『人生を遊ぶ』

毎日、「今・ここ」を味わいながら、「あぁ、面白かった~ッ!!」と言いながら、いつか死んでいきたい。

  

【これを信じ、これを愛し、これを楽しむ】

2023-07-29 11:31:37 | TV・ドラマ

きのうの市内は
38.6℃だった。

今日、明日も
予報では38℃たという。
CKD(慢性腎臓病)の「中等度」なので、
腎機能が腎臓1ケ分しかなく、
カラダの水の循環がよくないので、
ここ十数年「熱中症体質」になり、
この夏も5回もプチ症状になりかけた。

なので、
夏休みなのをいいことに、
毎日、冷房の効いた寝室で
読書三昧、YouTube三昧で生きている。

それに飽くと、
時折、ギターを手にして
録画したい曲の難所を
さらったりもしている。

*

きのうは
偶然、『アベマ』で、
『冬ソナ』の10話まで「無料」
とあったので、
以前の無料期間に見た
4話から続きを10話まだ視た。

なので、まる一日
『冬ソナ』デイになってしまった(笑)。

これまでも、
全編を通して数回視てるので、
筋はもちろん、見所も熟知してるが、
まだまだ、見るたびに、
新しい「伏線の回収」やら、
なーるほど・・・、そーだったのか・・・、
というトリビアな発見もある。

なにより、この作品の見事さは、
いささかベタな音楽と
絵に描いたような美男美女の
ヨン様とチェ・ジウが
どちらも気品があり、
軽薄短小な低俗ドラマには
堕していない・・・というのがある。

殊に、
ヒロインのユジンの
思春期と壮年期を
チェ・ジウは
この時27歳という
絶妙の年齢期に演じ、
その稀有な特質である
「千の顔」を持つと言えるほど
多彩な表情を見せているのが、
他の駄ドラマとの違いでもある。

そして、
「泣きのチェ・ジウ」と
賞賛されたほどに、
彼女の泣き顔は美しく
まさに、芸術的な絶品である。

*

きのうは、
通しでドラマを見るのではなく、
随所でポーズをしては、
大好きなユジンの心情を
「ひとりアテレコ」したりして
馬鹿遊びもしていた(笑)。

彼女の心理的に
(ツライなぁ・・・)
(セツナイなぁ・・・)
(イタタ・・・)
という場面に、
フグスマ方言の
(ぜづね・・・)
と入れてみたら、
ピタリとはまり、
尚且つ、自分の笑い壺にも
ハマッちまって、
ひとりで枕に顔をおっつけて
爆笑していた。

これなぞ、
もう、『冬ソナ』遊び・・・
というよりない(笑)。

1ケ月もの
ロンバケだからこその
「こっつぁがね(クダラナイ)」
ひとり遊びである。

この夏、魂理学の研究で
ひとつ気付いた事がある。

それは、
現代の生活時間体感の
異常な速さを食い止める
ひとつの方法として、
「ノベルティ・シーキング」
(新奇探索/novelty-seeking)
という好奇心の充足法は、
動物の遺伝子に組み込まれている
性質のひとつではあるが、
それには、キリがないのと
「味わう」暇がない、
という事に気が付いた。

先のチェ・ジウで喩えると、
彼女の『冬ソナ』の1年前の作品
『美しき日々』を見たのだが、
それには、まったく感情移入できず、
他にも30作以上ある彼女の作品を
見たいとも思わなかった。

それは、つまり、
チェ・ジウ演じる処の
ヒロインのユジンと
その波乱万丈の人生を生きる姿に
魅了された、という事である。

これは、
中学時代に読んだ
武者小路の『愛と死』に
むちゃくちゃ感動して、
作者の他の作品も読んでみたが、
まったく何も感じなかったという
体験と同じで、
作中のヒロイン・夏子のキャラと
その生き様に魅かれて、
その後も幾度も再読したのだった。

小説やドラマには、
ひとつの物語世界が封じられている。

それは、いつでも、
アクセスでき、その世界観を
十分に味わうことができる。

むろん、創作物は
フィクションであるが、
昨今の若者のように
「ツマラン現実」よりも
「オモロイ仮想現実」に
どっぷりハマることが、
その個人に多幸感をもたらすものである。

その意味では、
「推し活」や「ゲーム好き」を
非難する気にはなれないが、
それが度が過ぎると
「依存症(中毒)」になって、
現実の社会活動が成り立たなくなる。

*

小林 秀雄が
本居 宣長かの引用で、
【これを信じ、これを愛し、これを楽しむ】
という箴言を言っていたが、
「これ」に『冬ソナ』を代入しても
成り立つなぁ・・・と、気が付いた(笑)。

他にも、代入項として、
半世紀以上やっている
クラシックギターでもいいし、
ユング心理学でも、
金光教でも、
家族でも・・・いろいろある。

ここにおいては、
心理臨床で重要とされる態度の
「全人的関与」やら
「関与しながらの観察」
といった事が大切で、
ぶっちゃけて言えば
「全身全霊で味わう」
「愉しんでる自分を意識する」
ということだろうか。

*

・・・思いつくままに、
書き散らしているが・・・

仕事が楽しくない、
という悩みは、
多くの人が持つかもしれないが、
なら、別の仕事をやるか、
その仕事が楽しくなるように
工夫するよりない。

*

『冬ソナ』を楽しんでいる自分は、
現世界にいながらにして、
もうひとつの世界を味わっている、
という気もする。

本来、読書というものも、
別な人間の人生を味わう、
疑似体験する、という
娯楽なのであろう。

*

『冬ソナ』を見ながら、
時折、画面をポーズさせて、
ドラマ中の時間を止めて
ユジンの人生の流れの
一コマを瞬間で鑑賞する事ができる。

まさに、『ファウスト』の
「時よ止まれ、お前は美しい」
と、ドラマ世界の外側にいる
全能の神になったような気分になる。

ユジンをスクショしたものは、
絵画ソフトで処理して、
フレームに収めると
一幅の絵になる。

*

アマゾンで
定期的にコミックを注文してると、
新刊の続巻情報が
勝手にメールに送られてくる。

なので、
何も考えずに
当たり前のように
ポチッている。

近所に『ツタヤ』があった頃は、
ほぼ毎日のように
散歩をかねてブラウジングをしてたが、
改装閉店したために、
新装開店する11月までは
Amazonだよりである。

*

今朝の朝刊のコラムに、
『ビッグモーター』が
街路樹まで枯れさせていたという
トンデモナイ不行状を
「バカはなんでもやる。
 それで、バカだとバレる」
と揶揄っていた。

 

 

 

 

 

 


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