【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

香りのBGM

2013-04-17 18:41:18 | 香る庭の花綴り



【フリージア~お手々つないで】


バーリー家 の庭は・・・(中略)
周りは大きな柳の古木や、
丈高いもみに囲まれ、その下には、
日陰を好む花が咲き誇っていた。
(中略)
小径こみちを挟んで花壇には
古風な花が咲き誇っていた。
(中略)
この庭には日光も薄れるのを惜しんで
いるようであり、蜂はのどかに唸り、
風もたゆたいがちに、
木々のこずえを撫でさすっていた。                
              【「赤毛のアン」 第12章】



   こちらは朝から曇り空となりました。
  この所、ずっとお天気が続いていましたから、
  この曇り空でさえ随分、久し振りな気がします。

   しかしながら、午後三時過ぎには太陽も。
  天気予報通りです。

   それまでは今にも雨が降りそうでしたのに。
  ともあれ、最近の天気予報は良く当たります。

   さて、大好きな青色の 「匂い菫」 は完全に終焉を迎えました。
  その時、一緒に咲いていたのは 「ヒヤシンス」。

   匂い菫と共にその相乗効果もあって、
  芳(かぐわ)しい芳香を辺り一面に放ってくれていたものです。

   良くしたもので、それらが終わった今は、フリージアが。
  真っ先に咲いた黄色に続き、赤と紫が続々と開花しています。

   ここには、すぐ傍に木香薔薇も絡ませていますから、
  開花しますと、その香りも加わります。

   一応、ここはリラ版 「香料の生える一角」 とでもして置きましょう。
  ここに近付くと、ふっと良い香りが鼻孔をくすぐります。

   尤も上記の バーリー家 のように、
  沢山の木や花は植えていませんし、その広さもありませんけれど。
  それはいつもの 「想像の余地」 で補えばいいですね。

   一方、癒しの青い花、「花韮」 と 「蔓日々草」。
  もう何度も登場していますが、次から次へと花を咲かせ、
  今、庭を席巻しています。香りがあれば言う事ないのですけれど。





【花韮(ハナニラ)」】




【蔓日々草(ツルニチニチソウ)」】

小さきものへの慈しみ

2013-04-16 17:11:37 | 香る庭の花綴り

【ジャスミン】


【「木香薔薇(モッコウバラ)」】

  
【「空木(ウツギ)」】


「春になると、一杯に すみれ が咲くんだ。
あの樅の若木の後ろにこけのむした、
低い土地があって、五月になると、
菫が一杯に咲くんだ ―― 菫、
(中略)
ずっと向こうの方には
薔薇 もあるんだよ ――
花の咲くのに合わせた古い歌に似合う
古風な薔薇の花なんだ」                     
               【「アンの愛情」 第9章】



   良いお天気が続きます。おまけに空気も乾燥していて。
  尤もポプリには、すこぶる良い環境ですけれど。

   気温に至っては昨日より更に上がり、
  最高気温は25度にもなったとか。

   又、所によっては、昨日との温度差が
  10度近くにもなった所があったようです。
  今年は気温の上下降が本当に激しいですね。




【釣鐘草】


【チオノドクサ】

 
【薔薇】



   さて、小さきもの、とりわけ蕾への慈しみ。
  蕾は薔薇が一番美しいと思っていましたが、どうして、どうして。

   花の蕾は何だって美しいですね。
  特に初めての花に至っては、ワクワク、ドキドキは最高潮に達します。
  そうでなくても蕾には夢や希望が一杯に詰まっていますものね。

   春になると毎年繰り返されている事ですが、
  それへの思いは常に新鮮である事に気付きます。

   それにしてもジャスミンの蕾。(冒頭の写真)
  この蕾から純白の、香り高いジャスミンの花が咲くなんて。

   まさに魔法。そう言えば、これだって毎年感動しています。
  人間だって何度も脱皮しなければ・・。

   それにしても 「木香薔薇」 も 「空木(ウツギ)」 も香り高い花。
  そして本来の薔薇も仲間入り。一度に咲いてくれないかしら・・? 
  ~なんて。

   そうそう空木とは別名、「卯の花」。
  「卯の花の匂う垣根に時鳥ほととぎす早も来鳴きて・・」
  ~そう、「夏は来ぬ」 の歌でも有名ですね。

   もう一つ 「雪見草(ユキミグサ)」 というロマンティックな名も。
  まだ咲いていないうちから、ここまで話が弾む花の魅力を改めて思います。

ティータイムの友達はカントリー

2013-04-15 18:33:28 | 『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』編









「今日は春があたしの血の中で歌っているの。
そして 四月 の誘いは空中に漂っているのよ」
(中略)
「春は何もかも新しいわ。
春そのものがいつも真新しいんですものね。
毎年、春は変わっているのよ。
前の年とそっくり同じというのは一つもないわ。
必ず何か特別のものを持っていて、
独特の美しさがあるのよ」               
                    【「アンの愛情」 第9章】



