声の仕事とスローライフ

ただ今、仕事と趣味との半スローライフ実践中。遠方の知人友人への近況報告と、忘れっぽい自分のためのWeb忘備録です。

空気が違う

2015-11-29 22:18:49 | 最近の話題
このところの大河ドラマは、地元が舞台になっているので必ず観るようにしているのですが、

「コレ、ぜんぶ本当なの?」

と言いながら、

「その割には、低迷してるよね。」

…と、時々

最近の為体ぶりと比較したくもなります。



これが真実なら、

「当時の群馬県令の力って相当なものだったんだね」


今夜の富岡製糸場の存続危機を救うための嘆願書を提出したのが
楫取素彦だというストーリー…

甚く感動したところまでは良かったのです。


ところが、
歳のせいでめっきり涙腺が緩んできた夫は、

ショボショボした眼をティッシュで拭きながら

「でも、なんか違うんだよなぁ…」

と…ボヤいています。(~_~;)


そして、

「群馬は空っ風が吹くのが普通だろう、
もっと砂埃が混じってるんだよ空気に …
今日のドラマの空気は山口だよ 」

…と。


そう言われてみれば、
長州と上州の空気は全く違います。


昨年まで毎年のように
私の郷里、島根県益田市に帰省した際は
必ず隣の萩市に立ち寄っていた夫、

温暖な気候が気に入ったようで、
存分に、その空気を吸って群馬との違いを実感したのでしょう。


ドラマの中で、土地の空気感を出すのは
方言と同じくらい重要なポイントだと思うのですが、

映像でそれを表現するのは難しいですか?

う~ん、
言われてみれば…

今日のドラマ中の白いカーテンの揺れ方は、
ちょっと違和感がありましたかねぇ。(^^;;


清水 由美









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FTDをご存知ですか?

2015-11-28 20:09:11 | Diary
最近のニュースで頻繁に取り上げられている認知症患者の増加…、

私も何十年も前に祖母の症状を間近で見て以来、

実母、義父、そして今度は実父と現在進行形で、認知症患者と向き合っています。

その症状も、
当たり前のようですが、三者三様に異なります。

レビー小体型のアルツハイマーだと診断された実母、

そんな病名が世間一般には知られていなかった母方の祖母の時も、同じ症状でした。

私がまだ高校生だった頃のこと

ある夜、いきなり

「ほれ、アレを見てみんさい!天井から小さい傘が降りよる…」

と言ったかと思えば、
誰もいない廊下に向かって丁寧に

「ようこそ、お越しくださいました」

と言って三つ指ついて正座し、空間に向かって挨拶するのです。


実母の時は、早くに気付いて治療をしていたのですが、
最期まで合う薬がなく、現実と妄想の狭間を往き来していたようです。


義父の場合は、全く異なります。

在宅介護とデイサービスを利用した2年半、義母は、

「私の手を滅多に煩わせる事もなかった」
と言います。

暴言を吐く事もなく、おとなしく寝ている時間が長く
私や夫が行くと、いつも子供のような眼でジッと見ている…

糖尿病と脳梗塞に起因する脳血管性認知症…


そして、
今、対峙しているのが実父の認知症ですが、これが一番厄介なタイプです。

専門医から

「良い事、楽しい事は全て忘れ、怒りの感情のみが蓄積される」

前頭葉に障害が出てくる病気のようです。

「前頭側頭葉変性症」(FTD)

症例が少なく研究段階で、原因も治療法も不明との事…。

精神安定剤が処方されたようですが、実父は相変わらず飲もうとせず、

いつも“怒り”をぶつけてきます。

何に対しての怒りなのか、本人もわからないようです。

一口に認知症といっても、症状は様々なのです。

通常のアルツハイマー型の介護方法が
前頭側頭葉変性症の場合は適切でない場合があるとのこと…

わかりやすいページを見つけました。


http://www.kikuchi-nhp.jp/pdf/monowasure_gairai/monowasure_gairai201206.pdf


24日に診察してくれた専門医からは、入院を勧められていますが、

当然ながら本人は拒否…
判断が難しいところです。(~_~;)











