声の仕事とスローライフ

ただ今、仕事と趣味との半スローライフ実践中。遠方の知人友人への近況報告と、忘れっぽい自分のためのWeb忘備録です。

上海ルージュ

2015-09-30 20:49:40 | 映画・ドラマ
チャン・イーモウ監督1995年の作品…
中仏合作映画です。


コン・リーの蓮っ葉な演技は、あの
「SAYURI」で見せた顔と近い印象ですが

相変わらずの愁のある表情が、とてもイイです。


カンヌ映画祭で賞を獲った作品ですが、

観ていて辛くなる場面が多くて…疲れました。


いつも胸騒ぎを感じながら緊張して観なくてはならない中で、
気が抜けるのは、ダンスホールの場面くらいです。

なんで、この曲でダンスができるの?
と思う程、ダサくて…コン・リーが可哀想になります。(~_~;)

一曲だけ、まぁ何とか聴けるのは彼女がタキシードを着て唄い踊るジャズ風の曲くらいでしょうか…

1930年代の上海が舞台ですが、

当時の上海の租界などの街の様子などはほとんど出て来なくて、

ガッカリしました。(~_~;)


マフィアの抗争に翻弄される女性の物語というより

それに使われる少年の不幸な物語の方が気になって、

映像は、さすがに美しいのですが
とてもとても不愉快…。


これだけ後味が悪い映画は、久しぶりです。

そんな気持ちにさせること自体が、
この映画の狙いなのかもしれませんが…。

あぁ、観なきゃよかった…

(~_~;)

清水 由美



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ニューシネマパラダイス

2015-09-30 09:57:01 | 映画・ドラマ
DVDでは、初公開時より51分・60カットが追加されているらしいのですが…

どの辺りなのか、映画館で観ていない私にはよくわかりません。(^^;;


実は長男が、川崎駅前のシネコンで映写技師のアルバイトをしていた頃、

夫が、ニューシネマパラダイスだなぁ…と言ってからかっていた事を思い出します。

その折に、

「好きな映画が観られていいね~、ピッタシのバイトじゃないの」

と言うと、

「いや、独りで全ての操作をやるし、何度も同じ映画を観るんで退屈だよ」

と言っていた事がありましたが、

この映画の中でも、

映写技師のアルフレードが同じ事を言っている場面がありまして…

思わず、笑ってしまいました。(^^;;


主人公トトは、少年期、青年期、中年期と3人の俳優が演じていますが

子役のサルバトーレ君は最高の演技ですね!

「禁じられた遊び」に出ていたブリジット・フォッセーも30年後に再会する元恋人を好演していて大人の女性の切ない想いが伝わって来ました。

エンニオ・モリコーネのテーマ曲も映画そのものの情感を盛り上げるのにぴったりですが

作中の投影映画で「マンマ」が流れたのにビックリ!
カンツォーネは有名ですが元は映画の主題歌だったんですね。

ちなみに「マンマ」は私の自衛官時代の十八番です。(^^;;



映画の中は1955年前後のシチリアの小さな町並みがパノラマのように描かれていますが、

ふと私の育った田舎の昭和30年代の風景を思い出しました。

町の中心にあった小さな映画館も…同じくらいの規模だったかと思います。

二階の後ろの方から映像の光がスクリーンに投影される時、
光線の中にたくさんの空気に飛び交うホコリのようなものが観えました。

私は、いつもソレが気になって物珍しくて仕方がない…子供でした。

忘れもしない生まれて初めて観て印象に残っているのは“天然色”の「安寿と厨子王」と「四谷怪談」の二本立て…。

お岩さんの目の青いコブは強烈なインパクトを残し、
「安寿と厨子王」で母親との再会のシーンで唄われていた…

あんじゅ恋しや ホウヤレホウ~♪
ずしおう恋しやホウヤレホウ~♪

という映画の中で唄われた歌も耳に焼きついています。

4、5歳だったと思います。

洋画では、ウィーン少年合唱団の「野ばら」も良かったですね。

こっちはもっと大きな街中の映画館でしたが、父に連れられて、私、妹との3人で観に行った覚えがあります。
帰りにレストランでお子様ランチを食べました。

映画館で観た映画はTVで観るより、何倍も記憶に留まる時間が長いように思います。

あら、いつの間にか自分の子供の頃の話に飛んでしまいました。(^^;;


ニューシネマパラダイスでは
主人公トトがシチリアを出て行く時、

「ぜったいに帰ってくるな、何をするにもベストを尽くせ」

というアルフレードの餞の言葉が印象的でした。

トトの才能を早くに見出していたからでしょう。

いつでも帰ってこい、なんて私のように迂闊に言ってはいけないのですねぇ…。(~_~;)

