あらしのよるに

ずっと題名だけは聞いて知っていましたが今日まで映画は観る機会がなかったものですから

知人から誘われ夫と次男と3人で出かけました。

早い話が、
ヤギとオオカミの友情の物語です。


「あぁ、だいたい想像できる…」

…と、言われそうですが


その、“だいたい”の期待に応えつつも
期待以上に、観る者に感動を与えるアニメ作品
だと思います。


仲間から離れ2匹で一緒にいる事を選んだヤギとオオカミ、

彼らの命がけの旅には常に“試練”が伴います。

特にオオカミの場合は気持ちとは裏腹の“本能との闘い”という試練です。

観る者は、最初からずっとその危うい結末を想像し、“不安”を抱えたままストーリーを見守るのです。

1時間40分は、アニメ作品としては長いですね。

(私なら「雪山に登る」手前のシーンで終わらせ、「さて、この後どうなるでしょう…と、
後は観る人に考えて貰う手法をとるかなぁ…)

そう思っていましたら、

製作に当たった監督も原作者も、まさに当初は二部作を考えていらしたようで、

雪山に登る前で一部を終わらせるつもりだったのだとか…。

スポンサーサイドや様々な事情で、二部作が叶わなかったのだそうです。

本日の杉井監督と原作者のきむらゆういちさんのトークショウは、そんな裏話も聞けました。

内容も濃くて盛り沢山のイベントでしたが、
参加者が少ないのが返す返すも残念！（≧∇≦）

清水 由美