[1月2日11:30.天候:晴 宮城県仙台市宮城野区 大江戸温泉物語・仙台コロナの湯]
宗一郎:「なに?お前はサウナが苦手だったのか?」
勇太:「あの息が詰まるのが何ともねぇ……」
宗一郎:「サウナ出たてのビールは、何とも格別なのに……」
勇太:「悪かったね。僕は露天風呂にでも行くよ」
勇太は露天風呂に出た。
年始の真っ昼間ということもあってか、そんなにまだ利用客は多くない。
露天風呂なのに、内湯との出入口の上にはテレビモニタが付いていて、正月特番を流していた。
勇太:「1人用の壺炭酸風呂がある」
そこに入るとザバーッと溜まっていたお湯が流れ落ちた。
勇太:「こういう時、すぐ隣は女湯になっていて、声を掛ければ返答があるなんてなぁ……」
???:「クフフフフフ……。お望みなら、すぐ開通工事を致しますよ」
勇太の頭の中に、下品な笑い声が聞こえてくる。
勇太:「う……その声は……?」
ザバーッと、空いている隣の壺風呂から横田が現れた。
トレードマークの眼鏡(?)は掛けたままだった。
横田:「クフフフフ……明けまして、おめでとうございます。読者の皆様」
勇太:「どこに向かって言ってるんだよ。というか、ずっとお湯の中に潜んでたの?」
横田:「これが我々、顕正会男子部調査室の本質です」
勇太:「何がだ!ていうか、男子部調査室なんてまだあるのかよ!」
そこで勇太、ハッとする。
勇太:「まさか今、ここにケンショーレンジャーの面々が?」
横田:「そうですと言いたいところですが、ご安心ください。私1人だけですよ」
勇太:「あなたも顕正会の表舞台から姿を消したのに、こうやって現れて……」
横田:「コミネ屋も離婚しましたので、いい気味です。クフフフフフ……」
勇太:「あ、そう。とにかく、マリアさんには手出しをするなよ?」
横田:「分かっております。私が魔女狩り&拷問を掛けるは、彼氏のいないフリー魔女のみ!これならOKですよね?」
勇太:「あ、ああ……僕は知らないけどね。(いや、これ、いい訳無いよなぁ)」
横田:「ところで稲生さん、早いとこ私にもお年玉を」
勇太:「は?」
横田:「イリーナ先生の生パンティを私に……!あのシルクの黒パンティがあれば……!ハァ……ハァ……!(*´Д`)」
勇太は頭痛を感じて湯船から出た。
横田:「嗚呼、稲生さん、何処へ!?」
勇太:「頭痛くなってきたから上がる」
横田:「のぼせましたか?」
横田:「アンタのせいだよ。ついてこないでよ」
勇太はそう言い捨てると、内風呂へ戻った。
勇太:(全く。あんなんで顕正会と魔界共和党の理事が勤まるのかよ……)
横田:「ああ、稲生さん。もし良かったら、マリアさんの下着でも全然構いませんよ?」
ズコーッ!
横田:「フム……。今すぐ調達できるのがそれであることを考えると、むしろその方が現実的かもしれませんねぇ……」
勇太:「ワープでもできるのか、アンタわ!?」
横田:「ワープでもテレポートでも、何でもできます。私にできないのは、女性を粗末に扱うことだけです」
勇太:「っ……」
横田:「さあ、早いところマリアさんの綿混レースのブラショーツを私に……!(;゚∀゚)=3」
勇太:「テレポートだけに……!」
横田:「はい?」
勇太:「東京テレポート駅までテレポートしやがれーっ!」
勇太は何とバシルーラ(http://dic.pixiv.net/a/%E3%83%90%E3%82%B7%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%A9)を素で唱えた。
横田:「あ〜れ〜!」
因みに、タオルだけ巻いた状態でバシルーラされた横田は空中でタオルが取れ、ダイレクトに東京テレポート駅前に落下した時には【お察しください】。
[同日12:00.天候:晴 大江戸温泉物語・仙台コロナの湯]
マリア:「なに?横田が?」
勇太:「そうなんです。相変わらず、先生やマリアさんの下着を狙っている有り様で……」
マリア:「あの変態理事め。で、ヤツはどこに?」
勇太:「バシルーラで東京テレポートに飛ばしておきました。テレポートが大好きみたいなんで」
マリア:「……よく聞こえなかった。もう1度」
勇太:「だから、バシルーラで……あれ?」
勇太が自分でも何を言ってるのか分からなくなってくると、マリアはブルーの瞳を目一杯に見開いて言った。