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ロシアンブルー

2015-11-27 15:19:20 | Diary
仕事帰りなどに

よく癒しを求めて、ペットショップ巡りをしています。

今日も出張セミナーの帰りに

以前から気になっていた猫のいる
ペットショップに立ち寄りました。

ショップの入り口から見えるケージに入れられたグレーの綺麗な猫を見つけ

近づいて行くと、

ショップの店員さん?(店長かも)は電話中でした。

奥のケージにも同じ種類のグレーの猫が入れられているのを

覗き込んだ時、

店員さんが電話を中断し、

「そっちは引っ掻きますので注意してください」

と言って、再び受話器を取って話し始めました。


何か問題がありそうな…

内容はわかりませんが、楽しい話ではなさそうな様子…

仕入額の交渉でしょうか、
厳しい表情が、近寄り難さを感じさせました。



ケージに入れられたグレーの猫は、手を出すと体をすり寄せてきて甘え上手、

しかも金茶の眼が、とても綺麗な器量好しさん…、

電話が終わった頃を見計らって

「このネコちゃんは、何という種類ですか?」

と訊くと

「ロシアンブルーです」

とのこと…。

「あぁ、これがロシアンブルーですか…これは
売っているんですか?」

と訊く私に

「いえ、飼っているんです」

と、素っ気ない答え。

「以前は繁殖させていたんですが、今はやめちゃったんですよ」


「このこは何才ですか?」

「12才くらいです」

…と、まぁ一応こちらが訊いた事に答えてはくれましたが、

最後に

「実は、以前ここでプレーリードッグを買った事があるんです」

と言うと

「今は輸入できないんですよ」

「知っています、国内繁殖だと20万くらいしますよね」

「いや、もっと高いですよ」

「ちなみにロシアンブルーは、お幾らくらいですか?」

「15、6万ですかね」

「そうですか、プレーリードッグより安いんですね」

そこまで、話した時ふと

( この人は、私が単なる冷やかし客だと決めつけているのかも…)

と思いました。

本当は、

「このロシアンブルー、譲っていただけませんか?」

とノドまで出かかっていたのです。

だって、繁殖させるために飼っていて
繁殖が終わってもケージに入れっぱなしなんて…

かわいそうでしょ?(~_~;)



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きちんと生きる

2015-11-26 19:56:40 | Diary
ここ数日間、

義母と一緒に生活してみて

( あぁ、そうだったんだ…)


と気付かされる事が多々ありました。


義母の日課は

朝起きてすぐにネコのトイレ掃除、犬猫のエサやり、

庭の植物の手入れ、玄関先から接道の掃除、

そして家の中の掃除、洗濯、

それが終わると朝食、

午後は、昼寝や読書、

夕方から犬の散歩、その後、夕食の支度

夜は、また読書や日記?への記入、
入浴後に就寝…

と、週一回のデイサービスや、ヘルパーさんに頼む買い物以外は日課が決まっています。


10年前に免許証を返納し、
通院や買い物も、お天気がいい日は自転車、

普段は背中が丸まっているのに

自転車に乗る姿は背筋が伸び、ペダルも軽やかで颯爽としています。


寝たきりの義父を2年半介護し、看取り

そして、今はようやく自分の好きな風に時間が使えるようになったと言う義母に

「それなら、もっとノンビリ過ごせばいいのに…」

と言うと、

「怠けるとキリがないでしょ?自分で決めて動かないと、どんどん身体がなまって動けなくなっちゃう」

とのこと。


そんな義母の日常を久しぶりに間近で見て、

きちんと生きる、

というのは出来そうで意外に難しい事なのかもしれない…

でも、それができる人は、やっぱり表情が輝いている…

相変わらず綺麗な義母の顔を見ながら

( 生き方って顔に出るんだな…)

と改めて思った、至らぬヨメなのであります。(~_~;)