イタリア映画が日本人に受け容れられやすいのは人情の描き方が巧みだからだと思いますが、

心に残るイタリア映画の名作、

このニューシネマパラダイスは、その最たるものだと改めて思いました。

清水 由美





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アキアカリ

2015-09-29 14:19:29 | アナウンサー 話し方 企業研修 ビジネス
生放送を担当していた頃、
毎回、ハガキでメッセージをくださっていた茨城県の方から送られてきた梨です。

直径15cm以上はあるでしょうか…。

もう、かれこれ14、5年前に降板した番組ですのに…

今だに忘れずに、応援してくださっているなんて本当に本当に、ありがたい事です。


お便りによると、

栃木では、お団子で有名な常総市の春子屋さんも浸水被害に遭われたそうです。

本来なら私の方から先日の水害のお見舞いを申し上げるべきでした。

まだ、しばらくは大変な状況ですね。

私の実家も水害に遭っているので、後片付けの大変さは、よくわかります。


そんな中での、お気遣い、本当にありがたい事です。

1日も早い復旧をお祈りしております。


清水由美













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赤城山ヒルクライム2015写真

2015-09-29 09:16:49 | 最近の話題
赤城山ヒルクライム2015出場の皆さま、お疲れさまでした。

当日の写真を幾つか撮ってありますので、
ご覧ください。

当日7:15、スタートから約8kmの地点で応援しながら撮っていますので、

ブレたものもありますが
通り過ぎた順番に載せておきます。
























もし、お知り合いの方やご本人がわかるものがあれば、遠慮なくお渡しください。

来年も、楽しみにしております。

ありがとうございました!

清水 由美


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赤城山ヒルクライム2015

2015-09-27 09:10:50 | 最近の話題
昨年は見逃した自転車レース・赤城山ヒルクライムを観戦に、

日曜だというのに、
朝も早よから沿道にならび応援。

…と言っても我が家から歩いて5分のところに観戦スポットがあるので、

寝ぼけまなこで待っていると

7:15に第一軍がカタマリで登って来ました。



ゼッケンが3桁までのクラスですね!

うん⁈

不思議な人も…



こっちは、初音ミク?



みなさん、速い‼︎



マスコットキャラクターを背負って頑張る人も…



あいにく、今にも泣き出しそうな空だけど…

みんな笑顔で、

応援に「ありがとうございます‼︎」

と大声で、答えてくれる選手の多いのも嬉しいですね!

ぐんまちゃんのコスプレでミニサイクル(^^;;
子供連れ応援団に大ウケでした。



「クマがんばれ!」

と言われ

「イヌで~す!」と答えた笑顔は余裕ですね!



コスプレNo.1は、やはりこの人でしょう!



たくましいスネ毛が印象的でした。(*^^*)

女性選手も頑張ってマス。



一軍通過から約90分で全ての選手が通過していきました。



この調子だと、ゴールは霧でしょうか…

楽しませていただきました。

お疲れさまでした!

清水 由美
コメント (8)
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モナ・リザの謎

2015-09-26 13:54:42 | 最近の話題
イタリアの修道院で発見された骨が

あの「モナリザ」のモデルのものではないかというニュース…

モデルは誰かと、以前から諸説あっただけに興味深い話題です。


偶然にも今読んでいる「モナ・リザの罠」という多摩美大教授の西岡文彦さんの2006年の著書によれば、

まだ誰がモデルかハッキリした事は言えないとした上で、

いくつかある説の中では、

フランチェスコ・デル・ジョコンドというイタリア人の絹豪商の妻という説が有力と書かれています。

ネットの記事では、

モデルは、
そのジョコンド夫人のリザ・ゲラルディーニという1479年生まれの女性だと書かれていました。

この10年の間に、

モナリザ研究は、かなり進んでいるという事でしょうか?

この「モナリザ」が描かれたのが1503~1505年の頃と言うと、年齢は三十代半ばという事になります。


夏目漱石が、この絵の複製を観て「不惑」というメモ書きを挟んだというエピソードが

西岡先生の著書にもありました。


「四十女に見えたからではないか」

という説と

「この微笑みには惑わされないぞ」

の意味だという説があるそうですが、

私は後者のほうを支持します。


実は、私の生家の廊下の隅にも

銀色の額縁に入れられた「モナリザ」の複製が飾ってありました。

それがモナリザといわれている有名な絵だと知ったのは、小学生になってからです。


子供の頃の記憶では、

あの顔は、静かに笑っているかと思えば、

時折、悲しそうに見えたり

時には、般若のようにも見えたり

いつも惑わされっぱなしでしたもの…。(^^;;