マリア:「ヴァ・スィ・ル・ゥラは、ミドル・マスター(Middle Master 経験もそこそこに積んだ中堅)以降に習得する魔法だぞ!?どうしてまだインターン(Intern 見習い)の勇太が使えたの!?」
因みにマリアでさえ、まだロー・マスター(Low Master 1人前に成り立て)である。
勇太:「えっ……えっと……?何ででしょう……?」
マリア:「とにかく、見習いなんだからCクラスの魔法しか使えないはずだ。後で師匠に怒られるようなことはしないでよ」
勇太:「わ、分かりました。気をつけます」
宗一郎:「あー、いい湯だった。早速お昼にしよう」
宗一郎も後から出て来た。
勇太:「父さん!」
宗一郎:「何だ?」
勇太:「あ、いや、何でもない」
宗一郎:「ちょうどここに食事処があるからな。ビールが美味そうだ」
勇太達は座敷の上に上がった。
宗一郎:「まずは飲み物を……。よし、父さんはビールだ」
佳子:「私はウーロンハイでいいわ」
勇太:「じゃあ、僕はグレープフルーツサワー」
マリア:「ハイボール、イイデスカ?」
飲み物を注文した後で宗一郎が言った。
宗一郎:「そう言えばさっき、男湯が騒がしかったが、何かあったのか?」
勇太:「……下着泥棒が女湯に忍び込もうとしたんで、追い出されたんだよ」
宗一郎:「そうだったのか。サウナは密閉されてるから、騒ぎに気付かなかった」
勇太:(横田は僕に用があったみたいだから、サウナにいたらいたで、そっちに現れたんだろうなぁ……)
飲み物が運ばれて来て、それで乾杯すると今度は適当に食べ物を注文した。
宗一郎:「夜の新幹線だから、しばらくここで過ごしてもいいな。夕食はまた仙台駅のどこかにしよう。牛タン通りの他に、すし通りだっけ?あそこでもいいな。それとも、肉系がいいか?」
勇太:「父さんに任せるよ」
勇太はそう言って、サワーを口に運んだ。
宗一郎:「なに?お前はサウナが苦手だったのか?」
勇太:「あの息が詰まるのが何ともねぇ……」
宗一郎:「サウナ出たてのビールは、何とも格別なのに……」
勇太:「悪かったね。僕は露天風呂にでも行くよ」
勇太は露天風呂に出た。
年始の真っ昼間ということもあってか、そんなにまだ利用客は多くない。
露天風呂なのに、内湯との出入口の上にはテレビモニタが付いていて、正月特番を流していた。
勇太:「1人用の壺炭酸風呂がある」
そこに入るとザバーッと溜まっていたお湯が流れ落ちた。
勇太:「こういう時、すぐ隣は女湯になっていて、声を掛ければ返答があるなんてなぁ……」
???:「クフフフフフ……。お望みなら、すぐ開通工事を致しますよ」
勇太の頭の中に、下品な笑い声が聞こえてくる。
勇太:「う……その声は……?」
ザバーッと、空いている隣の壺風呂から横田が現れた。
トレードマークの眼鏡(?)は掛けたままだった。
横田:「クフフフフ……明けまして、おめでとうございます。読者の皆様」
勇太:「どこに向かって言ってるんだよ。というか、ずっとお湯の中に潜んでたの?」
横田:「これが我々、顕正会男子部調査室の本質です」
勇太:「何がだ!ていうか、男子部調査室なんてまだあるのかよ!」
そこで勇太、ハッとする。
勇太:「まさか今、ここにケンショーレンジャーの面々が?」
横田:「そうですと言いたいところですが、ご安心ください。私1人だけですよ」
勇太:「あなたも顕正会の表舞台から姿を消したのに、こうやって現れて……」
横田:「コミネ屋も離婚しましたので、いい気味です。クフフフフフ……」
勇太:「あ、そう。とにかく、マリアさんには手出しをするなよ?」
横田:「分かっております。私が魔女狩り&拷問を掛けるは、彼氏のいないフリー魔女のみ!これならOKですよね?」
勇太:「あ、ああ……僕は知らないけどね。(いや、これ、いい訳無いよなぁ)」
横田:「ところで稲生さん、早いとこ私にもお年玉を」
勇太:「は?」
横田:「イリーナ先生の生パンティを私に……!あのシルクの黒パンティがあれば……!ハァ……ハァ……!(*´Д`)」
勇太は頭痛を感じて湯船から出た。
横田:「嗚呼、稲生さん、何処へ!?」
勇太:「頭痛くなってきたから上がる」
横田:「のぼせましたか?」
横田:「アンタのせいだよ。ついてこないでよ」
勇太はそう言い捨てると、内風呂へ戻った。
勇太:(全く。あんなんで顕正会と魔界共和党の理事が勤まるのかよ……)
横田:「ああ、稲生さん。もし良かったら、マリアさんの下着でも全然構いませんよ?」
ズコーッ!
