昨日の竜王戦「第四局」は
まさに、波乱に富んだ
攻防戦で手に汗を握った。
「新旧」の棋界№1の
「頂上決戦」に相応しく、
100手近くまで互角の戦いで、
しかも解説陣をして
「超難解で高度」な内容となった。
今朝の朝刊でも
羽生永世七冠も
「最高度の内容」と賞賛していた。
序盤、中盤には
ソーちゃんが
安定したリードを保っていたが、
AI推奨手から外れると
途端にトヨピーのリードに
評価値が逆転した。
しかし、
終盤の最も大事な局面で、
今度はトヨピーが
AI推奨手から外れた
「疑問手」を放った。
このような展開は、
この19番勝負で
しばしば目にした光景である。
まるで、
「序盤・中盤・終盤スキなし」
「精密機械」
とまで呼ばれていたトヨピーが
明らかな疑問手を連発した
シリーズだった。
それだけ、
ソーちゃんのプレッシャーが
強かったのだろう。
最終盤で
圧倒的な差で逆転し、
急こう配の「藤井曲線」が顕われ、
唐突に「後手勝利13手詰」と出た。
数十手先の詰み筋を試される
詰将棋選手権を5連覇している
現チャンピオンで、
「三度の飯より詰将棋が好き」
というソーちゃんが
13手詰を読むのには
1秒あれば十分だった。
同時に、
トヨピー竜王も
負けを読み切り、
指すまでもなく投了した。
天才ふたりが互いに創り上げた
超難解な棋譜は、
最終局面を見ると
ソーちゃんの得意世界である
「詰将棋」の手本のような
手順に導かれていたから、
あらためてその天才性に
畏怖の念を抱くようだった。
彼の読みは、
誰よりも
「速く、深く、正確」
とされている。
なので、
時間制のゲームでは
他の追随を許すはずもない。
本人が自分のピークは
26歳頃と予言していたが、
年内に五冠目の「王将」奪取も
可能性濃厚であるので、
来年度には、残る
「棋王」「王座」「名人」の
残り三つを制覇し、
二十歳(はたち)の
全冠制覇が視野に入ってきた。
予想はしていたが、
中2でデヴューしてから
わずか5年で、
ここまで進化するとは
夢にも思わなかった。
棋界が彼に与えた
「400年に一人の天才」
という異名は
伊達ではなかった。
最終盤の
鬼気迫る表情も
迫力があったが、
記者会見で見た
目の周りに出来たクマも
死闘の頭脳戦の凄まじさを
思わせた。
それでも、
花束を持つ彼の表情は
穏やかで、賢者の風格があり、
ジャニーズ系イケメン男子にはない
頼もしい好青年の顔付きに見えた。
きのうの竜王位奪取で、
獲得賞金も1億円超えして
名実ともに棋界の最高位に達した。
それでも尚、
彼はインタビューに応えて
「まだまだ、実力不足で
修正や検討する処がある」
と研鑽と精進を誓った。
かのヒフミンが
ソーちゃんを
「努力する秀才」
と言っていたのを
近頃では
「努力する天才」
と評するようになったが、
その他大勢の棋士たちからは
「天才に努力されたら
敵いっこない…」
という嘆息が漏れている(笑)。
ノートパソコンも開いて
台所に持ち込み、
棋戦中継を見ながらも
"ぼっちフレンチ"創りをした。
前日から仕込んでいた
ビントロのマリネと
鍋物で余ったカニを
オードヴルのパナシェ(盛り合わせ)
にして、ヴィンテージ・マデラ(2012)の
アテにした。
夜もビントロのマリネを
ドレッセを変えて用いた。
バケットにボルドー・ルージュ(2018)を
合わせて、しみじみと
パンの旨味を噛みしめた。
土鍋に前々夜の寄せ鍋にした
汁と白菜と出汁昆布が残っていたので、
フードプロセッサーにかけて
ポタージュ風にした。
野菜と魚介の旨味が溶けていて
生クリームを加えただけで
フレンチ風なスープに変貌した。
毎日、
チェンバロの練習をしながらも、
鍵盤の戻りなぞの微調整をも
同時にしている。
また、調弦も
毎回必要なので、
まるでリュート奏者が
自虐的に言う
「リュート弾きの半生は
調弦でおわる…」
という言葉を
思い出してしまった。
リュートは
最大13コース複弦で
12×2+1(1番弦のみ単弦)で
25本の弦を常に調弦するので、
その手間といったらない。
そこへゆくと
ギターの6本弦の
なんと楽なことよ、である(笑)。
チェンバロは
簡易スピネットでも
55本も弦があるから、
バロックリュートの
倍の手間である(笑)。
ほんに、
ちょっとした狂いを気にしだしたら
弾いてるよりも
調弦・調律している時間の方が
長くなってしまいそうである(笑)。
まさに、波乱に富んだ
攻防戦で手に汗を握った。
