声の仕事とスローライフ

ただ今、仕事と趣味との半スローライフ実践中。遠方の知人友人への近況報告と、忘れっぽい自分のためのWeb忘備録です。

リハーサルin自由が丘

2024-07-31 16:24:00 | 音楽・オリジナル曲・YouTube
コンクールの前にリハーサルで都内に向かうのは、
1990年の童謡コンクール以来のことだ。

この時は「おはなしゆびさん」を歌った。

リハーサルというよりレッスンに近いものだったが、とても勉強になった。

あの時は中田喜直先生がご健在で、
「エプロンのポケットから人形出しながら歌う演出がよかったよ」と褒めていただいた。

歌については特に何も言われなかったが、
楽しく歌わせてもらい、全国大会で銀賞をいただいた。

今日のリハーサルは、どんな風に行われるのだろう…と思いつつ、自由が丘に向かった。

リハーサル場所は主催者のNPO法人が入っているビルの3階にあるLIVEハウスだ。

ガラスドアの向こうから高らかに歌い上げる『愛の讃歌』が聞こえた。
アーティキュレーションの豊かな伴奏に乗ってボーカルに熱が入っている…

出演者名簿を見ると『愛の讃歌』を歌う人が2人いる…
きっとそのうちの1人だろう。

(勇気あるなぁ…)

誰でも知っている歌ほど難しいものだ。

オリンピック開会式のレセプションでセリーヌ・ディオンの『愛の讃歌』を聴いて泣いた…

魂が揺さぶられる歌…と言うのは、こう言うことか…と改めて思った。

そして、
(当分、愛の讃歌は歌えないなぁ)

と思った。


シャンソン初心者の私にとってコンクールは、陸上競技のハードルそのものだ。

1つ超えても、次から次へと難関が待ち構えているわけで、軽々と飛べるものではない。

こんなレベルのピアノ譜では失礼ではなかろうか…と思いつつ、恐縮しながら譜面を差し出した。

それを元銀巴里のピアニストF氏は、軽くジャズ風にアレンジして弾く…

…流石である。

そのうえ、
「こっちで演ってみて」
と半音上げることを提案してくださった。

躊躇していると、

「こっちのほうが色彩感があるし表現が豊かに聞こえるわよ」

と主催者からのアドバイス。

確かにステージ上で歌う場合は、もっとブリリアントな声のほうが映える。

コーダも付けた方がいいとの事で
急遽、フランス語でコーダを付ける事になった。

リハーサルというよりレッスンを受けた印象だ。

とても勉強になった。

本番まで、あと1週間…
半音高いキーで歌う練習をしなくては…。


トップ画像は、
ちょっと変わった名前のカフェでリハーサルの前にひとりランチした時のもの。

ワンプレートの中身は、

スープ&レタスサラダ
シュリンプカレーパン
玄米あんぱん
クリームパン
抹茶ムース
アイスレモンティー

どれも美味しかった。








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雲海の上には懐かしい人がいる

2024-07-30 09:46:00 | Diary
トップ画像は広島からの帰りに見えた駿河湾辺り…

海に浮かぶ小さな島の上に、まるで誂えたようなサイズの雲が覆っていた。

不思議な光景だった…

新幹線のほうが広島駅から近い実母の眠る菩提寺に行くのは楽なのに、

なぜ飛行機にしたのだろう?

答えは簡単だ。

私は飛行機に乗るのが好きなのだ。

特に飛び立つまでの加速と飛び立った瞬間に地上からフワリと浮かんだ感じがたまらなく好きだ。

それ以上に空から地上を眺めるのが好きだ。

毎回あまりにも熱心に窓の下を眺めているので、降りる時にCAさんから、

「景色を楽しんでいただけましたか?」

と声をかけられる事もあるほど…

(^_^;)


妄想も膨らんで、
雲海の上を飛んでいる時などは

懐かしい人々が、
白い雲の合間からニコニコ笑いながら手を振ってくれているような気がするのだ。

最初に見たのは、
4歳の時に交通事故で亡くなった近所のカズくんだった…

18歳年下だったカズくんも元気でいれば、オジサンになっているなぁ…

夏休みに朝寝坊していると、勝手に部屋に入ってきて

(ユミネエチャン、オキテヨ!アソボウヨ‼︎)

と起こしに来たなぁ。
可愛かったなぁ…

今頃は生まれ変わっているだろうな。

一昨年と昨年、亡くなった従弟妹たちも
そのうち手を振ってくれるかな…

また会いたいなぁ…















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参加することに意義がある

2024-07-29 16:06:00 | 音楽・オリジナル曲・YouTube
左瞼のピクピクが気になっている。

早寝早起き習慣は身についたが眼の疲れは取れない。

眼科で2種類の目薬を処方して貰って1日6回さしているが、
効いているのかどうかも分からない…

まぁ、何もしないよりマシか?

