チャイニーズ・ミステリー・ロマンス

ドニー・イェンのファンなので、チラシなどでドニーの名前を見るとついついチェックしてしまいます。ドニーのフィルモグラフィを見ると、最新作ではありませんでした。それが「画皮 あやかしの恋」（０８）。

最近ではウィルソン・イップ監督「イップ・マン 序章」（０８）と「イップ・マン 葉問」（１０）でのイップ・マン役、最高！。公開は逆ですが、そんなことはどうでもいいです。ファンのおかげで劇場公開されました。

ドニーの拳法を堪能。そしてテディ・チャン監督「孫文の義士団」（０９）。ダニエル・リー監督「処刑剣 １４ＢＬＡＤＥＳ」（１０）、アンドリュー・ラウ監督「レジェンド・オブ・フィスト／怒りの鉄拳」（１０）

フェリックス・チョン監督「三国志英傑伝 関羽」（１１）、ピーター・チャン監督「捜査官Ｘ」（１１）…と続きます。見てるなぁ～。「孫文の義士団」の前に出演したのが、本作なんです。よかった、公開されて。

ジャッキー・チェン主演「メダリオン」（０３）の監督や、「レジェンド・オブ・フィスト／怒りの鉄拳」の脚本、製作を担当したゴードン・チャンが監督。中国・清の時代の蒲松齢（ほ・しょうれい）の原作。

短編小説集『聊斎志異』（りょうさいしい）におさめられた物語だそうです。内容は、神仙、幽霊、狐狸の怪異譚で、当時世間に口伝されていた物語を筆記してまとめたものとか。香港映画ファンの方！

チン・シウトン監督、レスリー・チャン、ジョイ・ウォン主演「チャイニーズ・ゴースト・ストーリー」（８７）、見ましたよね！原作『聶小倩』（じょうしょうせん）は、この短編集に収められてたそう。うむ。

秦から漢にかけての時代。将軍・王生／ワン・シェン（チェン・クン）は合戦の最中、盗賊に捕えられていた若く美しい女・小唯／シャオ・ウェイ（ジョウ・シュン）を救出し、家に連れ帰るのでした。

妻・佩蓉／ヘイロン（ヴィッキー・チャオ）に事情を話し、シャオ・ウェイを住まわせるのですが、彼女はワン・シェンに恋をしていました。実はシャオ・ウェイはキツネ。人間の姿をした妖魔だったのです。

３ヵ月後、町では人の心臓がえぐりとられる残忍な連続殺人事件が発生。果たして事件の真相は？ドニーは、元将軍・龐勇／パン・ヨン役。彼にかかれば、妖魔だって！と思いつつ、見ちゃいましょう。