横田:「フム……。今すぐ調達できるのがそれであることを考えると、むしろその方が現実的かもしれませんねぇ……」
勇太:「ワープでもできるのか、アンタわ!?」
横田:「ワープでもテレポートでも、何でもできます。私にできないのは、女性を粗末に扱うことだけです」
勇太:「っ……」
横田:「さあ、早いところマリアさんの綿混レースのブラショーツを私に……!(;゚∀゚)=3」
勇太:「テレポートだけに……!」
横田:「はい?」
勇太:「東京テレポート駅までテレポートしやがれーっ!」
勇太は何とバシルーラ(http://dic.pixiv.net/a/%E3%83%90%E3%82%B7%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%A9)を素で唱えた。
横田:「あ〜れ〜!」
因みに、タオルだけ巻いた状態でバシルーラされた横田は空中でタオルが取れ、ダイレクトに東京テレポート駅前に落下した時には【お察しください】。
[同日12:00.天候:晴 大江戸温泉物語・仙台コロナの湯]
マリア:「なに?横田が?」
勇太:「そうなんです。相変わらず、先生やマリアさんの下着を狙っている有り様で……」
マリア:「あの変態理事め。で、ヤツはどこに?」
勇太:「バシルーラで東京テレポートに飛ばしておきました。テレポートが大好きみたいなんで」
マリア:「……よく聞こえなかった。もう1度」
勇太:「だから、バシルーラで……あれ?」
勇太が自分でも何を言ってるのか分からなくなってくると、マリアはブルーの瞳を目一杯に見開いて言った。
マリア:「ヴァ・スィ・ル・ゥラは、ミドル・マスター(Middle Master 経験もそこそこに積んだ中堅)以降に習得する魔法だぞ!?どうしてまだインターン(Intern 見習い)の勇太が使えたの!?」
因みにマリアでさえ、まだロー・マスター(Low Master 1人前に成り立て)である。
勇太:「えっ……えっと……?何ででしょう……?」
マリア:「とにかく、見習いなんだからCクラスの魔法しか使えないはずだ。後で師匠に怒られるようなことはしないでよ」
勇太:「わ、分かりました。気をつけます」
宗一郎:「あー、いい湯だった。早速お昼にしよう」
宗一郎も後から出て来た。
勇太:「父さん!」
宗一郎:「何だ?」
勇太:「あ、いや、何でもない」
宗一郎:「ちょうどここに食事処があるからな。ビールが美味そうだ」
勇太達は座敷の上に上がった。
宗一郎:「まずは飲み物を……。よし、父さんはビールだ」
佳子:「私はウーロンハイでいいわ」
勇太:「じゃあ、僕はグレープフルーツサワー」
マリア:「ハイボール、イイデスカ?」
飲み物を注文した後で宗一郎が言った。
宗一郎:「そう言えばさっき、男湯が騒がしかったが、何かあったのか?」
勇太:「……下着泥棒が女湯に忍び込もうとしたんで、追い出されたんだよ」
宗一郎:「そうだったのか。サウナは密閉されてるから、騒ぎに気付かなかった」
勇太:(横田は僕に用があったみたいだから、サウナにいたらいたで、そっちに現れたんだろうなぁ……)
飲み物が運ばれて来て、それで乾杯すると今度は適当に食べ物を注文した。
宗一郎:「夜の新幹線だから、しばらくここで過ごしてもいいな。夕食はまた仙台駅のどこかにしよう。牛タン通りの他に、すし通りだっけ?あそこでもいいな。それとも、肉系がいいか?」
勇太:「父さんに任せるよ」
勇太はそう言って、サワーを口に運んだ。