ようやく仕事が一段落して、8月からは本格的に外壁のリフォームについて考えようと思っていたら、

都内に出かける用事ができた。

6月の中頃に音源審査を申し込んでいたコンクール主催者から、

先々週、予選通過の封書が届いた。






昨年の秋は、日本シャンソン・コンクールに出場したので、

今回のチャレンジは、シャンソンでは2回目になる。


昨年と同じ曲を歌うが、
今回は2番を日本語で歌った音源を送った。

1曲を深めるのもなかなか面白い…

その事前リハーサルが31日の午後になった。

楽譜持参との事だが、この譜面で大丈夫だろうか…

ピアノ伴奏は、銀巴里で金子由香利さんと共演されていたピアニストだと言う…

なんだか、恐れ多い。
(・_・;

だけど、とても嬉しい。

オリンピックと一緒にして申し訳ないが、
参加することに意義がある…そう思えてくるのだ。

音源審査を担当された方々は、長くバックバンドを担当したプレイヤーや実際に歌手活動をされている人たちである。

審査では、公平を期すために名前も年齢も伝えずに音源だけで選んだと主催者のblogに記載されていた。

その中で選んで貰ったことが何より嬉しい…

その上で、気持ちよく歌えたら、こんな幸せなことはない。

昨年のけやきホールでのコンクールは初めてのチャレンジだったので、かなり緊張したせいか、

送られてきたDVDを聞いてみると声が萎縮しているようだった。

今度は、もっと伸び伸び歌いたいものだ。

予選通過の連絡から本選まで期間が短いと言うことは、

参加者は場数を踏んでいる人ばかりという事だろうと思う。

そのお仲間に入れて貰えるだけで光栄ではないか。

本選の模様は、YouTube配信されるらしい…

どうなることやら。

(-。-;











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今時分の若者思考

2024-07-29 15:11:00 | 最近の話題
最近は、顔を見せずに作家活動をしている人たちが増えているらしい…

この本の作者、麻布競馬場さんもその1人。

直木賞候補になったとTVのニュースで取り上げられていたのを聞き、

早速、図書館で借りてきた。


この辺りの図書館では、
利用者の傾向がハッキリしていると言うか偏っている。

『九十歳。何がめでたい』は、何人もの予約が入っていてなかなか順番が来ないが、

『女帝・小池百合子』は、すぐに借りられた。

とはいえ、実際に芥川賞や直木賞を受賞した作品はダメだ…
今年の直木賞の『ツミデミック』は、115
番目だった。

借りられるのは、1人2週間だから、誰もが期限を守ったとしても、
単純に計算して4年以上待つことになる…

そんなには待てない。

なので手っ取り早く、候補に上った時点で面白そうなタイトルのものを借りてくる…


如何にも屈折した若者たちが登場しそうなタイトルである。

オムニバスタッチの短編の寄せ集めで、

今の若者たちの日常が描かれている。

…というより、私のような昭和世代の人間が、
平成生まれの若者たちの思考や嗜好を知るにはピッタリの内容ではないか?