                                【「木香薔薇(モッコウバラ)」】
   今日は快晴の一日と
  なりました。そしてより暖かく。

   昨日は薔薇の蕾を発見して、
  いよいよ春爛漫に近付きつつ
  ある事を実感したものです。

   今日は木香薔薇にも
  蕾を発見。

   苗を求めて初めてです。
  かれこれ三年越しくらいでしょうか・・。

   尤も最初に 「二、三年は咲かない事があります」
  ~と、栞(しおり)に書いてありましたから覚悟していましたけれど。
  それにしても結構、長かったような気がします。



   


     さて、前回からかなり日が経ってしまいましたね。
    アッという間に二週間以上も。
    『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』、開店と致しましょう。

     今日は昨日以上に暖かくなりましたが、
    戸外でのティータイムはお預けです。

   どうせなら薔薇や、ジャスミンが
  咲いてからの方がいいのではないかと思って。

   今日は、カントリーが主役です。
  カップは、どこにでもあるイギリスの分厚いカップ。

   「赤毛のアン」 の手作り雑誌等にも、
  これと同じ物が掲載されていたのを見た記憶が。
  ただ、どの本だったのか探し出せていませんが・・。

   お茶請けは、今日も岩手県大船渡銘菓の 「かもめの玉子」 です。
  生協が取り扱っていて、企画がある時は必ず買い求めるほどの好物です。     

エレガンスの伝道師

2013-04-14 18:06:38 | リラのお気楽ユメ日記






「あたしの女主人公は
『頭のてっぺんから爪先まで
ダイヤモンドで燦然さんぜんと輝きながら』
舞踏会で大いに楽しんでいるの。
けれども、美や豪華な装いが
何の役に立つであろう?
『栄華の道はただ墓地に続くのみ』
みんな、殺されるか悲嘆にくれて
死んでしまうかどちらかなの。
逃れるすべはないのよ」           
               【「アンの愛情」 第35章】



   朝の早い時間こそ冷えましたが、
  日中は昨日より大分、暖かくなりました。

   そんな中、しんがりとして花の女王、薔薇が登場。
  その薔薇に蕾を発見。

   間もなく薔薇の季節到来! 
  と思いますと、やはり・・と言いますか、
  ある種の高揚感を感じてなりません。

   ただ、早くもパンジーに毛虫を発見。
  暖かくなりますと、このような虫との闘いも始まりますね。
  今は、まだ綺麗(薔薇)なものですが・・。





   今日は暖かくなった事ですし、
  「今日のお茶」 は外で・・と思っていたものです。
  でも、その前に大気の状態を・・と調べてみましたら・・。

   何と汚染度は中間くらい。空は見えるのですが・・。  
  ただ、そんなに綺麗とは言えません。

   それなら敢えて外に出る必要もありませんものね。
  これからいくらでも機会はあるでしょうから。

   そんなこんなで。映画のパンフレットを再び取り出しました。
  ともすれば、舞踏会の華やかな場面が脳裏に浮かんで来て。
  そんな世界に手っ取り早く身を置くために・・と。

   ところで 「アンナ・カレーニナ」 と同じく 【公爵夫人の生涯】
   にも主演した、キーラ・ナイトレイ。麗しい貴婦人役がぴったりです。
  でも、もう四年も前になるのですね。

   そうそう今日のアンの言葉、『栄華の道はただ墓地に続くのみ』
  アンナ・カレーニナも鉄道自殺でしたし、マリー・アントワネットは断頭台に。
  やはり非業の死が多いですね。

   折しも最近、親しくなった方から写メールが。
  彼女は社交ダンスに凝っていて、定期的に競技会にも
  出演するほどの技量があります。足を高く上げた写真が送られて来ました。
  社交ダンス、いいですね~!   

