないい朝を迎えたとあっては、
  出掛けることに躊躇する理由は、ありません。

   私にしては珍しく? さっさと身支度を済ませ、
  朝一番の映画の開演に間に合うようにと、家を出ました。





   

 



   映画はご覧の通り、『天国は待ってくれる』 です。
  ストーリーは幼友達の3人、宏樹(井ノ原快彦)、薫(岡本綾)、
  武志(清木場俊介)が友情を育み、やがて青年期に。

   そんな中、2人の目の前で武志が薫にプロポーズをし、
  複雑な思いでそれを受け入れる薫と、宏樹。

   そして武志の事故・・・。献身的な看病が続きます。
  東京築地を舞台に、3人の親世代の下町的な
  人情も絡みながら静かに、淡々と展開して行きます。

   率直に言えば、男2人に女1人の三角関係。
  そして、女性にとっては両手に花の逆バージョンで、
  何とも居心地のいい空間です。
  でもそんなことを言っては、身も蓋もありませんね。

   単純と言えば、単純なストーリーかも知れませんが、
  なぜだか涙が出て止まりませんでした。

   武志が長い眠りから目覚め、元気になったと思いきや、
  後1ヵ月しか命がないと知った時。

   宏樹と薫の結婚式が見たいと言い・・・。
  その武志の心情を思うと、たまりません。

   わざわざ劇場に足を運ぶほどの映画では、
  なかったかも知れません。

   最後に死と言う悲劇的局面を迎える割には、
  全体的には、ほのぼの、ゆったり、そして綺麗な映画でした。
  評価は分かれるかも知れませんが、私は良かったです。

   そうそう、井ノ原快彦の、目で訴えかける演技というか、
  滲み出る優しさは、格別でした。役柄が合っていたのでしょうね。

   ところで、帰りにデパートに寄り、
  “薔薇の花びらジャム” ならぬ、 
  “薔薇の花びら紅茶” を買って来ました。

   薔薇と言っても、ローズヒップに、
  色々なフルーツが混ざっているのですが、
  香りがアロマのようにいいのです。詳細は又、明日記します。

風雅なDNA

2007-02-12 17:08:33 | リラのお気楽ユメ日記
 


 



   今日もスッキリ、晴れ渡った空になりました。
  そのせいか、朝の冷えたこと! 

   でもこの表現、この所の晴れた日の定番になっていますね。
  それ程、今年は、いいお天気なのです。

   昨夜、あれからもう一度、
  鮎川哲也の 『沈黙の函』 が読みたくなって探したのですが・・。

   一体、どこにしまったのか・・・。(最近、こんなことばかり) 
  そんな時、偶々目にした一週間前の新聞記事。

   虫の声を、言葉のように聞くのは、
  日本人を初め、ごく僅かの民族だと・・以前、
  このブログ、虫たちの音楽会 にも記したことがあります。
  昨夜のそれは、何とも心楽しい、風流な記事なのです。

   日本人独特の美意識は、
  古代王朝の時代から和歌などに象徴されます。

   それが脈々と、現代にも受け継がれている・・・。
  それは何かと言いますと・・・。

   な、何と、頻繁な携帯メールのやり取りなのだそうです。
  そう言えば・・携帯メールの、このように頻繁なやり取りは、
  世界広しと言えども、日本人独特のものだそうですね。

   同様に、平安時代、恋する恋人たちは、
  恋する気持ちを和歌にして、一日に何往復もさせていたとか。

   携帯メール、イコール、和歌だなんて!! 
  でも素晴らしい発想ではありませんか。

   それは又、このようにも続くのです。
  そのことに、今の日本人は、気付いていないけれど、
  それを知るには 『古今和歌集』 が、最適だとのこと。

   思えば、電車などで隣通しに座った恋人たちが、
  何も言わず一心不乱にメールを打っている姿に、
  眉を潜めたこともありましたっけ。

   しかしながら平安時代の和歌が、
  形を変えた現代の姿・・と思えば、
  途端に風流にも思えるから不思議ですね。

   話は変わりますが、明日は映画を一番に観て、
  その後、教会に練習に行って来ようか・・
  なんて思ってはいるのですが、あまり気は進みません。

   これまででしたら映画を観た後は、
  ゆっくりデパート等をぶらついていた・・。

   怠惰な今の生活が、急に貴重なものにも思え、
  ちょっぴり苦痛でもあるのです。

 


   「変化というものは、
  嬉しいものではないが、結構なものだよ。」
   

   