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ご苦労さんです

2015-11-24 14:49:07 | アナウンサー 話し方 企業研修 ビジネス
大阪府知事選で投票場のスタッフから

「ご苦労さんです」と声をかけられ

ブチ切れて暴行した40代の男性が逮捕されました。

声をかけたのは、70歳代の男性とか…


年長者から年下の人への労いの言葉としては間違ってはいません。


役所や一般企業のお客様への声かけで「ご苦労さま」を使ってはいけない、と言われて久しい昨今ですが、


最近は言葉に過敏になり過ぎる傾向もあるようです。

「ご苦労さま」という言葉は、目上の方から言われても、それほどイヤな印象はありません。


ただし、選挙運動などで街宣車に乗ったウグイスさんが

「ご苦労さまです!」

と声を掛ける風景をよく見かけますが、
これは、上から目線の声かけと受け取られても仕方ないですね。

ウグイスさんは、くれぐれもご注意ください。


また以前、ある大病院で血液検査を終えて出てきた途端に

出入り口に立っていた医療スタッフの女性から
「ご苦労さまでした!」

と声をかけられた事がありましたが、

この病院では患者の事を「患者さま」と読んでいるほど丁寧な対応ですのに

「ご苦労さま」という言葉を使っているのに矛盾を感じました。

言葉一つにも、日頃のスタッフの意識や姿勢が表れますね。


清水 由美






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ドラマ寸評

2015-11-23 14:44:56 | Diary
義母と一緒にTVを観ていると
意外な評価に気づかされる事が度々あります。


それが、
高齢女性の平均的な意見や感想と言えるのかどうかは??ですが、

近くに隣り合わせでオープンした、2店のコンビニの品揃え比較と同様に

もし、これが関係者なら

全く無視もできない貴重な意見ではないかしら…と思うこともあるのです。


昨日は、朝ドラと大河ドラマを一緒に観ていました。


朝ドラでは、

「好評なんだってね、このドラマは」

と言いながら、
アサのダンナの新次郎が出てくるシーンで

「この人が評判になっているって美容院の週刊誌に書いてあったわよ」

とのこと…。

( 玉木さんのこと?…もしかしたら五代役のディーンフジオカさんの事かも…)

高齢女性から見れば、

玉木さんもディーンさんも同じように見えるという事ですね。(^^;;


そうかと思えば、大河ドラマでは辛口の意見も…

「ようやく、群馬に来たと思ったけど…
面白くないのよ、ドラマというより人物紹介みたい…」


「三田佳子さんも、ムリしてる感じね。
あんな役しちゃって…お上品な女優さんに似合わない、上州弁も違ってるし…」

…との酷評。(~_~;)

私自身は、三田佳子さんの「かかあ天下」にはとても好印象を持っているのですが…

う…ん、人物紹介ですか。

言われてみれば、そう言うところも無きにしも非ず??








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いい夫婦の日

2015-11-22 08:07:05 | Diary
いろいろありますが、

私は、どこかいつも楽天的なところがあります。

それは歳を重ねてきたせいもありますが、

何より、

欠点も含めて、

私をよく理解してくれているパートナーの存在があるからだと思っています。

実は、あの“事件”以来、
警察のアドバイスもあり、避難生活を続けていまして、

義母のところから仕事に通う毎日…

もう一週間、家を空けています。

実父の世話は、夫に任せきりなのです。(~_~;)

申し訳ない…と思いつつも、
休ませて貰いました。

おかげで、久しぶりにぐっすり眠れました。


そろそろ帰らないと…。

今日は、いい夫婦の日ですものねぇ…。








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家内安全祈願

2015-11-21 17:14:04 | Diary
大宮での仕事帰りに

氷川神社に参拝して来ました。




ここは、

数年前に埼玉県の観光ボランティア養成講座の講師を担当させていただいた時に

何度か訪れた思い出深い場所でもあります。


境内や参道は、
折しも七五三のお参りに訪れた家族連れで賑やかなこと!