「ようこそ!」 を彩る花

2013-04-13 18:37:58 | 香る庭の花綴り

【「著莪(シャガ)」】



【フリージア】



「新しい日が窓を叩いているわ。
あたしたちに何を持って来てくれるかしら」
ミス・オリバー はかすかに身震いした。
リラ のような熱意を込めて
日々を迎えた事は決してなかった。
ミス・オリバーくらいの年になれば、
新しい日が恐ろしい事を
もたらすかも知れない事を
知らなくはなかったからである。
(中略)
「今日は何か思いがけない事が
起こればいいわね。
郵便が来て、ドイツとフランスの間で
戦争が避けられたというニュースを
持って来てくれたらいいけれど」                  
                 【「アンの娘リラ」 第3章】



   揺れと共に目覚めた朝。
  こんな事は滅多にある事ではありません。

   咄嗟(とっさ)に枕元の時計に目を遣りましたら・・。
  午前5時半過ぎ。(正確には5時33分)
  丁度、時間的にも阪神大震災を思い出したものです。

   幸いすぐに治まり、上から物が落ちるような事はありませんでしたし、
  たいした事はありませんでしたが、地震の揺れでの目覚めって嫌ですね。

   折しも北朝鮮のミサイル問題。
  地震だとすぐに分かりましたが、時期が時期だけに、
  中にはミサイル! と思った方もいらしたようです。

   天災ならいざ知らず、人為的な破壊工作だけは
  御免被(ごめんこうむ)りたいものです。



   さて、心の重い話題は、
  このくらいで。

   植えた覚えのない花の
  正体が判明しました。

   毎日、その花の蕾を眺め
  ながら、どんな花が咲くのか・・

   花の咲く日をどれだけ
  待ち侘びた事でしょう。
  期待と共に。

   それは、菖蒲(あやめ)を
  彷彿(ほうふつ)させる、
  「著莪(シャガ)」。

   尤も同じ
  「アヤメ科」 ですけれど。

   しかも日陰に咲く、
  繊細で白い花なのです。

   花言葉は、「友人が多い」。
  沢山の花芽を付けていますものね。
  納得です。

   沢山の花芽と言えば、フリージアも。
  毎年、真っ先に咲く黄色。
  尤も黄色のフリージアの花言葉は 「無邪気」ですが。

   
   「紫のの仏めく著莪の花」 ~高浜虚子  

ちょっとそこまで時間旅行

2013-04-12 16:43:16 | 心の宝石箱








「例え100万ドル持っていても、
ダイヤモンドの首飾りを何本も持ったって、
この美しさをこれ以上
楽しむ訳には行かないわ。
あたし、他のどんな女の人と
代えてくれるからと言っても、
代わりたくなんかないわ。
あの白いレースの人になって、しょっちゅう、
不機嫌な顔をしていたいと思って?
まるで生まれつき、
世の中を軽蔑しているみたいに?
(中略)
あたしは自分の他、誰にもなりたくないわ。
例え一生、ダイヤモンドに
慰めて貰えずに過ごしても」
と、アン は言った。
                 【「赤毛のアン」 第33章】



   今日も概ね晴れましたが、相変わらず寒さが続きます。
  こんな天候では、なかなか冬物がしまえませんね。

   でも四月には必ず・・いいえ、
  時には五月になっても寒の戻りはありますものね。

   何年か前には灯油を綺麗に使い切って、
  往生した事がありましたっけ。
  それ以来、たっぷり準備する事にしています。







   さて、いつもの如く、
  今日もアンナ・カレーニナで
  引っ張ります。

   長い事、映画から
  遠ざかっていた私ですが、
  この余韻だけは健在です。

   僅か二時間余りですが、
  きらびやかな十九世紀の
  世界に滞在。

   しかも豪華絢爛(けんらん)
  たる貴族社会に。

   でも、戻って来られて
  良かったです。
  ~なんて。

   今日の アン の言葉では
  ありませんが、例え
  人から羨むばかりの美貌に
  恵まれ、華麗な衣装と豪華な
  宝石に包まれたとしても。

   ロシアの過酷な自然にも
  到底耐えられませんから。

   それにしても日露戦争より少し前の、あの時代、
  貴族社会と一般社会の格差には唖然とします。
  貴族社会を描いていても、そこかしこに垣間(かいま)見えたものです。

   そんな事がロシア革命の一端になったのでしょう。
  ふと、以前に読んだ司馬遼太郎の 「坂の上の雲」 を思い出したり。

   それら様々な事に思いを馳(は)せながら・・。
  映画って、やっぱりいいですね。そして一杯の珈琲も。 

映画 「アンナ・カレーニナ」 ~ 運命の愛

2013-04-11 17:45:57 | 映画の香り



   今日も概ね晴れの天気になりました。
  それにしても今朝の寒かったこと!

