だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

ハワイのカイウラニ王女

2012-07-03 22:03:56 | 映画
テレンス・マリック監督、コリン・ファレル主演「ニュー・ワールド」(05)。アメリカ大陸にやって来たイギリスの冒険家ジョン・スミスとネイティブ・アメリカンの娘ポカホンタスとの愛の物語。

マリック監督の描く美しい映像と、アメリカの建国神話という壮大な物語にうっとり。ファレルの長髪にもドキドキ。王の末娘ポカホンタスは、ディズニーアニメ「ポカホンタス」(95)にもなりましたね。

この作品で、ヒロイン・ポカホンタスを演じたのは当時15歳の新人、クオリアンカ・キルヒャー。「ニュー・ワールド」から5年、2作目となる主演作が公開されます。「プリンセス・カイウラニ」(10)です。

監督のマーク・フォービーは、1970年イギリス出身でこれまで映画製作に携わっていましたが、本作を作りたいために会社を退社。初監督に挑みます。他に製作、脚本も担当しています。

カラカウア王の妹リケリケ王女を母に、スコットランド人アーチボルド・クレグホーンを父に、1875年10月16日ハワイ王国の王女として生まれ、生後すぐカラカウア家の養女となったカイラウニ。

映画は、1889年ホノルルのイオラニ宮殿から始まります。宮殿に初めて電気が引かれた夜、反王制派が反乱を起こします。カイラウニ王女(クオリアンカ・キルヒャー)は父アーチボルド(ジミー・ユィール)と脱出。

イギリスに向かった王女を迎えたのは、父親の旧友テオ・デイヴィーズ(ジュリアン・グローヴァー)と息子クライヴ(ショーン・エヴァンス)、妹アリス(タムジン・マーチャント)。

アリスと一緒に寄宿学校で学び始めたカイラウニ王女は、ここで“人種差別”に直面します。その悲惨な状況下での慰めは、クライヴとアリスでした。やがてクライヴと愛し合うようになるのです。

ある日、サンフランシスコで療養していたカラカウア王死去の報が…。こうしてハワイ王朝最後のプリンセスとして、国と国民に忠誠を誓い、彼らを守り抜くために闘い続けることになります。

カイラウニは、1899年5月6日死去。わずか23歳でした、いったいどんな人生だったのか、映画を見ましょう。他にバリー・ペッパー、ウィル・パットンの2人のベテランが出演しています。
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