と読みながら思い始めた。

意味不明の省略語や流行り言葉がたくさん出てくるため、
サクサクとは読めないが、その都度、意味を検索して理解する…

そのため、僅か20編の短編を読むのに何日もかかった。

で、残ったのは何か…

なんだろう。

今、それを考えているところだ。







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リフォーム業者の選び方

2024-07-25 19:01:00 | Diary
原爆ドームは近くで見ると、
とても頑丈な造りだ。

もちろん、メンテナンスに時間も予算もかけているが、構造自体も美しいし、

もしこの建物が被曝せずにそのまま残っていたとしても文化財級の建物として保存されただろう…

こんなに間近でドームを見るのは何年ぶりだろう…

これほどの歴史的な建物を前にしても、

私のアタマに浮かぶのは、
我が家のリフォームの件…

一度、アタマをリセットしようと思ったのに、なかなか離れないのだ。






ネットで問い合わせた見積もりのサイトの紹介で、

あれよあれよという間に、
見積もりに来る業者が5件になってしまった。

ある業者など、
せっかく丁寧に説明をしてくれる業者だと思ったら競合他社の事を

「あそこは安かろう悪かろうですから」
なんて悪口を言う…

余計な事を話し過ぎるのもNGだ。

根掘り葉掘り訊いて共通の趣味を見つけ施主と仲良くなるのは常套手段だが、

「相見積もりをとっているので必ずしも御社でお願いするお約束はできないのですが」
と言うと、一瞬顔色が変わった…

ちょっとした仕草にホンネが見え隠れする。


建設業者の研修も長く担当していたせいか、
施主にとって信頼できる業者と、そうでない業者について考える事が多い。

営業担当者の押しが強いのは苦手だ。

見積もりが出ていないうちから、我が社に任せてくださいと言われてもねぇ…

困るんだよね。

(~_~;)
















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実母の十三回忌

2024-07-25 16:53:00 | Diary
広島行きの目的は、実母の十三回忌だった…

亡くなったのが2012年の7月24日だから昨日が命日だった。

ところが、
あれこれ準備してくれていた実妹が急病で法要を急遽とりやめた。

参加するのは実姉の私と妹の家族、そして甥っ子の家族だけだから、

法要は、後日お寺の都合を訊いて予定を組み直せばいい。

今回は一泊旅行のつもりで、3ヶ月前に産まれた甥っ子の長男を抱っこしに行こう…

そう思っていたのだ。

幸いにも妹の症状は軽いようで発熱もなければ、食欲もあるらしい。

土曜日までは自宅隔離で誰にも会えないと言うので、
ホテルからLINEビデオで3時間も話した。

話していると楽しいには違いないが、
やっぱり直接会えないのは残念だ。

でもまぁ、
こんな事もあるんだなぁ…

ふと、脳裏に朝の散歩中に立ち寄った平和記念資料館での展示物が浮かんだ。

当時、東京帝大に通っていた男子学生は、たまたま、実家に帰省していて被爆し亡くなった。

人生には、あれが生死の分かれ目だった…と思えるようなタイミングがあるのだ。

今度はいつ来れるだろうか…

自分は今のところ元気だけれど、
いつまたどうなるかわからない…





身体は元気だが、ちょっとアタマが疲れているようだ。

この1ヶ月間は、あまりにもバタバタし過ぎた。

通信回線の業者替えに、
外壁塗装の業者たちからの連絡で、もう何が何だか…


そもそも、その原因を作ったのは自分だ。

ある日、
「外壁をアルミに替えませんか?」

という飛び込み営業の新人社員が来た時から、
我が家の古びた外壁についてリフォームを真剣に考え始めた。

流石にアルミの外壁は合わないし、450万もの見積もりを見せられて即答はできない。

3日後までに決めてほしいと営業担当者から言われて、目が覚めた。

契約を急がせる業者は要注意だ。

翌日、すぐに断りの電話を入れたが、
その後で外壁塗装って、どのくらいかかるのだろうと思い始め、

相見積もりのサイトに問い合わせしたら、
毎日のように見覚えのないメールや電話の着信が届くようになった。

名前も似通ったサイトばかりで、
自分でも何が何だかわからない状況、

とは言え一応、見積もりだけでもとってもらおうと決めて

無料見積もり専用サイトで地元の3社を紹介してもらった。

そのうちの2社が下見と計測にきたが、
対応するのに、とても疲れた。

落ち着かない毎日で、外壁のリフォームを考えるにがイヤになる
(−_−;)