   どうやら寒の戻りのようで、
  朝だけではなく、日中もあまり気温が上がりません。
  今年は本当に気候が不安定ですね。

   さて、昨日の映画。
  私にとっては本当に久し振りの映画となりました。

   その映画とは勿論、イギリス映画 『アンナ・カレーニナ』。
  今を時めく凛とした美貌の女優、キーラ・ナイトレイ主演です。

   昨日も記しましたが、贔屓(ひいき)にしていた地元の映画館が
  なくなった事で、映画熱がプツンと切れたと言いますか・・。

   これでも昔は、手当たり次第に観ていたものです。
  今の私は、好みがかなりはっきりしていますので。

   その意味ではイギリス、フランス、イタリア映画等など・・
  厳選して封切っていましたから重宝していたという訳です。

   それに何より近くというのが一番ですものね。
  ~なんて。いい加減に諦めなければいけません。












   前置きが長くなりました。
  申すまでもなく、「アンナ・カレーニナ」 と言えば、
  ロシアの文豪、トルストイ作。これまで何度も映画化されていますね。

   残念ながら私は観ていないのですが、
  1997年にはソフィー・マルソーの主演でも。(米映画)
  そう言えば、カトリーヌ・ドヌーヴも、この役をやりたかったそうですね。

   「運命の愛」 なんてロマンティックに記しましたが、
  一言で言えば、不倫愛。尤も、一言で記す事ではないかも知れませんが。

   とは言え、帝政ロシア末期(1870年代)のロシア貴族の暮らし振りや、
  豪華絢爛な衣裳や宝石、きらびやかな社交界、華麗なダンス等など・・
  次から次へと繰り広げられるそれは、まるで舞台。

   おまけに、アンナ・カレーニナ役の
  キーラ・ナイトレイの洗練された美しさと言いましたら・・。
  彼女が社交界の華である事は言うまでもありません。

   そうそう、この映画はアカデミー賞衣裳デザイン賞を
  受賞したそうですね。(実際は、シャネルの衣裳とか)
  久々に観ているだけで、うっとりの映画でした。

   ところで一番下の写真の衣裳。
  ここでは普段着? のようですが(勿論、スカートは針金入りで膨らんでいます)
  色、デザイン共に私の好み。画面上でも思わず引き付けられ・・。

   立ち襟で短めの丈のブラウス。素材は絹でしょうか。
  スカートは長めのフレアー、もしくは A ラインにすれば、
  今でも十分、着れますね。  

檸檬色の世界に遊ぶ時

2013-04-10 18:15:18 | 路傍の花~道草






 



「僕達明日サーカスをするの。
僕は駝鳥になるんだよ。
それから象も買うんだ」
「象の餌代は年に六百ドルも
かかるという事を知っているかい?」
と、ギルバート が真面目くさって聞いた。
「空想の象には一セントもかからないんだよ」
と、ジェム が腹も立てずに説明した。
アン は笑った。
「有り難い事には、あたしたちの
空想 には節約の必要がありませんわ」                      
                 【「炉辺荘のアン」 第16章】



   快晴の空の下、今日は朝一番で映画を観るために外出。
  それにしても久し振りの映画です。と言いますのも・・。

   古色蒼然(こしょくそうぜん)たる我町の映画館(ハリウッド映画以外を上映)
  が廃業してから何だかショックで行く気にならなくて。
  あの 『レ・ミゼラブル』 さえ、重い腰は上がらなかったのですから。

   でも、キーラ・ナイトレイ主演の、『アンナ・カレーニナ』
  には、さすがの私もその気になったという訳です。

   あまりにも華麗な世界と美しさにすっかり魅了されてしまった私。
  そんなこんなで。もう少し余韻に浸っていたいので、
  感想は後日・・という事に。







   今日の映画は朝一番
  でしたから、帰り途、
  たっぷり時間があります。 

   今日は菜の花、檸檬色の
  世界に遊んで来ました。

   プラス、映画の余韻と共に
  『想像の余地』、全開です。

   幸いな事に今日は
  お弁当があります。

   尤も、私の勘違いで
  作ってしまう羽目に
  なったのですが・・。

   今日は少々、
  風が冷たかったのですが、
  色々悩んだ末にこの場所で。

   大きな木の下がいいですね。
  野の花が咲き乱れ、
  ちょっとした小川があって。

   探せば見つかるものですね。
  『アンの世界』 に近い場所。
  菜の花の香りがプ~ン! 香料の生える場所でもあります。

   そう言えば今日の映画でも一面に白い花の咲き乱れる野原が・・。
  椅子を持ち出して本を読んでいましたっけ。

   ジェムではないけれど、私だって空想を。
  今日は、ハンカチを敷きましたけれど、
  倒れた木が椅子代わり・・というのもいいですね。

   そして木箱を机代わりにして本を読んだり手紙を書いたり、
  うっとりして周りを眺めたり。~なんて。

   それにしても良い所を見つけました。
  たまにはポットに珈琲を入れて、こんな仕事場に出掛けて行く・・
  いいかも知れませんね。

花びらデザート召し上がれ~!

