だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

マン・レイの写真

2010-07-31 21:54:59 | 展覧会
大好きな美術のTV番組に、NHK教育の「日曜美術館」とテレビ東京の「美の巨人たち」があります。「日曜美術館」は、日曜日の朝9時から放送で、夜8時から1週遅れの再放送があります。私は、夜の方を見ています。

一方「美の巨人たち」は再放送がないので、番組内容を確認して見逃さないようにしています。ところで7月17日の「マン・レイ 写真“黒と白”」をご覧になりましたか?マン・レイの名前は、以前から聞いていました。

でもその実態は、知らないのと同じ。六本木の国立新美術館で開催中の「マン・レイ 知られざる創作の秘密」は、9月13日までなので夏休みにお出かけしてみませんか?マン・レイとは、いったいどんな人物なんでしょう?

「美の巨人たち」で紹介されたのは、1926年にマン・レイによって撮影された1枚の写真、『黒と白』。机の上に顔を横たえた女性の手は黒い仮面に添えられています。その女性の目は閉じられ、透明かと思うくらいの美しさ。

この写真も、展覧会に展示されています。さて改めてマン・レイとは?本名をエマニュエル・ラドニツキーと言い、1890年フィラデルフィア出身。父はユダヤ系ウクライナ人、母はユダヤ系ベラルーシ人。1897年NYへ越して来ます。

1915年フランスの詩人アドン・ラクロアと結婚し、マン・レイと名乗ります。この頃、NYダダと呼ばれる運動を進めるようになるのです。ダダ、またはダダイスムとは、1910年代半ばに起こった芸術思想・芸術運動のことだそうです。

1921年7月パリに渡り、モンパルナスで写真にのめり込みます。この時、パリは“エコール・ド・パリ“の時代。マン・レイは、歌手でモデルのキキと知り合い、恋に落ちます。冒頭の『黒と白』のモデルですね。

1925年第1回シュルレアリスム展に参加。マックス・エルンスト、パウル・クレー、アンドレ・マッソン、ジョアン・ミロ、パブロ・ピカソらと交流。1929年にはキキと別れてしまいますが、その後もサルバドール・ダリとも交流。

1949年には戦火を避けて、アメリカ・ロスアンゼルスに移ります。エヴァ・ガードナーら、ハリウッドスターの写真を撮ります。1976年パリで亡くなったマン・レイ。今回の展覧会では、写真だけではないマン・レイの創作を紹介。

活動の時期と拠点となる地域で分けれた展示構成。“マン・レイってどんな人?”を解決しましょう。
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