『人生を遊ぶ』

毎日、「今・ここ」を味わいながら、「あぁ、面白かった~ッ!!」と言いながら、いつか死んでいきたい。

  

Das Neujahrskonzert 2017

2017-01-07 14:26:00 | 音楽
毎年、
元日のライヴを試聴してきたが、
今年のスタートは異例ずくめで、
それを忘れてしまい、
昨晩、録画してあったものを
じっくり鑑賞した。

黄金ホールを
一年ぶりに見るのは
まさに「目の正月」であるが、
今年もさすがに
素晴らしい飾りつけであった。



事前に、
今年の指揮者を知らなかったので、
ニャーイヤー史上、最年少35歳の
アルゼンチン出身の
グスターヴォ・ドゥダメルという
初めての指揮者であった。

異例の抜擢のようだが、
ウィーンフィルとは
既に50回以上の公演を行なっている
新進気鋭らしい。

その指揮ぶり
音楽表現ぶりを見て、
昨年の松本フェスでの
小沢(82)の老衰した様とは対極の
溌溂とした生気に満ちた
若きマエストロ風のオーラが感じられた。

小沢の若き日にも、
まさしく、今のドゥダメルのような
颯爽さがあった。



アルゼンチン出身の指揮者で
著名なのはバレンボイムで、
ニューイヤーでも二度振っている。

ドゥダメルは、
デュトワ、ラトル、アバドらの薫陶を受けて、
2004マーラー・コンクールで優勝して
一躍脚光を浴びるようになったらしい。

奇しくも、
彼のファースト・ネーム「グスターヴォ」は
マーラーの「グスタフ」のスペイン語読みである。

アルゼンチン出身の
大音楽家といえば、
アルゲリッチがいる。




45年コンマスを勤められていた
ライナー・キュッヒルさんが
去年、定年退団されて
NHKのライヴにゲストとして出演された。

キュッヒルさんは奥様が日本人で、
親日家で日本語も巧みに話される。

92年からは
ウィーン国立音楽大学の
教授に就任している。

ニューイヤーと言えば
世界中にライヴ映像が配信されるほどの
音楽映像の教科書といってもいい。

これまで、
いくつものDVDソフトを購入したが
どうしてもニューイヤーの
映像と比較してしまって
見劣りするものばかりであった。

殊に、日本製作のものは
垢抜けていないばかりでなく、
スイッチングが適当で、
音楽やスコアを理解していない
というような代物ばかりだった。

ニューイヤーの映像監督を長年
務めていたブライアン・ラージは
2011年で職を退いたが、
その見事な映像ワークは
代々受け継がれていて、
2012年には女流監督の
カリーナ・フィビヒが、
そして現在は、ミヒャエル・バイヤーが
担当している。

最新の13台のカメラを駆使した
豪華絢爛な映像は、
今後も他のソフトの追随を
許さないことだろう。

DVDを購入したのは、
2002年の小澤だけだが、
CDは87年のカラヤンから
蒐集しているが、
まだ全部は集められていない。

来年はすでに
ムーティと決定している。

1987 ヘルベルト・フォン・カラヤン(1)
1988 クラウディオ・アバド(1)
1989 カルロス・クライバー(1)
1990 ズービン・メータ(1)
1991 クラウディオ・アバド(2)
1992 カルロス・クライバー(2)[2]
1993 リッカルド・ムーティ(1)
1994 ロリン・マゼール(8)
1995 ズービン・メータ(2)
1996 ロリン・マゼール(9)
1997 リッカルド・ムーティ(2)
1998 ズービン・メータ(3)
1999 ロリン・マゼール(10)
2000 リッカルド・ムーティ(3)
2001 ニコラウス・アーノンクール(1)
2002 小澤征爾(1)
2003 ニコラウス・アーノンクール(2)
2004 リッカルド・ムーティ(4)
2005 ロリン・マゼール(11)
2006 マリス・ヤンソンス(1)
2007 ズービン・メータ(4)
2008 ジョルジュ・プレートル(1)
2009 ダニエル・バレンボイム(1)
2010 ジョルジュ・プレートル(2)
2011 フランツ・ヴェルザー=メスト(1)
2012 マリス・ヤンソンス(2)
2013 フランツ・ヴェルザー=メスト(2)
2014 ダニエル・バレンボイム(2)
2015 ズービン・メータ(5)
2016 マリス・ヤンソンス(3)
2017 グスターボ・ドゥダメル(1)
2018 リッカルド・ムーティ(5)


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