この件については、またアタマを冷やして冷静になって考えよう…











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梅雨明けの憂鬱

2024-07-25 15:40:00 | 報道 ニュース ワイドショー
つくづく自分がイヤになる…

とにかく失くし物が多い。

先週からスケジュールを記入した手帳が見当たらない…

一昨日は、都内での仕事が終わって仕事先を出た途端に後ろから誰かが追いかけてきた…と思ったら、

スマホを忘れていた。

「コレないとタッチ&ゴーできないでしょ?」

と言われて、
もし空港で気がついたらパニックになっていただろう…と思い、

すぐに気がつき追いかけてくれたスタッフのNさんに感謝した。

羽田から広島空港に着いた時は午前の仕事の疲れも出てきたのかボーッとしていた。

降りる直前に荷物ロッカーからリュックと羽田で買った土産の入った紙袋を出したが、
その紙袋の中から1つが外に出てしまっていたことに全く気づかずに降りてしまった…

ロッカー奥に転がってしまったお土産の箱は私には見えないし取れない…

そもそも、座席上のロッカーは背の高い人向けにできているのだ。

そんな当たり前の事に気づいたのが
帰りの便の機内で、
通路に立っていたモデル体型の客室乗務員の手の長さを見た時だから、

気づくのが1日遅かったというワケだ。


オマケに、2つ買ったお土産の生菓子の箱が1つ足りないと気づいたのがホテルに入ってからだから、私は相当鈍い。

足りない分をどうしようか…気分がますます重くなった。


翌朝はチェックアウトまでに時間があったので、
気分転換を兼ねて近くの平和記念公園周辺を散歩。


被爆アオギリの周辺がやけに騒がしいと思ったら、マスコミ各社が何やら取材中。

すぐ横のG7広島サミット記念館の屋根に工事スタッフが昇って作業をしているようだ。

お昼のニュースで、

《被爆アオギリがG7広島サミット記念館の白壁の乱反射の影響を受けて弱ってきているため遮光シートを着ける工事を実施した》

と言うのを聞いて納得。

何だかなぁ…
(-。-;


このところ、何をしていても気分がすぐれないのは暑さのせいもあるが、

どこか少しずつ歯車がかみ合わないタイミングの悪さも影響しているようだ…

う〜ん、
どうしたものだろう。

(−_−;)






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早朝の街

2024-07-23 07:25:00 | Diary
都内出張で早朝の新幹線に乗るために
自宅を5:30に出た。

昨年から担当している仕事だが
これまでは電車の遅延や、仕事の段取りなどが気になって、

周りの景色を見る余裕がなかったらしい…

今日は午前の仕事終わりで広島に飛ばなければならないが、

気になっていた遅延も解消され電車の移動には問題無さそうだ。

後は飛行機が予定通り飛べば、今日のスケジュールは無事に終わる。

早朝の最寄り駅までの車の中で、そんな事を考えながら運転していると、

追い抜いたバイクがバックミラーの視野に入ってきた…

今流行りの中高年ライダーだ。
年齢は、60代?

その胸の辺りに何か茶色のぬいぐるみの様な物が乗っている…

いや、ぬいぐるみではない、小型犬だ。

目がまん丸のカワイイわんこがちょこんと乗っているように見えるが、

よーく見ると抱っこ紐の様なモノに入れられて、おとなしく乗っているのだ。

犬を抱っこして乗るのは、頗る危険な行為だが、
早朝なら見つかることもなく、移動できると言う事なのかな?

わんこの無事を祈りたい。

6時前の街中は、車も少なく歩道を歩く人はいない…

いやいや、それがいたのだ!

白いイヤホンをつけて、紺色のTシャツに半ズボン姿。

リズムをとりながら大袈裟な歩き方をしている人がいるなぁ…

と思ったら、
なんと知人のHさんだった。

声をかける雰囲気ではないので、見なかった事にしよう…

彼も年相応に貫禄が出てきている…ダイエットと健康維持のために早朝ウォーキングをしているのかもしれない。

在来線を乗り継いで、新幹線に乗る。

フレックス通勤のビジネスパーソンで6時台の新幹線は本数も多い。

通路を隔てた席に女子高生が座った。

見たことのない制服だ。
新幹線通学とは…お金持ちのお嬢さんかな?

朝ごはん用のラップに包んだおにぎりと小さめのカップ麺が前のテーブルに置かれている…が、
食べる気配はない。

そういえば、
以前、ボイスレッスンに来ていた医大生も高校は都内の有名私立に毎日新幹線で通っていたと言っていたっけ…

彼女は今どうしているだろう…

見慣れない制服の女子高生が帰ってきて、
大宮で降りた。
都内の私立じゃなかったんだ。

車窓に差し込む陽射しが今日の猛暑を予想させる。


自宅を出る時、
夫から「ネット、今日から通じないんだよね?」
と訊かれた。

すっかり忘れていたが、22日で今の通信会社の契約が切れるんだった。

プロバイダーの切り替えで、
今日から26日まで自宅Wi-Fiが繋がらないのだった。

新規契約のプロバイダーが開通するまでの4日間は固定電話がないし、

今まで使っていた自宅電話番号も使えなくなる。

『この電話は現在使われていません』

のアナウンスが流れた時、
かけてきた人は、どう思うのだろうか?

まぁ、知人友人の場合はかけないと思うけど…

上野を過ぎた。
間もなく終点東京。

さてと仕事モードに切り替えよう!









