音楽と美術、芸術の夏

中央区京橋１丁目にあるブリヂストン美術館。ブリヂストンの創業者、実業家石橋正二郎氏の収集した美術品を展示するため、１９５２年開館しました。財団法人石橋財団が運営しています。

東京駅からも京橋からも、歩いて５分程度で行けます。収蔵作品も大変素晴らしいものがあり、絵画ファンには人気の美術館です。まだ訪れたことがなければぜひ！ちなみに収蔵作品には…

レンブラント・ファン・レイン、ギュスターヴ・クールベ、ギュスターヴ・モロー、ピエール＝オーギュスト・ルノワール、フィンセント・ファン・ゴッホ、ポール・ゴーギャン、ポール・セザンヌ

カミーユ・コロー、エドガー・ドガ、カミーユ・ピサロ、エドゥアール・マネ、アルフレッド・シスレー、モーリス・ド・ヴラマンク、アメデオ・モディリアーニ、モーリス・ドニ、アンリ・マティス

アンリ・ルソー、ジョルジュ・ルオー、パウル・クレー、青木繁、藤田嗣治などの作品があります。そのブリヂストン美術館、この夏の展覧会は、音楽と美術についての興味深い内容です。

「ドビュッシー、音楽と美術 印象派と象徴派のあいだで」と題した展覧会は、ブリヂストン美術館開館６０周年記念。“パリのオルセー美術館とオランジェリー美術館共同企画”と銘打っています。

ドビュッシーとは、フランスの作曲家クロード・アシル・ドビュッシー（１８６２年８月２２日～１９１８年３月２５日）。代表作には“月の光” 交響詩“海” “牧神の午後への前奏曲”などがあります。

ドビュッシーと印象派や象徴派、ジャポニスムの関係に焦点をあて、国内外から約１５０点を展示。『クロード・ドビュッシーの肖像』マルセル・パシェ（１８８５）、『ミューズたち』モーリス・ドニ（１８９３）

ポスターになった『ピアノに向かうイヴォンヌとクリスティーヌ・ルロール』ピエール＝オーギュスト・ルノワール（１８９７）、『ステファヌ・マラルメ』エドゥアール・マネ（１８７６）など

音楽と美術という視点で集めらた本展ですが、目を引いたのがアドルフ・ド・メイヤーの写真『ニジンスキーと踊り子』（１９１４）。おおっ、バレエ“牧神の午後への前奏曲”ではありませんか！素晴らしい！