   この ハリソン氏 の言葉の通りかも、知れませんね。

人生の水先案内

2007-02-11 19:01:57 | 音聴箱
   今日はこんな空で
  明けました。

   雲は、いつもより
  多目ですが、青空も見え、
  概ね晴れのいいお天気に
  なりました。

   もう春と見まがう
  陽射しもあり、相変わらず
  暖かい休日の中日です。

   ところで一昨日のレコードに
  話は戻りますが、納戸に置いてある
  プレーヤー、使えるには
  使えるのですが・・・。

   何分狭い部屋ゆえに、音響効果の
  悪い事は勿論の事、その上、
  暖冬とは言え、じっとしていると、
  思ったより冷えた事もあり、
  結局、早々に根を上げる羽目になりました。



   この我慢のなさ・・。
  我ながら嫌気がさして来ます。
  
   どうやら癒やされるのも
  楽ではないという事なのでしょうね。

   そうそう、その曲とは
  シューベルトの 『冬の旅』 です。
  歌手は、ディートリッヒ・フィッシャー・ディスカウ。

   この曲は、31歳で亡くなったシューベルトが、
  死の直前に書いた物として有名ですが、
  同時に私の大好きな曲でもあります。

   歌曲の旋律の美しさも然る事ながら、
  伴奏も殊の外、美しいですし、じんと心に沁みます。

   青年の孤独な心を歌い上げてもいますが、
  なぜか アン の住む荒涼とした
  冬の世界をも連想してなりません。

   ほとんど短調で占められていますので、
  暗いと言えばそうなのですが、落ち込んでいる時など、
  この曲を聴いて涙を流すと、妙にさっぱりするから不思議です。

   折しも今日の新聞に、“浮かび上がる冬の情景” として、
  この 『冬の旅』 と、『冬の日の幻想』 を副題に持つ、
  チャイコフスキーの 『交響曲第1番』 を取り上げていました。

   生憎、こちらの曲はレコードは持っていますが、
  CDは持っていません。

   昨日の 『冬ソナ』 ではありませんが、
  冬のイメージって、なぜだかロマンティックで素敵です。

   私も寒い冬は嫌だけれど、
  イメージとしての冬は好きなのです。??

   こういう曲は、その時々の心の在り様によって、
  感じ方は様々ですが、昔は、聴き流していたそれが、
  年を経ると妙に心に響いたりするものです。
  曲と共に、その頃の思い出までもが、蘇って来たり・・・。

   余談ですが、鮎川哲也の推理小説には、
  レコードの事がよく出て来ます。
  『沈黙の函』 でしたっけ・・。

   蝋で動く蓄音機とか・・推理と共に、
  その面でも興味をそそられたものでした。
  今でも、とても懐かしく思い出されます。   

好きな色は何ですか?~もう一度 『冬のソナタ』

2007-02-10 16:18:58 | 『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』編
   昨日の雨は上がりましたが、
  (ほとんど気付かなかった) 
  今日はすっきりとは行きません。

   空を見ると、灰色で、どんより冬の空
  ですが、気候は全く逆。まるで春です。

   大袈裟に聞こえるかも知れませんが、
  動けば暑い位です。そして・・
  先程から青空も戻って来たようです。



   ところで、こちらでは今年になって
  民放で、あの 『冬ソナ』 が
  再放送されるようになりました。

   性懲りもなく、再度見るようになった私です。

   (毎土曜日)このことは、このブログにも
  記そうと思っていた矢先・・・。

   昨日の めぐみさんのブログ に、
  この記事を見つけました。

   これ幸いと・・私もちゃっかり便乗? 
  させて頂くことにしました。
  (めぐみさん、ごめんなさい)

   韓国ドラマを初めて見たのは、
  勿論、この 『冬ソナ』 です。

   これをきっかけにその後、様々な作品を見ましたが、
  どれを取ってもこれに優るものはありませんでした。

   主演の2人の俳優、音楽、映像・・
  私の中では名作中の名作になっています。

   2人の台詞の中の言葉もとても美しく、
  ドラマの最初のイントロを聴いただけで、なぜか懐かしく、
  胸が切なくなるドラマって、なかなかありませんものね。



   その 『冬ソナ』 も今日で第5話。
  「好きな色は何ですか?」 
  「好きな色はね・・・白でしょう?」

   そんな 『冬ソナ』 に触発された訳でもありませんが、
  今日は白のコーヒーカップにしてみました。(単純ですね)

   写真ではちょっと分かりにくいかも知れませんが、
  一応薔薇のレリーフになっています。

   私は普段、茶系のカップを使うことが多いのですが、
  たまには白のカップもいいものですね。

   白と琥珀色。珈琲の味も、より一層引き立つような気がします。
  珈琲カップに白が多いのも頷けますね。





      


      「好きな色は何ですか?」
      「好きな色はね・・・白、でしょう?・・・
       きっと白に決まってる、間違いないわ。・・・」

      「好きな季節は?」 「冬でしょう? 」
      「・・・私も冬が・・・一番好きなの。」

懐かしの空間

2007-02-09 20:12:17 | ちょっとアンティーク
   今日は久し振りに、一面灰色の空になりました。
  でも2月、陽射しがないにしては暖かい朝でした。