清水 由美





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川島なお美さん

2015-09-25 07:18:43 | Diary
キャスターの黒木さんの若過ぎる死に続いて

今度は、川島なお美さん…、

命をかけた女優の仕事を降板した後だけに

ご本人も、ご主人も辛かったでしょう…、


川島さんとは、局アナを辞めてフリーになったばかりの頃、

笑福亭鶴瓶さんの番組でご一緒した事がありました。

週一の番組で、大阪の収録スタジオで撮りを行う視聴者参加型の番組でしたので、

広いスタジオの中は、いつも大勢の人の熱気でムンムンしていましたっけ。


ナレーターとして、生コマを担当していた私のいる場所は、スタジオの入り口から数メートルしか離れてなかったのですが、

薄暗いスタジオの入り口を入ったところで出番待ちをしていた川島さんが、よく見えました。

当時、まだ大学を卒業したばかりで
ブルーのミニドレス、アイドル風の雰囲気が漂っていました。

私のブースから5mも離れていなかったと思います。

その彼女に、スッと若い男性が親しそうに近づいて行き

「なおみちゃん!」と声をかけたのですが、

その声に振り向くと、沖田浩之さんでした。

川島さんは沖田さんを「ヒロくん」と呼び

ニコニコ笑いながら2人で内緒話をしていましたが、

沖田浩之さんの方は普段着でしたので、仕事でというより仲の良い友達が見にきている…

という印象でした。

確かお二人は青学大で先輩後輩の関係でしたね。

鶴瓶さんの軽妙なトークに答える川島さんは
その可愛らしい外見に似合わず

しっかりした受け答えで会場に集まった観客を沸かせていましたが、

普通のアイドルでは終わらない人…という印象は、この頃からありました。

今思えば、ご自身の進むべき方向性が決まらず迷っていた時期なのかもしれません。

失楽園の体当たり演技も、女優として生きて行く覚悟の選択だったのですね。

どうか、安らかに…

ご冥福をお祈りします。




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海の上のピアニスト

2015-09-24 12:51:26 | 映画・ドラマ
最近、難民問題がメディアで頻繁に取り上げられていますが、

無国籍者の問題を考えた時、

ふと、この映画の存在を思い出しました。

現実には、ありえないストーリーだと映画評で読んだ記憶がありますが、

映画ならではの構成とストーリーは素晴らしく
娯楽の視点から観れば、良い映画だと思います。


船室の丸窓に映るデッキの少女を観ながら
即興でピアノ演奏するシーンの美しさは心に残りますね。


心に残る場面のNo.1は、

主人公の“1900”がニューヨークに着いて船のタラップを降りるシーン…

タラップの途中から引き返す直前の表情と

引き返した理由を語るシーンはとても印象的でした。


限られたピアノの鍵盤上で自由に表現すること

自分の周りの囲まれた場所で生きていることの安心感…、

その一方で、

生まれてからずっと限られた世界で生きていることへの葛藤…

不思議なほど、彼の気持ちに共感している自分がいました。


赤錆びに侵食された廃船の中での、かつての同僚との再会シーンは、

どうしても私の中では

( もう、とっくに1900は亡くなっている…
だから、これは幻覚だ )

という捉え方しかできなかったのですが、(~_~;)

観終わった後の余韻は長く残りました。


そのエンドタイトルを観ながら浮かんだのは、


音楽は流れていくもの…

風にように…

時間の流れとともに

消えていくもの…


今は、
CDでもyoutubeでも残す方法はありますが、

残せない名演は、
世の中に数限りなくあるのでは?

そう思わせてくれた映画でした。


清水由美













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無になる

2015-09-23 22:50:11 | 最近の話題
中之条ビエンナーレに影響され

家に帰ってから、創ってみました。

アートというほどのモノではございませんが

「無」の三部作という事で…


「無駄」



額装してみました。





「無理」




そして…


「無視」






今夜もちまちま

ひとり作品展

… (~_~;)


清水 由美

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中之条ビエンナーレ

2015-09-23 17:05:24 | まちづくり
アタマがガチガチに凝り固まっているオトナ向けのイベントです。



とても1日では廻りきれませんが、
メイン会場の中之条町中心部、
旧中之条小学校と伊参スタジオの作品群を鑑賞するだけで

柔軟なアート脳が出来上がります。(*^^*)



名物の長英蕎麦を食べに寄った道の駅の

上空にも…




中之条小学校旧校舎の教室にも…









階段下にも…



伊参スタジオとして知られている
旧木造校舎の教室にも…



体育館にも…



校庭にも…





あっ、これはタダの物置き場??



コレもタダの雑草だ!



何もかもが、アートに見えてきます。



町の酒蔵にも…



ナニこれ⁈

なんて、いちいち意味を考えるのではなく、

感性で楽しみましょう。





年のせいで鈍くなりつつある感性が刺激を受け

( 私も何か創りたい‼︎ )

という気になってきます。


素晴らしい中之条ビエンナーレ‼︎


町をあげての取り組みが伝わってきます。

こちらオマケ…

寿司ネタになった気分を味わえる
お寿司屋さん2Fの

体験アート… (^^;;




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