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憚ることなき人

2024-07-21 07:28:00 | 最近の話題
両替えした中に2枚だけ北里さんが入っていた…

小学校で氏の偉業について取り上げた教科書を読んだのは遥か昔のことだ。

それよりも私には
我が故郷の偉人である森鴎外が書き残した北里柴三郎とのドイツ留学中のエピソードの方が印象に残っている。



小さくてわかりづらいが、
写真の後列右から2人目が北里柴三郎で
後列の左端が森鴎外だ。

北里柴三郎は森鴎外よりも10歳年上だが、
同時期にドイツに留学している。

共通点は、東大医学部(当時は東京医学校)予科入学時に2人とも年齢詐称をしている事だ。

入学資格に《14歳以上18歳以下》という規定があったが、
できたばかりの曖昧さもあって例外規定で『当分の間、数え20歳でも入学可』となっていたらしい…

当時、北里柴三郎はすでに23歳。
例外規定にも当てはまらなかったので

同郷の先輩である官僚が北里の年齢を4歳ずらしてくれたおかげで、入学資格を得たらしい。

一方の森鴎外は、
北里の逆で入学資格の14歳に達していなかったため、
2歳年齢を水増して願書を提出したと記されている。

当時は年齢を誤魔化すなんて、特に問題にもならないアバウトなご時世だったのだ。

そのアバウトさが、
偉人たちに学ぶ場を与えた…偉業を成し遂げるきっかけを作ったワケだ。

ドイツ留学で知り合った当時、
北里柴三郎は、すでに35歳、森鴎外は25歳。

森鴎外は、留学中のエピソードを記録した日記に、
北里柴三郎を『憚ることなき人』と記している。

考え方の違いや、留学生の立場を弁えない北里氏の行いが原因で、
森鴎外は、彼に良い印象を持っていなかった…

まぁ、森鴎外の視点で書かれた日記だから、何とも言えない…

お札になった北里柴三郎に、
お札になれない森鴎外は悔しがっているだろうか?

まぁ、愚痴ぐらいはこぼしているだろうなぁ。
(^^;;





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梅切らぬバカ

2024-07-19 06:31:00 | Diary
ここ数日は業者さんの出入りがあり
バタバタと落ち着かない…

きっかけは何だったんだろう…

長年使っていた大型のFAXコピー機を処分した事だろうか?

ついでに…固定電話やプロバイダーのリース契約などの全てを解約。

新たに今加入している携帯電話会社でパック契約したのは良いが、

既存の回線から新たな回線への移行がうまくいかない…

本来なら12日に工事が終わっているはずだったのに、
梅の枝が邪魔で工事ができないと言って配線工事が延期になったのだ。

「梅の木を切ってもらえますか?」

と訊かれ、10本以上もある梅の枝を

(私に切れと言うのか?)

と思ったが、
いずれにせよ雨の中ではどうにもならない…

工事日を18日に変更してもらい、
その旨を帰宅した夫に伝えると

「そんな話、聞いた事ないぞ!」と夫が激怒。

その後、話が二転三転して、
梅の木を切らずに既存の線を使う事で話は決着したが、

もう何が何だか…


何度も同じ説明をして、わかったのは、

工事担当者と窓口担当者の話の食い違いが原因だという事。

契約は携帯電話会社の窓口担当者、
現場での工事は別会社が請け負う…

その工事を担当する会社の予定を窓口担当者は把握できないらしい…

しかも対応に時間がかかる。

窓口担当者が工事予定を即答できないため、
毎回、こちらの都合を訊いてくるが
工事の希望日を3つ挙げても

回答は1週間後になるため、どんどん予定がずれ込んでいく…

両社の連携が全くできていないのだ!

その上、
梅の木を切れ…とは。

夫のクレームを受けた工事担当者いわく

「言葉足らずでした!伐採班というのがウチにあるので、それに切らせると言えばよかったですね…」

との事。

それなら

「切ってください」じゃなくて
「切らせてください」だろうに…

(−_−;)

もう、ぐちゃぐちゃ…

いずれにせよ、
コミュニケーションを扱う講師としては、
今回もよい勉強になった。

また何処かでネタに使おう!

一昨日から夫は新潟に出張中だが、
その留守を狙って来客あり…

声をかけたが無視された。


Amazon primeで『梅切らぬバカ』を観た。

むしゃくしゃした気分が一気に消えた。















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