   昨夜もそうですが、
  ストーブを消していた時間が、相当ありました。

 


   “2月のある晩のこと・・・・・雪が微かに窓に当たり、
  例の途方もなく小さなストーブは、
  真っ赤に燃えた黒猫のように、
  ごろごろ音を立てていた。・・・”


 


   こちらは、こんな 『アンの世界』 とは、かけ離れた日常です。
  ただ、『パティの家』 での 猫騒動 の時にも感じたことですが、
  モンゴメリーの美しい文章からは、考えられないような比喩です。
  やはり、狩猟民族の所以ゆえんなのでしょうか・・。



   このテレビ、古いというだけで
  何の変哲もありません。

   でも、今時珍しいチャンネル式で、
  今の子供達には珍しいのではないでしょうか。

   テレビの左下には、ナショナルの 
  『パナカラー』 とあります。

   まだ 『パナソニック』 ではありません。
  30年前の製品です。

   ちょっぴり写りは悪いけれど、現役です。
  写っている所を写真に撮りたかったのですが、
  どう言う訳かテレビを付けて写真を撮ると、
  なぜか画面に波が出、真ん中が黒くなるのです。

   現在のテレビではそんなことはなく、
  ちゃんと写るので、不思議です。



   レコードも、今ではすっかり
  アナログの世界の産物ですね。
  でもCDにはない魅力があります。

   全集も捨てるに捨てられず、
  こうして持っていますが、やはり
  オルガン曲やバッハが多いように思います。

   そうそう、レコードは聴けるのですよ。
  ちょっと埃(ほこり)っぽい納戸に入れば・・。

   レコードと言えば・・中学時代の音楽の
  先生の所作が、懐かしく思い出されます。

   色が白くて、ちょっと長めの黒い髪。
  見るからに芸術家タイプの先生でしたっけ。

   その先生の白い、細い指で、レコードを、
  さも宝物のように、大切に扱っていたこと・・。









 


   ケースからおもむろに取り出したと思いましたら、
  その細い指でレコードの両端を挟み、
  くるくるっと回してプレーヤーの盤の上に・・・。
  そして、針を静かに置き・・一瞬の静寂。

   その一連の流れを憧れを持って、うっとり眺めていたものです。
  そんなセレモニー? の後、厳かに始まる音楽。
  耳を澄ませて真剣に聴いたものでした。

   久し振りに、デジタル音ではない、
  奥行きと深みのある音が無性に聴きたくなりました。

   あんなに耳障りだった、雑音さえも心地良く感じるから不思議です。
  その前にちょっと片付けなければなりませんが・・・。  

歌を忘れたカナリヤ

2007-02-08 16:14:40 | 音聴箱
 
【日の出】                      【1時間後の空】


 



   今日も雲一つない空で明けました。
  でも、いつもとは違う空に・・・。

   それでも午前中はいいお天気だったのですが、今は曇り空です。
  どうやら久しく続いたお天気も下り坂のようです。



   探し物をしていましたら、
  まだ封も開けていない封筒が見つかりました。

   そう言えば・・あることから音楽活動を
  やめている私には、仲間の活躍が眩し過ぎて、
  そのままになっていた母校からのものでした。

   分厚いそれは、今年のカレンダー。
  早速壁に掛けましたが、
  2ヶ月近くも放って置いた事になるのですね。

   折しも昨日、恩師からそろそろ・・
  とお誘いを受けたばかりでした。

   こわごわ? 楽譜を引っ張り出したのが、
  これ ↓ です。







 



   今まで敢えて避けていた音楽の話題。
  これからも、このブログには記すつもりはありませんが、
  今日はちょっとだけ・・。

   元々、専門はピアノだったのですが(と言っても落ちこぼれ)
  途中からオルガンに変わった経緯があります。

   でも5年間のブランクは相当大きなものが、
  ありますね。ほとんど弾いていなかったのですから・・・。

   写真は私の大好きなバッハの楽譜です。
  丁度、開いているページが、つとに有名なバッハのオルガン曲 、
  『トッカータとフーガ ニ短調』 です。

   オルガンの楽譜は外版しかないので、
  仕方ありませんが、いかにもペラペラです。

   ここでも日本版の楽譜は素晴らしいです。
  これも、2冊目でしょうか。
  1冊目は、ボロボロで、見るも無残です。

   折角、声を掛けて下さったので、
  近いうち1度教会の門をくぐって来ようかな、と思っています。

   何より、私自身がパイプオルガンの音色に癒されたくなりました。
  と言っても趣味でやっているうちはいいのですが・・・。

   ところで、昨日のプラズリン、1個は近所の友達にあげました。
  美味しくて・・やみつきになりそうです。

   ジャムを買うのも忘れて来ましたし、
  もう1度行って来ようか・・なんて、思ってもいます。