紋付袴姿や晴れ着に身を包んだ子供たちの歩きづらそうな足取りを見ていると

二十数年前の息子たちの時のことを思い出し、自然に笑顔になるものです。

困った時の神頼み…は、虫が良すぎるのではないかしら?と思いつつ…

少し苦しい思いをしないと御利益はないだろうと勝手に決めて

本日の仕事先会場から、2.6kmの道のりをテクテク歩き、帰りも大宮駅までの道を約20分歩きお参りしました。


往復4kmは、普段の私なら問題なく歩ける距離ですが、
2時間半立ちっぱなしの仕事の後の4kmは結構堪えます。




その帰り際、鳥居付近に意外なものを発見、戦艦武蔵の碑です。



昭和17年広島の呉での戦艦武蔵竣工式に氷川神社から6名の神職が訪れたとの事で、

武蔵には艦内に氷川神社の「艦内神社」である
「武蔵神社」があったそうです。

不思議な御縁ですね。

前回、気付かなかったのはそれもそのはず、
先月24日に建立されたばかりの碑だそうです。

ふと、病んでる海軍出身の実父の事を思い出しました。(~_~;)

無病息災は年齢的に無理な注文、

せめて…と言う思いで、家内安全を祈願して参りました。


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女性限定セミナー

2015-11-20 22:59:27 | アナウンサー 話し方 企業研修 ビジネス
本日は2回目の女性セミナー

営業トークのポイントや会話のコツ、
説明の仕方がテーマでした。


来年の干支について
アクティブリスニングの練習中、

つい女性ばかりだと気を許してしまって

「私、来年年女なんです」と口を滑らせてしまいました。

すると、ある受講者の方から、

「✖️4じゃないですよ…ね?」

「だって、35年前に自衛官されていたんでしたよね?✖️4だと計算が合わないと思ったので…」

…と。(^^;;


干支は、ごまかせませんねぇ…。

スルドイつっこみ、さすがです。

伊勢崎あづま商工会女性経営セミナー参加の皆さま、

楽しい時間を、ありがとうございました!








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私はクレーマー?

2015-11-20 10:56:15 | Diary
介護福祉士である実妹のアドバイスをもとに
現在、いろいろと手を尽くしております。

なかなか動いてくれない地域包括支援センターのスタッフに懇願し、

初期認知症を支援する専門チームのお力をお借りして、

好々爺から突然、鬼の顔に豹変する
素人では理解不能な実父の症状について

専門医を紹介して貰うところまで、ようやくこぎつけました。

…ですが、

まだまだ、問題はこれからです。

実父の症状を改善できる手立てはあるのか
また、家族で看られない場合は、今後どうするのか…

自分は全く健常だと主張する実父を、
どう説得して病院に連れて行くか…

機嫌の良い時なら、連れ出せますが

通院予約をしていてもタイミングが悪ければ
ムリです…。

悪天候や極端に寒くなる日などは、
特に不機嫌です。


実父の件で相談する時、

「おまえは、どうやら厄介な家族だと思われているようだ。連中は、随分と構えていた様子だった…」

と夫が言っていましたが、
私は、それも致し方無いと思っています。



冷静に話しても聞き入れては貰えない…

ならば、強い口調でお願いしないと動いてもらえない…

実妹からのアドバイスもありますが
私自身の心が、そうさせたのです。


地域包括支援センターのスタッフの皆様、
専門医の皆様、研究者の皆様、


敢えて、ここに

私自身が今抱えている問題をオープンにするのは、

家族の苦労を解っていただきたいからです。

全国で800万人いると言われている認知症患者の内、

認知症と判定されていないグレーゾーンの患者は400万人と言われています。

実父のケースも、恐らくそのグレーゾーンに入るのでしょう。

何の介護サービスも受け入れないで拒否し続け
家族への不満をある時、爆発させる…

家族は、本当に苦しんでいます。
どうか、ご理解ください。

コメント (2)
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