2013-04-09 18:21:51 | ハーブと香り雑学








オリビア叔母さんは
ペギーと私が ポプリ にするため、
遅咲きの薔薇を摘む手伝いに
行っている時・・・
(中略)
この日の叔母さんはぼんやりと薔薇を摘み、
思いを遥か彼方へせている様子で
美しい花びらを小さな甘草の籠に
ふるい込んでいた。
(中略)
色がめる心配のない西南の部屋の床に
新聞を敷き、その上に葉を広げた。                 
                     【「アンの友達」 7.】



   引き続き快晴の空となりました。やはりと言いますか・・
  朝こそ冷えましたが、日中は昨日以上の暖かさに。

   ただ、つい今しがたまでその空は澄んでいましたが、
  今は真珠色の空になっています。
  おまけに今晩辺りから黄砂も飛来との事。

   黄砂も然る事ながら、中国(上海)で流行っている
  鳥インフルエンザも心配ですね。

   この上は、パンデミックにならない事を祈るばかり。
  それにしても中国って。

   ネット上では豚が川に流された時点で、(アヒルも)
  鳥インフルなどの懸念は、囁かれていましたね。

   「居ながらにして煙草(PM2.5)が吸え、
  水道の蛇口をひねると豚スープが飲める」
 
  

   ~なんて、シャレにもなりません。
  おまけに、緊迫の度を強める北朝鮮情勢。
  それにしても日本の周りは何という国ばかりなのでしょう。








   とは言え、嘆いていても仕方ありませんね。
  相変わらず私は、今日のオリビア叔母さんの如く?
  ポプリ作りに余念がありません。題して 「花びらデザート」。

   放って置いても色鮮やかなうちは、そのまま目で楽しんで。
  好みのレースや木綿のサシェス(匂い袋)に入れるのは、
  ずっと後でもいいですものね。

   三色菫に香りがある事を知ったのは、ほんの偶然。
  ずっと香りがないものと思っていましたから。
  (勿論、元々香りのないもの、弱いものもあります)

   苗の場合、くんくん嗅いで香りの強いものだけ求めて。
  相乗効果で沢山集まると・・それこそ、クラッ!? 状態。
  どうぞ、花びらデザート、召し上がれ・・?

青い蝶

2013-04-08 19:41:11 | 香る庭の花綴り



【「花韮(ハナニラ)」】


【「蔓日々草(ツルニチニチソウ)」】



暖かな、黄金色の雲の浮かぶ
たのしい午後であった。
炉辺荘の広い居間では女中の
スーザン・ベーカーが
陰にこもった満足とも言うべきものを
霊気のように発散させながら座っていた。
時刻は4時。
(中略)
扉口から入る涼しい快い微風そよかぜは、
庭から幻想的な匂いと、
リラやミス・オリバーやウォルター が
笑ったり喋ったりしている蔦の垂れ下った
一隅の楽しそうなにぎやかな
声のこだまを運んで来た。
                【「アンの娘リラ」 第1章】



   今日は朝から太陽燦々の一日を迎えました。
  こんなお天気は5日(金)以来のこと。

   それにしても昨夜もそうですが、今朝もかなり冷えました。
  勿論、日射しがたっぷりあった日中は、暖かくなりましたけれど。

   でも、さすがにこの時間になりますと、ヒンヤリ。
  窓を開け放つなんて、とてもとても。
  『アンの世界』 とは、ちょっと違った趣きです。




【こちらは野生の 「菫(スミレ)」】


   
   さて、日本の春はピンク。
  しかしながら青い色が大好きな私の庭には今、続々と青い花が。
  その第一陣が花韮や蔓日々草という訳ですが、既にお馴染みですね。

   (そうそう昨日、散ったと思っていた桜は、
  あの風にも耐えて、まだまだ残っています。ラッキー!!)

   香りと共に絢爛豪華に咲き誇っていた、ヒヤシンスはもうそろそろ終わり。
  代わりに今度は自分たちの出番とばかり頑張っているのが今日の花。

   一つ々の花は、それこそ繊細で大人しいものですが、地面に、
  又、木の上と・・自在にその羽根を? ふんわりと休めています。
  それは、まるで蝶が舞っているかのようにも。

   そして野生の菫(スミレ)。ほとんど匂い菫と同じ姿ですね。
  裏庭を一面に青い色で染めて欲しいです。