「新旧」の棋界№1の
「頂上決戦」に相応しく、
100手近くまで互角の戦いで、
しかも解説陣をして
「超難解で高度」な内容となった。
今朝の朝刊でも
羽生永世七冠も
「最高度の内容」と賞賛していた。
序盤、中盤には
ソーちゃんが
安定したリードを保っていたが、
AI推奨手から外れると
途端にトヨピーのリードに
評価値が逆転した。
しかし、
終盤の最も大事な局面で、
今度はトヨピーが
AI推奨手から外れた
「疑問手」を放った。
このような展開は、
この19番勝負で
しばしば目にした光景である。
まるで、
「序盤・中盤・終盤スキなし」
「精密機械」
とまで呼ばれていたトヨピーが
明らかな疑問手を連発した
シリーズだった。
それだけ、
ソーちゃんのプレッシャーが
強かったのだろう。
最終盤で
圧倒的な差で逆転し、
急こう配の「藤井曲線」が顕われ、
唐突に「後手勝利13手詰」と出た。
数十手先の詰み筋を試される
詰将棋選手権を5連覇している
現チャンピオンで、
「三度の飯より詰将棋が好き」
というソーちゃんが
13手詰を読むのには
1秒あれば十分だった。
同時に、
トヨピー竜王も
負けを読み切り、
指すまでもなく投了した。
天才ふたりが互いに創り上げた
超難解な棋譜は、
最終局面を見ると
ソーちゃんの得意世界である
「詰将棋」の手本のような
手順に導かれていたから、
あらためてその天才性に
畏怖の念を抱くようだった。
彼の読みは、
誰よりも
「速く、深く、正確」
とされている。
なので、
時間制のゲームでは
他の追随を許すはずもない。
本人が自分のピークは
26歳頃と予言していたが、
年内に五冠目の「王将」奪取も
可能性濃厚であるので、
来年度には、残る
「棋王」「王座」「名人」の
残り三つを制覇し、
二十歳(はたち)の
全冠制覇が視野に入ってきた。
予想はしていたが、
中2でデヴューしてから
わずか5年で、
ここまで進化するとは
夢にも思わなかった。
棋界が彼に与えた
「400年に一人の天才」
という異名は
伊達ではなかった。
最終盤の
鬼気迫る表情も
迫力があったが、
記者会見で見た
目の周りに出来たクマも
死闘の頭脳戦の凄まじさを
思わせた。
それでも、
花束を持つ彼の表情は
穏やかで、賢者の風格があり、
ジャニーズ系イケメン男子にはない
頼もしい好青年の顔付きに見えた。
きのうの竜王位奪取で、
獲得賞金も1億円超えして
名実ともに棋界の最高位に達した。
それでも尚、
彼はインタビューに応えて
「まだまだ、実力不足で
修正や検討する処がある」
と研鑽と精進を誓った。
かのヒフミンが
ソーちゃんを
「努力する秀才」
と言っていたのを
近頃では
「努力する天才」
と評するようになったが、
その他大勢の棋士たちからは
「天才に努力されたら
敵いっこない…」
という嘆息が漏れている(笑)。
ノートパソコンも開いて
台所に持ち込み、
棋戦中継を見ながらも
"ぼっちフレンチ"創りをした。
前日から仕込んでいた
ビントロのマリネと
鍋物で余ったカニを
オードヴルのパナシェ(盛り合わせ)
にして、ヴィンテージ・マデラ(2012)の
アテにした。
夜もビントロのマリネを
ドレッセを変えて用いた。
バケットにボルドー・ルージュ(2018)を
合わせて、しみじみと
パンの旨味を噛みしめた。
土鍋に前々夜の寄せ鍋にした
汁と白菜と出汁昆布が残っていたので、
フードプロセッサーにかけて
ポタージュ風にした。
野菜と魚介の旨味が溶けていて
生クリームを加えただけで
フレンチ風なスープに変貌した。
毎日、
チェンバロの練習をしながらも、
鍵盤の戻りなぞの微調整をも
同時にしている。
また、調弦も
毎回必要なので、
まるでリュート奏者が
自虐的に言う
「リュート弾きの半生は
調弦でおわる…」
という言葉を
思い出してしまった。
リュートは
最大13コース複弦で
12×2+1(1番弦のみ単弦)で
25本の弦を常に調弦するので、
その手間といったらない。
そこへゆくと
ギターの6本弦の
なんと楽なことよ、である(笑)。
チェンバロは
簡易スピネットでも
55本も弦があるから、
バロックリュートの
倍の手間である(笑)。
ほんに、
ちょっとした狂いを気にしだしたら
弾いてるよりも
調弦・調律している時間の方が
長くなってしまいそうである(笑)。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます